花と緑のコンシェルジュ 記事担当の和田です。
いつも情報をいただいている岩国のお花屋さん 双葉園さまから、
6月の時期の花材を使ったいけばな作品の画像が届きました。
*****
岩国の花屋 双葉園 です。
創業73年になる当店は、お稽古花を当初から扱っていますが、毎年、新芽の時季には、枝物の花材が少なく、主にする材料に苦慮いたします。
今回は5月末から6月初めに出荷されるギガンジューム、丹頂アリアムの生け花の紹介でございます。
煙草、ギガンジューム、モンステラで生花新風体を生けました。。。と、ベテラン社員の林さんから。
・・・・・
???生花新風体(しょうかしんぷうたい)???
池坊さんのサイトで調べてみました。
参考にしたサイト (←クリック!)
生花(しょうか)とは「江戸時代中期に成立した様式で、1~3種類の花材を用い、草木が地に根を張り生きる姿を表現します。」とのこと。
その中でも、伝統的な型を持つ「生花正風体」と、既成の型を持たない「生花新風体」があるとのことです。
「生花正風体」は、明治時代に成立した様式で、小座敷の床の間にふさわしい小型のいけばなで、数少ない枝で、草木に息づく命に重点を置いていけられるとのことです。
「生花新風体」は、池坊の伝統的な美意識を背景に、色・形・質感や、葉の伸びやかさや枝のはずみなど、草木を多角的にみつめ、様々な美を見出そうとする草木の出生美を表わす生花だということです。
・・・・・
生花正風体(しょうかしょうふうたい)の作品も。
上記作品は「自由花」です。
同じく池坊さんのサイト (←クリック!)を参考にさせていただきましたが、
定まった型はなく、草木の形状や質感にも目を向けながら文字通り自由にいける様式の生け方が「自由花」です。
(花満の)Aレーン担当の新田さんから、スパイラルバンブーを買ってくださいとのこと。
丹頂アリアムを混じえて洋食レストランの会場に生けこみました。
さて、6月16日は父の日です。
この日に向け、ひまわりの一本花束を頑張っています!
2024年6月12日
花と緑のコンシェルジュ 記事担当の和田です。
いつも情報をいただいている岩国のお花屋さん 双葉園さまの超ベテラン社員さん、林さんから画像が届きました。
林さんは、華道池坊で永年お勉強され、双葉園でも大ベテランですが、池坊さんでも大ベテランです。
***** ***** *****
双葉園 林 園子です。
池坊いけばな勉強会で「かきつばた一色」という立花(りっか)を生けました。
名越農園様のかきつばたを使わせていただきました。
かきつばたは水の中で育つものなので、前置(まえおき)という部分、今回は銀宝珠(ギボウシ)の葉を使っておりますが、本来は同じ水の中で育つ河骨(コウホネ)を使います。
いけばなは、その植物sが育つ出生(しゅっしょう)を大事にする勉強ですから。
供用会館での勉強会ですので、バックの本棚で見えにくいと思いますが、こういう生け方もあることを見てください。
***** ***** *****
林さん、ありがとうございます。
みなさま、河骨(コウホネ)って知っていますか?
