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海上自衛隊の観桜会 ~双葉園~

お元気ですか、皆様? 岩国の花屋 双葉園です。

今年の桜は、全国的に若干の遅れがあるようでございます。
岩国の錦帯橋の桜も例年より5日遅れ位の4月1日でございました。

恒例の海上自衛隊の観桜会は少々早く、3月30日、3年ぶりに格納庫で行われました。

生け込みはいつものようにベテランの林と一緒に行動でございます。
3月27日に入荷した松前紅豊御車返しをいつものように電気ストーブで開花させ、当日に間に合わせました。

さて・・・、どの位置にしましょうか・・・?

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林さん・・・カメの台車を移動します。
生け込みのバックには広い会場にお客様用のフードテーブルが設営されています。

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淡いピンクの御車返しを中心に紅豊の濃いピンクでメリハリをつけました。

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下方の最後の仕上げに、林さん、がんばっています。
最後はツバキの葉で足下を隠します。

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平成29年の桜・・・出来上がりました。

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格納庫の外には・・・

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さて、夕方の6時から我が奥様とご招待を受け、宴席に行って参りました。
会場に入りますと、おいしそうなお料理がずらり・・・

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そして、生け込んだ桜には、紅豊御車返しの説明文が掲げられています。

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松前紅豊(マツマエベニユタカ)
北海道の松前で浅利正俊が松前早咲(マツマエハヤザキ)と龍雲院紅八重(リュウウンインベニヤエ)を交配させて作り出した。
花径は5cmくらいある大輪で、八重咲きである。花の色は濃い紅色で花弁数が15~20枚くらい。
御車返し(ミクルマガエシ)
花径は3.5cm以上の大輪で、一つの木に一重の花と八重の花が咲くことが特徴。毎年、一重と八重の咲く一もかわると言われる。
花の色は全体に淡く紅紫であり、花の先端ほど色が濃くなっている。
*「御車返し」は牛車に乗った二人が、通りすがりの桜を一重か八重かで論争に也、御車を引き返して確かめたことから名付けられ、「八重一重」とも呼ばれる。

miniDSCF2536 奥様と二人でのショット

余興として山口市の陸上自衛隊による太鼓の演奏がとても迫力がありました。

自衛隊の観桜会に限らず、当店では婚礼、お花見の会、入学式 etc 桜の仕事で忙しくしています。
4月下旬まで続く感じです。
毎年の桜のイベント等々、ご相談を年間通して承っています。

2017年4月11日

広島ブログ

第63回広島花の祭典

3月に入り、春を思わせる暖かい日、まだ冬のなごりのある寒い日が順番巡ってきています。
花粉の飛散もはじまり、鼻がムズムズ・・・目がショボショボ・・・という人もいらっしゃることかと思います。
そんな春本番前に今年も開催されました!

広島花の祭典
miniIMG_0856 お客様を迎える入り口の装飾
この度は、コンパクトなスペースでの開催となりました。
コンパクトといってもデパートのいちばん大きな催し物会場です。
会場は春の花でいっぱいになりました。

もともと広島花の祭典は、広島県内の生産者の技術研鑽、品質向上などを目的とした
花き品評会から始まった催し物です。
この度は、初心に返って、花き品評会をメインに据えて開催することになりました。
しかし、これまでの開催の中でご来場の皆様に大変ご好評をいただいていた「桜」は
やはり楽しんでいただきたい・・・という思いで会場も装飾いたしました。
昨年の大河ドラマ「真田丸」もあり、大阪城と豊臣秀吉の「黄金の茶室」をイメージして
花いっぱいの会場を作り上げました。

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黄金の茶室 黄金の茶室

お城も茶室も手作りなんですよ!

そして、花き品評会。。。この度は広島県内外から325点の出品があり、
とても華やかな品評会となりました。

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これら多くの出品された花きの中から選ばれた最高賞「農林水産大臣賞」と獲得したのが・・・

花の祭典花き品評会農林水産大臣賞
広島県山県郡北広島町 岡広 勲氏出品 スプレーストック カルテットホワイト です。
続いて・・・広島県知事賞

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広島県
廿日市市 (有)とくなが園芸出品 スプレーバラ ピンクワルツ

広島市長賞
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広島県
江田島市 田中ローズガーデン出品 スタンダードバラ サムライ08

農林水産省生産局長賞
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広島県江田島市 田中 智氏出品 トルコキキョウ ロジーナブルーピコティ

中四国農政局長賞
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広島市佐伯区 谷本農園出品 パフィオペディウム

・・・上位受賞をご紹介いたしました。
が、他の花き品評会ではあまりないであろう賞もありました。

外務大臣賞
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高知県 森 隆明氏出品 オリエンタルリリー オリエンタルカナレッド

現在外務大臣でいらっしゃる岸田大臣は、広島選出で
広島の花き業界ではたいへんお世話になっています。
業界の行事にもご案内差し上げますが、お忙しい中、いつも気を配っていただいています。
外務大臣をおつとめの間に、是非、賞を出して頂きたいと相談したところ
快くご了承いただきました。
とても有り難いことで、生産者の皆様にとっても励みになることです。

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壁面緑化の飾り付けや、緑のある生活のご提案。

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生け花も前期・後期にわけて出展していただきました。

miniIMG_1001 黄金の茶室の側では、お茶席も♪

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お花を見て楽しんだ後にはお買い物も楽しんでいただきました。

2017年3月15日

広島ブログ

春のブライダルフェア・・・裏話・・・ ~双葉園~

こんにちは。岩国の花屋 双葉園 です。
立春も過ぎ、暦の上では春ですね。
先般、1月22日に岩国国際観光ホテルにて恒例のブライダルフェアが行われました。
春に向けて、桜がやはり人気でございました。

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残念なことに広島産の桜がまだ出荷が無かったので、山形産の145cmの啓翁桜を使用いたしました。
長さが少々短いので、やぶ椿の特大の枝で真を取っています。
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一週間前に仕入れた花芽は、1mmほど。ピンクの芽が覗いたカチカチのつぼみでございます。
当日に『桜咲く』という状態にするために、まず、バケツに40℃程度のお湯に幹の下をはさみで割った枝を浸けます。
場所は、私の自宅の寝室なのですが、電気ストーブで終日温度管理をいたします。
日中は太陽の光が入るような状態にして、22℃~24℃くらいの温度を保ち、夜はオイルヒーターで15℃くらいの温度にいたします。

太陽の光に当たると、桜の花はきれいなピンク色になり、温度のみなら白色の状態になります。
又、30℃以上の高温をかけると花が咲かず、緑の葉っぱだけが出て参ります。

午前4時くらいから温度が最も下がりますが、外が氷点下になるような時には、お湯を足してやることもございます。
新郎新婦のために、桜散るというような状態には絶対に出来ませんので、八分咲きくらいで当日に照準を合わすのにゆっくりと睡眠もとれません。
寒い1月~2月の桜は、仕入れて店に置くも、温度・日光が足らず、咲かずにだめになってしまうことも多く、長年、桜と向き合って経験してきた開花調節でございます。

反対に4月くらいになると開花を遅らせなければならないときもあるのですが・・・、この件については、また、次回に。

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卓上花は金魚鉢のこの作(↓)が一番人気でございます。

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2017年2月6日

広島ブログ

平成28年 観桜会 ~双葉園~

こんにちは。岩国の花屋 双葉園です。

錦帯橋のソメイヨシノはほぼ終わりになりました。
先般、4月3日に海上自衛隊第31航空群主催の観桜会が開かれました。いつもは岩国基地の格納庫が会場でしたが、今年は岩国国際観光ホテルにて開催されました。

4月3日に向けて、3月28日に仕入をした八重の『御車返し』、『松前紅豊』を開花させるため、透明のビニールシートをかけ、前日まで電気ストーブのファンヒーターを使用して徐々に開花させます。