先日、鉢物のセリに出荷があったのをたまたま写真に撮っていました。
参考までに、こちらに載せておいてみますね。
希少品目になっています。
2024年5月22日
花と緑のコンシェルジュ 記事担当の和田です。
岩国のお花屋さん 双葉園さまから記事が届きました。
万年青とかいて「おもと」と読みます。
~~~~~
ご無沙汰しております。
岩国の双葉園です。
2023年ももう少しですね。
12月9日に松の大市も終了しましたが、いちばん最初にセリにかかる万年青が年々右肩下がりのようです。
当店の支店、平田店の店頭に「大宗観(だいそうかん)」、「都の城(みやこのじょう)」を生け込み、展示、販売を致しております。
生け込みは当店勤続41年の林 園子でございます。
毎年、感じることは葉状には少しの傷みもないことに感服いたします。
あらためて、徳島 JAあなん 相生おもと部会様には頭が下がります。
当店にてお買い求めのお客様には、毎日の消毒などなど説明して、品格のある商品であることの理解をしてもらっています。
白い花器の方が「都の城」、黄色い花器の方が「大宗観」です。
また、来年の干支は「龍」。
平田店長の藤井京子が、スパイラルバンブーを使い、制作中です。
出来上がりはもう少しお待ちください。
他にも、正月リースの商品も、間宮ののが頑張って制作中でございます。
どうぞお楽しみに。
2023年12月16日
こんにちは。岩国の花屋 双葉園 代表の佐古忠春です。
今年の2月に岩国市観光交流所「本家 松がね」にて、桜の展示をさせていただきましたが、12月18日から2022年1月16日まで、ミニチュアアート作品の展示とコラボして、テーマをお正月に係るイベントなので「松・竹・梅」として、新春を迎える生け込みをいたしました。
玄関に入りますと、老松(めん松)、梅の花芽がびっしりとある苔木、青竹を真に約3mにしてあります。
また、順路の初めに大王松、苔木、青竹を天井いっぱいに生け込みました。色味にピラカンサスの実を添えてあります。
めん松を使用しているカメの前に石臼を置き、梅、値引き松をいけこみ、松がねの建物にふさわしくなるようにデザインしてみました。
作品の間に新年を迎えるように、小品を添えております。
私の願いは、12月31日夜から徐々に、梅の花が咲き始めることなのですが。。。
年が明けましたら、咲いていると思います。
ありがたいことに、新聞取材も受けました。
2022年、来年の1月16日までの展示です。どうぞ、お越しくださいませ。
~~~~~
編集担当者より。。。
今年2月の本家 松がねでの桜の展示も拝見しました。歴史と風情のある建物、「本家 松がね」。
最近は、古民家も見直されてきていますが、岩国市の観光交流所として活用されているこの施設はとても素敵です。
錦帯橋もすぐ近くですし、是非、みなさま行ってみてくださいね。
新聞記事を見ると、広島にある建物のミニチュア作品もあるっていうではありませんか!!
お近くの方は、是非、梅が咲く前と、お正月過ぎて梅が咲いてからと二回楽しむのもいいですよね。
2021年12月20日
こんにちは。岩国の花屋 双葉園 です。
先日からのシリーズ「いけばなシリーズ」第3弾は、銀宝珠(ギボウシ)の一種生けです。
この度、広島県の芸北地域の生産者 政木農園さまのギボウシが入荷しました。
銀宝珠は、擬宝珠とも書き、ユリ科の植物です。
「銀宝珠」は池坊の伝書に明記された記名ですが、ふつうは擬宝珠と書いて、「ぎぼうし」、あるいは「ぎぼし」と呼びます。
葉の形が橋の欄干(らんかん)についているギボウシに似ていることからその名があると言われています。
画像は、建物ダイジェスト 今日の用語「欄干」のページからお借りしました
元来は、山野に自生するものですが、現在は栽培されたものが多く、園芸変種の種類も相当あります。
花は6月から8月頃に長く伸びた花茎の上方に暗紫色や淡い紅紫色の大小さまざまな花を総状につけます。生花に生けるときは、花茎の長いもので葉が大きいものが見栄えがして良いようです。
(双葉園 林 園子)
~ ~ ~ ~ ~
またまた初耳!! 擬宝珠と書くこの漢字と擬宝珠は橋の欄干のあの飾りだったとは!!確かに葉っぱの形が似ています。
知らないことがいっぱいで、感心しきりの私でした。(管理者)
2021年7月13日
こんにちは。岩国の花屋、双葉園の佐古です。
婚礼、葬儀のお仕事(花屋では”仕事花”・・・って言っています。)が、激減していますが、華道のお花(おけいこ花)は順調でございます。
岩国市内から20㎞の山間にはいりました美和町で新しい教室の依頼がありました。
******* ******* *******
梅雨の最中であることを忘れるような心地よい風が頬を撫でる中、6月27日より美和町での新しいいけばな教室が始まりました。
初めての人、昔ちょっとやったことがある人・・・様々でしたが、みなさん、枝、花をいかにして綺麗にかっこよく生かしてあげるかを真剣に取り組まれました。
ひと時、なにもかも忘れ、ただ花に向かうそういう時間が持てたことをとても喜んでいただけて良かったです。
~ ~ ~ ~ ~
デッキのようなテラスですね。
しゃくやくの大きな花が豪華ですね~♪
昔習ったことを思い出しながら、新たに学び。。。きっと楽しいひと時だったことでしょうね。(管理者)
2021年6月30日
出品者とその作品の紹介
広島市長 松井一實 氏
広島県副知事 田邊昌彦 氏
サンフレッチェ広島 アンバサダー 森崎浩司 氏
サンフレッチェ広島 クラブ・リレーションズ・マネージャー 森崎和幸 氏
全国高校生花いけバトル栗林公園杯優勝チーム「生花潮流」
広島市立基町高等学校 3年 今村稀美 氏
広島市立広島市立基町高等学校 3年 貫目優美 氏
2019年9月26日
こんにちは♪ 花と緑のコンシェルジュ 記事担当の和田です。
先日は、全国高校生花いけバトルの広島大会の様子をお知らせしましたね。
8月10日ー11日に行われた全国高校生花いけバトル栗林公園杯決勝戦。
取材班(?)は予選だけですが、行ってきました。
会場のレグザムホール。高松駅にほど近い立派な県民ホールの小ホールを使っての立派な舞台です。
香川県での開催ですので、香川県産の花きを中心に全国から種類豊富にお花が集められていました。
お盆前・・・ということで、個人的に私の目を引いた花材は「蓮」。これはどちら産地のものだろうか・・・?
施設も素晴らしく、花材の種類の豊富さ・・・決勝戦に相応しい舞台で、いよいよ決勝大会が始まりました。
全国各地11地区の激戦を勝ち抜いてきた11チーム。
昨年より2地区予選大会が増えたそうです。
広島大会代表のチーム「生花潮流」も堂々としていますね。向かって右から4番目です。
ご覧のように予選はステップ1⇒ステップ2・・・と進んでいくことが説明されました。
予選で1位と2位は自動的に明日の決勝戦に一発で決まり、3位以下は再び対戦して決勝戦を目指す。。。というルールで進められていきます。
広島代表のチーム「生花潮流」は最初の試合に早くも登場しました。
この対戦の各チームの作品です。
いかがですか、どれも5分間で活け上げた作品です。
真ん中の「白」が広島代表の作品です。後で聞くと、4分で仕上げていくのを目標としようと練習を重ねてきたのだそうです。
この大戦の結果は・・・
勝ちました♪
これが4対戦続き、休憩をはさんだ後、予選順位が発表されました。その結果は・・・
なんと!!予選一位通過!
したがって、この時点で決勝進出が確定しました。
いい線行くとは思いましたが、予選とはいえ、一位だなんて!すごい!
この後3位以下のチームが決勝戦を目指して、ステップ2⇒ステップ3と進んでいき、予選は終了いたしました。
そして。。。今日、決勝戦。。。
速報をを入れてもらうように頼んできました。そうしたところ。。。
なんと!広島大会代表 チーム「生花潮流」優勝したそうです!!