⇚生け込み前の空の瓶をステージ上に設置。

8~9分咲きにした桜をステージ上に運びます。5mの高さのものはエレベーターに入らず、非常階段寄りの搬入でした。
ステージ上から5mの高さに立ち上げるため、最初に前後左右のバランスを取るため約25cmの太さの幹の胴木も使用し、その後、枝をつくって参ります。いつものように林さん、がんばっています。


出来上がりです。

会場全体・・・

来賓控え室でも桜でお出迎えです。

会場入り口の両サイドには、海自の装備品などが展示されました。その2カ所にも・・・

今まで数多くの桜の生け込みをして参りましたが、今回の仕事が最大の大きさでございました。

2016年4月11日

広島ブログ

第62回広島花の祭典 アレンジメントコンテスト ~双葉園~

こんにちは。 岩国の花屋 双葉園です。

去る2月18日~23日まで、今年も広島花の祭典が開催されました。

昨年は最優秀賞、優秀賞と獲得いたしました。

今年も忙しい仕事の合間の時間に作品作りに集中いたしました。

出品した4人中、二人が入賞。

昭和25年に創業して65年、生け花を主に営業している当店の目玉商品は、花木。

特に春の桜は双葉園のメイン商品です。

4作の中で、必ず1作は桜(八重)を使用することを促し、結果、装飾技能賞を頂きました。

佐古 洋は、初めての受賞、真紀子は昨年に続いての入賞でした。

来年は全員入賞を目標にしてがんばりたいと思います。

別件ですが、2月20日に、オープンのお祝い花に桜一式の装花そ受注いたしました。

これから4月にかけて桜を使ったお仕事をたくさん頂いておりますので、頭の中は「桜」だらけです。

2016年3月1日

広島ブログ

恒例の海上自衛隊岩国基地観桜会~双葉園~

こんにちは。岩国の花屋 双葉園です。

錦帯橋のソメイヨシノも終わり、八重桜の関山が咲き始めています。

先般、4月3日には、昨年に続き、海上自衛隊の地域交流のための観桜会が開かれました。この観桜会は、基地運用に協力する地域関係者に感謝の意を表すと同時に、基地を協同使用している米軍基地隊員に日本の春の行事「花見」を紹介しようと、隊員手作りの料理で行われています。

昨年と同様に大きなカメに桜を高さ4.5mに立ち上げて、さらに今年は主賓席のフードテーブルに桜の装花を飾りました。

3月28日に高さ3.5mの御車返しと松前紅豊を手配してもらいました。

約6日間で、9分咲きの状態にして双葉園号に積み込み。

広~い、広~い格納庫に設営準備を完了しました。


大きく、枝の張った御車返しをまずカメの上口に固定します。

次に紅豊の枝張りのよい3本を順に差し込んでバランスをとります。

下草はやぶ椿です。当店のベテラン、林さんが最後の調整です。

できあがりました!記念のショットです。

ここまでの生け込み作業でかかった時間は、約20分。早いでしょうか?遅いでしょうか?

ベテラン林さんとのあうんの呼吸での作業です。

メイン席のフードテーブルです。

今年は佐古さんもご夫婦で招待します・・・とのことで、会に夫婦で参加いたしました。

いろいろなお料理がたくさんです。岩国の自衛隊さんの考案した「れんこんラーメン」や「岩国海軍飛行艇カレー」がとても美味でございました。

余興として行われたお琴の演奏や和太鼓は桜にとてもマッチし、米軍関係のお客様は熱心に耳を傾けておられました。

2014年4月14日

広島ブログ

桜・桜・桜 ~双葉園~

こんにちは。岩国の花屋 双葉園です。

春のお彼岸も近くなり、寒さももう少しという時期になりました。岩国国際観光ホテルのブライダルも、春の恒例の桜が大人気です。そんな時期に先立って、2月にはホテルの若社長結婚披露があり、いつもの錦帯橋スタイルに立派な老松の枝でラインを取ってみました。葉状のすばらしく良い松で、特に年輩のお客様に好評をいただきました。