詳しいことは、こちらをご覧ください。
基町高校 チーム「生花諸流」、おめでとうございます。
2019年8月11日
こんにちは♪ 花と緑のコンシェルジュ 記事担当の和田です。
7月20日、広島市西区にあるショッピングセンター アルパーク。
この施設の「時計の広場」において、高校生の花いけバトルが開催されました。
この大会は、全国高校生花いけバトル栗林公園杯の予選大会も兼ねていて、この大会の優勝チームは、高松市で開催される決勝大会への参加権が獲得できます。
昨年(2018年)も実は、アルパークで開催予定でした。
昨年、西日本豪雨に襲われた日・・・高校生の花いけバトルのオリエンテーションの前日でした。
そのため、オリエンテーションは中止。。。異例ではありましたが、オリエンテーションなしで本番を迎える予定でしたが、その本番の日も台風(2018年の逆走台風)がちょうど広島を通過し、やむを得ず、アルパークでの開催を断念した経緯がありました。
(翌週、会場を市場にかえて、広島大会自体は無事開催いたしました。)
ですから、今年は特にアルパークという一般のお客様にも見ていただける商業施設を会場に高校生の花いけバトルが開催できることを楽しみにしていました。
朝のアルパーク 時計の広場。。。ここが、高校生花いけバトルの会場となります。
参加校は、広島県・岡山県から7校、15チームのエントリー。
予選を行い、上位4チームが決勝戦に進むことができます。
参加高校生たちは、集合時間として指定した時間よりも30分も早く集まり、これまでの会場の雰囲気とは違うアルパーク会場に緊張した様子でした。
花材が並べられた会場で、出場生徒たちは材料の吟味に余念がない様子でした。
ご覧のように花材もきれいに並べられ、お客様もいっぱい待っていただいているこの会場で、いよいよ高校生の花いけバトルが始まりました。
いよいよ、一般社団法人花いけジャパンプロジェクトの日向代表の進行により、広島大会が始まりました。
オリエンテーションの時に対戦組み合わせ抽選が行われていましたので、その対戦順に予選は3チームずつの5回の対戦に入っていきました。
すべての様子をお見せしたいところですが、ちょっと全部写真が揃っていませんので、その一部をご覧ください。
いかがですか?すべて、予選で5分間でチームで活けた大作です。
初めてのチーム、昨年も出場したチーム・・・男子チーム・男女チーム・女子チーム・・・作戦を立て作戦通りに活けることのできたチーム・思うようにいかなかったと悔しがるチーム・・・
でも、どのチームも5分という限られた短い時間、一生懸命、花と向き合い花を活けていました。
これらの作品の評価をするのは、二人のプロの審査員と会場の皆さんです。
こんな風に、いいと思った方の色を上げてその数をカウントして、場内のお客様の評価をいただきます。
プロの評価と会場の評価は4:6。会場のお客様の評価も重要です。
高校生の花いけバトルは、観覧している皆さんも参加できるという楽しみもあります。
予選5回戦を終え、休憩をはさんだのち、上位4チームの発表でした。
ご覧の4チーム・・・なんと、上位1~3位までは、広島市立基町高校が独占!続いて、昨年の広島代表を出した広島県立誠之館高校という結果となりました。
準決勝からは個人戦。先鋒同士、次鋒同士の対戦となります。
決勝戦は残念ながら、福山誠之館高校は敗退し、基町高校のチーム同士の対決となりました。
会場の皆さんの評価を受けてカウントしている間は、バトラー(選手をこう呼びます)はお客様に背を向けて待ちます。その時の様子。。。
広島大会の決勝を制したのは、広島市立基町高等学校のチーム「生花潮流」。
先鋒同士の対戦では、リードされながらも、次鋒戦で逆転しての勝利でした。
「生花潮流」の二人。
手には優勝の賞状とうどん県へのパスポート♪「これから決勝戦に向けて練習します!」とやる気いっぱいでした。
残念ながら、敗退した14チームですが、チームの中の1~2年生チームには、来年3月に岐阜県で高校生花いけバトルの選抜大会というのも計画されており、それへの出場のチャンスも残されています。
いけばなにスポーツ的要素を加えた今の時代にあった競技としての花いけバトル・・・いかがですか?
高校生たちは、本当に一生懸命に練習し、一方で緊張感を楽しんでいました。
文化部では味わうことが少なかった勝敗が付いたことによる喜び・くやしさ、他校との交流、また勝ったチーム・負けたチームへの称賛・思いやり・・・など、味わえていると思います。
同じフロアでは、高校生の花いけバトル連動イベントとして、ポップアップショップとフラワーアレンジメントワークショップも行いました。
広島県には、菊・・・最近では、洋風の菊のことをマムと呼ぶのですが、マムの育種開発をされているイノチオ精興園という会社があります。
そちらの協力をいただいて、精興園さんで開発された新品種の紹介も花いけバトルの合間に紹介もさせていただきました。
従来の菊といわれている花の形とは違って、洋風な花形も知ってもらおうと、ワークショップそばに紹介コーナーも確保し、アルパークにご来場いただいたお客様に、楽しんでいただきました。
2019年7月29日
年末にさしかかってきました。
お久しぶりでございます。岩国市の花屋 双葉園の佐古でございます。
去る11月8日から11月17日まで、福岡県大野城市にてグランドエンパイアホテル福岡という豪華なホテルがオープン。
その記念に、假屋崎先生の個展が開かれました。10月はじめに連絡を頂き、その個展に使用する枝物、花物に関するすべての調達を任されました。
枝物に関しては、2.5m~3mの桐、貝塚息吹、馬酔木(あせび)、松が各々12~13本。つる梅もどき100本、野バラ30本、山帰来(さんきらい)20本。
そして、全国でも広島市場 花満でしか絶対に見ることが出来ない玉水木。(これに関しては、搬入当日の11月5日に出荷されており、私の判断で追加して納品することにしてトラックに積み込みました。)
玉水木
花物は、アンスリウム(赤、ピンク、白)、オリエンタル百合(白、濃い赤、黄)、トルコキキョウ(ピンク、濃い紫)、グロリオサ(赤、黄)、オンシジューム500本、カスミソウ400本、シンビジューム(黄)300本、モンステラ200枚。活け替えを含めると、総計 約2500本の調達でございました。
常日頃からお世話になっている広島生花出荷協同組合の理事長の濱崎さん、役員の小野川さん、山崎さん、ありがとうございました。(広島生花出荷協同組合は、広島市中央卸売市場に枝物を中心に出荷する出荷者の組合です。)
枝物は「基本的に佐古さんにおまかせする」という文言に責任を感じましたが、OKでございました。
特に玉水木に関しては、お手伝いされた九州の方々も初めて見るということで、大人気でございました。
もちろん、先生、スタッフの皆さんも初めて見るということでございました。
(株)花満の和田相談役、井上さん他各担当の社員の方々、本当にありがとうございました。
特にシンビジューム300本がこの時期に品揃えされたのを見たときには、感無量でございました。
私と林は、11月5日、花満から岩国に帰り、午前9時に岩国を出発。12時30分に現地到着。11月7日まで、しっかりとお手伝いをしました。
広島生花出荷協同組合の理事長の濱崎さんが、設営中のグランドエンパイアホテル福岡に駆けつけられました。
忙しい中にもかかわらず、この度の枝物の手配の件の事もあり、假屋崎先生と一緒に記念写真を撮っていただく時間も取って頂けました。濱崎さんのご了解も頂いて。。。記念写真も掲載いたします。
そして、私たちもいつものように假屋崎先生と記念写真です。
11月7日午後6時。ホテルを出発するときのイルミネーションがとてもきれいでした。
2018年12月2日
こんにちは。花と緑のコンシェルジュ、記事担当の和田です。
ことのほか暑い夏。。。酷暑が続いた夏ですが、お盆を過ぎ、いくつかの台風が過ぎ。。。何となく暑さが和らいだような気がするこの頃です。
タイトルの全国高校生花いけバトル広島大会ですが、結果として無事、広島大会代表を全国大会に送り出すことが出来ました。
しかし、大会までの道のりが険しかった広島大会でした。
前の記事では、7月29日の開催案内を掲載していたのですが、この日は今までに無いルートをたどった台風12号の直撃予報が出ていた広島地方でした。前日の28日、大会準備のため各地からスタッフが広島に集まってくれていたのですが、ご存じの通り、7月初旬の西日本豪雨災害で広島県内各地で大きな被害を受けた直後でもあり、まず、予定通り開催すべきかどうかの検討から入りました。