双葉園 桜ウエディング

ひな壇の背景

テーブル装花は・・・

玄関ロビーのお迎えの桜・桃・梅

ケーキカット・・・の代わりに、岩国ならではの名物お寿司、岩国寿司のカットです。

待合の席の桜ラックは、池坊東京生成会の加藤先生から譲りうけたものです。

2014年3月16日

広島ブログ

桜への想い ~双葉園~

岩国の花屋 双葉園 さまから、記事が届きました。前回の記事で観桜会の様子をご紹介いただきました。今回はそれにつづき、双葉園さまの桜に寄せる想いがいっぱいの記事です。

~☆~☆~~☆~☆~~☆~☆~

前回に記事にも書きましたとおり、4月5日海上自衛隊岩国基地で開かれた、第31航空群主催の観桜会で、桜の生け込みの仕事を承りました。当店は枝物、中でも桜を使った創作に自信を持っています。

「桜、散る」ということばがあるように、桜はおめでたい席には使いにくいとされていました。しかし、ある時、岩国国際観光ホテルのブライダル支配人から、「桜を使ったブライダルコーディネートはできないか?」との相談を受けました。桜は日本の花、岩国のシンボル。「桜、咲く」という前向きにとらえられるいい方もあります。そこで、思い切って本格的に桜を扱い始めたのが10年から12年くらい前。用いる桜は、散りにくく見応えのある八重桜中心に選び、ご依頼イベント当日に8~9分咲きになるよう開花調節をしていきます。厳寒期には開花調節のため、桜と一緒にお風呂にも入ったこともあります。(笑)練り上げて打ち出した桜ブライダルは注目を受けました。

最近、桜を使った式典や催し物などの受注が増えてきています。当店で桜を使ったコーディネートが承れるのは、お正月用の12月25日頃からゴールデンウィークまでです。

大きなものは太い枝を切るなど、力作業から始まり、手間はかかるし、たいへんですが、あえて挑戦してお客様によろこんでいただきたいと思っています。一番好きな花は何か?・・・と聞かれると、やはり「桜」です。長年培った勘と経験で、花材を最大限に生かして、お客様に双葉園にはまかせられるという信頼をいただけるように努めて参ります。

2013年4月17日

広島ブログ

三年ぶりの観桜会 ~双葉園~

岩国の花屋 双葉園 さまから、記事が届きました。桜の季節も八重桜に変わってきましたが、先日、岩国の海上自衛隊第31航空群で行われた観桜会のお手伝いをされた時の様子が届きました。

~☆~☆~~☆~☆~~☆~☆~

3月29日、岩国の海上自衛隊、岩国航空基地隊から隊長様がご来店。4月5日に開催される観桜会に桜を飾ってもらいたいとのご依頼でした。この観桜会は、基地を受け入れ運用に理解していただいている市民に感謝し、隊員手作りのお料理を食べながら親睦を深める機会になっています。来賓に政治経済など各界の関係者やアメリカ海兵隊岩国基地幹部隊員なども招かれます。アメリカ海兵隊員にとっては、日本文化や料理に触れる機会にもなっているそうです。しかし、一昨年発生した東日本大震災に伴い、自衛隊もアメリカ海兵隊も被災地支援に追われ、中止に。昨年も北朝鮮の弾道ミサイル発射実験警戒のため、中止となり、今年も開催されるか心配されていた中、3年ぶりに開催することになったそうです。ご来店の隊長さんに、桜の種類、使用する器、生け込み方、仕上がりの大きさなどを説明して、この仕事を承ることになりました。

大物の桜、「紅豊」、「御車返し」は4月1日に仕入れました。その他にも、「桜」といっても多種あることを知っていただきたいという思いから、他に「プリンセス雅」、「関山」と全部で4種の桜を用意しました。透明なビニールで桜を囲み、下方から電気ストーブで温度をかけて18℃くらいに保ち、4月5日に満開になるように調整しました。一気に高温にすると、花が咲くよりも葉の方が出てきてだめなんです。変化する天気予報と気温に細心の注意をはらいながら調整していきました。

4月5日、観桜会当日。会場は基地内の広~い格納庫内。10時30分より生け込みを開始しました。

直径約60cmのカメの中心に「紅豊」、両サイドに「御車返し」で真をとります。ベテランスタッフの林さんと仕上げていきました。

林さんが支える間に吸水スポンジを埋め込み、前後左右のバランスをとり、その後は長い枝、短い枝で形を整えていきます。花弁の数や色の濃淡の違いを生かしました。

生け込み自体は約20分で終了。仕上がりは約4mの高さになり、今年一番の大作となりました。

地元の新聞「日刊いわくに」の取材も受け、『ひときわ目を引いた4メートル級の桜の生け込み・・・』と記事にも書いていただいた。

2013年4月16日

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花 うたかた 32

皆様 こんにちは。 甲子園からは若人の元気な声が聞こえる季になりました。各県から選び抜かれた高校生達、郷土の期待を一身に背負い頑張っている姿は、私達に清々しさを感じます。また、全国から桜の開花状況が伝えられ、待ちに待った季節でもあります。地域によれば花見が終わったようにも伺いましたが、豪華で艶やかな桜、日本を代表する「花」です!私事で恐縮ですが、今年は「花見」に赴きたいと思っております。花を生業にする私達です。せめて日本を代表する「桜」の美しさは、毎年心に沁みつけておきたいものです。

花見で見る桜は、概ね「染井吉野」の様に思われます。私達も「桜」と言えば染井吉野を思い浮かべます。然し、いけばなの世界では桜と言えば「山桜」です。吉野の山に咲く桜、その見事さに見え隠れする松の緑、それを模写し机上に表しています。艶やかな桜と常に緑を湛える松、自然なりの美しさを讃えています。

実は、桜はバラ科の植物です。少し意外な感じがしますが、多くの植物がバラ科に属します。例えばモモ、ウメ、アーモンド、またイチゴ、リンゴ、ビワもその科に入ります。桜のおおもとはヒマラヤの山岳地帯が原産地だそうです。北半球の温帯に多く分布しています。日本にも古くからいくつかの固有種が現存していました。彼岸桜、大島桜等様々に有ります。桜自体は自然交配を多く行い、様々な品種があるとともに人工的な品種の傑出も可能な植物です。

唐風分化を受け、花は「梅」が代表的なものでしたが、平安期の国風(くにぶり)分化の影響を受け、また嵯峨天皇が桜を愛し、仁明天皇の在位中に御所の梅が枯れたことにより桜に植え替えたこと等、桜がその地位を確固たる地位を確保したようです。また、平安末期に西行法師の詠んだ「願はくは 花の下にて春しなん そのきさらぎの望月のころ」と言う歌の如く桜の美しさに魅かれた人々が多く有り、より桜が民衆の生活の中に入ったようです。先に述べたように、その後桜は日本を代表する花になりました。

観賞する花、食する実、また私達農耕を行う者にとっては特別な花になってきました。それは桜の名の由来にも見えます。一説によると春の里にやってくる稲(さ)の神が憑依する座(くら)から来ているようです。

現在は染井吉野が多く植樹されていますが、実は桜の中では比較的新しい品種です。東京の染井(現在の豊島区駒込あたり)と言う地区で傑出されたものです。この桜はクローンです。当然樹齢もまだ短く、約120年のものが最古と言われています。

桜開花情報を開いて見ても、多くの名所ではすでに見頃を過ぎており、今週末あたりは散り際の美しさを楽しめそうです。待ちに待った桜もあっと言う間です。葉桜もまた一興かと思います。ゆっくり植物と季節の流れを楽しみたいものです。(児玉)

2013年3月31日

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花のキャンバス イレカエール

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