その日は広島でも数多くのイベントが開催予定でしたが、地域経済のためにも開催できるイベントは基本的に開催の方向で準備を進められてきたイベントがたくさんあったのですが、台風直撃予報にはさすがに勝てませんでした。
悩みに悩んだ結果、やはり、参加高校生や観客の安全をいちばんに考え、7月29日の開催は断念し、8月4日に順延して開催としました。
日程が変わったことで、参加者にももちろん連絡をし、開催会場も再検討。。。たくさんの人に「高校生の花いけバトル」を見て頂けると期待していた商業施設(三井ショッピングパーク アルパーク)での開催は、難しくなりました。
花いけバトル開催の機会に、花き業界の者が、西日本豪雨災害被災者に何が出来るか・・・と考え、チャリティ販売を計画していました。「花いけバトル」の開催は出来ませんでしたが、チャリティ販売のためにご協賛頂いていた花がたくさん集まっていましたので、花いけバトル開催順延を告知しながらチャリティ販売はさせていただきました。この売上金は全額、中国新聞社会事業団・山陽新聞社会事業団を通じて、広島県・岡山県の被災者支援のため寄付させていただきました。
こうして、やっと迎えた全国高校生花いけバトル広島大会を8月4日(土)に、開催場所を広島市中央卸売市場花き部オークションルーム(昨年と同じ開催場所)にかえて開催いたしました。
当初は18チーム(11校)の参加予定でしたが、スケジュールが変更になったため16チーム(9校)での大会となりました。
日程変更になったことで、サプライズもあったんですよ。
ちょうど、長渕剛さんのツアーで広島でコンサートがある日にちょうど重なっていたんです。長渕剛さんの奥様は志穂美悦子さん。志穂美悦子さんは、今「フラワーアクティビスト」として花業界で活躍中です。花いけバトルにもバトラーとして参加経験もあります。高校生の花いけバトル広島大会があると耳にされ、高校生がリハーサルをしているところに駆けつけてくださいました。そして、高校生たちにエールもおくっていただきました。
やっと開催できた広島大会では、参加チーム16チームが接戦!昨年初めて開催された高校生の花いけバトルの内容よりも明らかに良くなっていると感じました。高校生たち・・・結構すばらしい作品をいけるんですよ。
これら全部、予選の時に活けたものです。
予選~(休憩)~準決勝~決勝と進み、決勝戦カードは奇しくも昨年と同じカード「まんじゅしゃげ」(広島工大高校)v「みなづき」(福山誠之館高校)。
激戦の結果、昨年の雪辱を果たし、「みなづき」(福山誠之館高校)が優勝しました。
8月18日~19日。。。高松市でいよいよ全国大会が開催されます。
全国9地区で開催された予選大会を勝ち抜いた強豪チームが集まって、熱い競技が開催されます。
優勝を勝ち取るのは、どのチームでしょうか?どのチームにもがんばって欲しいですが、やはり、いろんな苦労を乗り越えた広島大会代表の「みなづき」には、是非!奮闘してもらいたいです。
がんばれ~♪「みなづき」♪
2018年8月17日
今日明日(8月19日~20日)、香川県の高松市では全国高校生花いけバトル栗林公園杯 全国大会が開催されます。
先日の記事でも紹介しましたが、高校生花いけバトル中国大会(リンク先に中国大会の様子がレポートされていますので、ご覧下さい。)も開催され、その優勝チーム、広島工業大学高校「まんじゅしゃげ」もこの決勝大会に臨んでいます。
花いけバトル全国大会のホームページでも、各地の大会を勝ち抜いたチームが紹介されています。
中国大会優勝チーム 「まんじゅしゃげ」は ⇒⇒⇒ こちら
全国各地の予選大会にエントリーをしたチーム総数は123チーム。高校生花いけバトルの全国大会。。。初めての開催にもかかわらず文化部に所属する高校生も「花をいける」という表現方法でパフォーマンスを魅せたい・・・と参加してくれたチームがこんなにもいることに筆者も感動です。
残念ながら高松市には行くことが出来なかったチームのためにも、各地の代表の健闘を祈ります。
そう!このチーム「まんじゅしゃげ」が来週のNHKのローカル情報番組「ひるまえ直送便」に出演します。
全国放送番組ではないので、すべての皆様にはご覧いただけませんが。。。(><)
放映日時 : 平成29年8月24日(木) 午前11時半~
生放送なんです!
「まんじゅしゃげ」のお二人にとっては、この夏、とてもいろんな経験ができる夏休みになることと思います。
24日なので、全国大会の結果は決まっています。どんな結果を持って帰ってきてくれるでしょうか?
中国地方のエントリーチームを代表して参加してきたふたりのインタビューなど、全国大会の様子も交えながら紹介されることと思います。
中国地方で放映されるローカル番組ですので、中国5県の皆様、是非ごらんくださいね。
2017年8月19日
広島の原爆の日。。。その日一日だけの花展『国境の無い花たち展2017』が、
広島平和公園の近くの商業施設「紙屋町シャレオ」の中央広場で開催されました。
10時からのオープンを前に、多くの方々が開会を待っておられました。
この「国境の無い花たち展」は、花いけのジャンルを越え、生け花の流派を越えて
広島の原爆の日、8月6日に合わせて開催されています。
いけばなインターナショナル広島支部が、現在その実行委員会の事務局を引き受けられています。
平和祈念式典に続き、参加して頂いた方も多くいらっしゃいました。
広島の水で献杯を行い、開会いたしました。
オープニングセレモニーには、たくさんのご来賓にご臨席いただきました。
記念写真を撮らせていただきました。
ウルグアイ大使夫人、注イエメン大使夫人、そして、片野いけばなインターナショナル会長。
そのほか、いけばなインターナショナルの会員でもある松井広島市長夫人も。
作品も出品されていました。
ウルグアイ大使夫人も出品されていました。
いけばなを通じてたくさんの友人が出来たとごあいさつでおっしゃっていました。
どの作品にも出品者のメッセージが書かれています。
平和であればこそ花が活けられる・・・8月6日に平和への願いを込め、また、花を活けることで全世界の人と繋がれる、花で平和に貢献出来るに違いないということが今日のたった一日の花展でも確信できたはずです。
今日一日、多くの人にいけばなで平和へのメッセージを伝えられたものと思います。
2017年8月6日
鎮静効果 スキンケア効果 記憶力向上効果 抗ストレス効果 仕事の効率向上効果 安眠効果 集中力持続効果 健康促進効果 ポジティブ思考誘導効果 眼精疲労回復 浄化効果 免疫力維持・向上効果
アジサイ ガクアジサイ シャクナゲ ボタン カラー(湿地性) カラー(畑地性) カーネーション ヒメノボタン クレマチス イソトマ ガーベラ センニチコウ ブーゲンビリア ペラルゴニウム ハイビスカス パキスタキス アメリカンブルー ジニア(百日草) デュランタ フウセンカズラ カリブラコア カランコエ マダガスカルジャスミン アンゲロニア セレナ トウガラシ エキザカム ルリマツリ ハナスベリヒユ(ポーチュラカ) アサガオ キク(菊) クロサンドラ アザレア シクラメン コスモス キンモクセイ シャコバサボテン ポインセチア プリンセチア
ブルースター ガーベラ スプレー菊 スカビオサ バラ カーネーション アジサイ ひまわり りんどう クルクマ トルコキキョウ 蓮
ポトス スパティフィラム サンスベリア クワズイモ グズマニア ハートファーン(イヌアミシダ) オリヅルラン ストレリチア(極楽鳥花)