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岩国国際観光ホテルのお正月飾り ~双葉園~

2023年(令和5年)大晦日、岩国のお花屋さん 双葉園さまから
今年ラストの原稿が届きました!!

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大晦日になりました。岩国の双葉園です。今年最後の投稿です。

門松の仕事が終了して、最後の仕事が岩国国際観光ホテルの正月装飾です。
入り口正面には、特大の赤松を使用、珍しい白南天で空間の動きを取り入れて
千両と葉ボタンで正月の雰囲気をだして左手に白梅、
そして全体の動きをしだれ柳でまとめています。

 

 

 

また、2Fの桜ダイニングのレストランでは元旦から桜でお客様をお迎えします。


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さすが!!双葉園さん!!

岩国市の市の花は「桜」。双葉園の佐古社長は、桜が得意です。
新春、お正月の桜を見たお客様は、きっとビックリされますね。

2023年12月31日

広島ブログ

歳神様お迎えの門松設置 & 来年の干支アレンジ  ~双葉園~

こんにちは♪ いよいよ令和5年(2023年」)も押し迫ってまいりましたね。
あと今年は一週間もありません。
花と緑のコンシェルジュ 記事担当の和田です。

年の瀬を前に、岩国のお花屋さん 双葉園さまから
歳神様が目印にされてこられる門松。その設営の一コマが、
また、双葉園さん名物といってもいいかもしれない
「干支アレンジ」の記事が届きました。

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岩国の双葉園です。
クリスマスが終了して、お正月の準備に取り掛かっています。

今年は、門松の設営のご依頼を8件いただきました。
お店もしながらで、一日にできる件数もありますので、
設営を始めています。

門松用に準備した、竹・梅。
当店で作る門松は、若松を使って建てます。

土台に吸水性スポンジを組み込んでいますので、
南天・梅も生き生きしています。

~★~★~★~

そして、当店、恒例の「干支アレンジ」をご紹介します。
来年の干支は・・・、「辰」ですね。
辰年の「龍」は十二支の中で唯一架空の生物。
陽の気が動いて万物が振動するので、活力旺盛になって大きく成長し、
形がととのう年だといわれているとのことです。

その龍をイメージして・・・

前回の記事でも紹介したように、平田店長の藤井京子が、
スパイラルバンブーを使い、準備していた龍です。
干支のアレンジを今日(26日)から販売開始です。
スパイラルバンブーに顔を取り付けて、さまざまな表情の龍が出来上がっています。

当店の干支アレンジは、毎年好評で、「毎年、干支アレンジを買うのよ」・・・といって
いただくお客様もいらっしゃいます。
限定60個の販売です。

 

 

2023年12月26日

広島ブログ

来年の干支アレンジ & フクを呼ぶ鑑賞会 ~双葉園~

こんにちは♪ いよいよ令和4年(2022年」)も押し迫ってまいりましたね。
花と緑のコンシェルジュ 記事担当の和田です。
なかなか寒くならなかった今年の初冬でしたが、さすがに12月も後半にかかりますと冷え冷えです。
岩国のお花屋さん 双葉園さまから記事が届きました。
以下、佐古社長からのご案内です。

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たいへんご無沙汰しております。
岩国の双葉園の佐古でございます。

2022年もあとわずかになりました。
現在、平田支店の店長、藤井京子が来年の干支「兎」に挑戦しています。
千両市も終了しましたので、今回年内に記事にアップさせていただきます。

  

販売はクリスマス終了後の26日からです。

年が明けて、2023年1月30日(月)には、岩国の老舗の料亭「油政(あぶらまさ)」にて、
假屋崎省吾先生を迎えての鑑賞会がございます。
假屋崎省吾氏 フクを呼ぶ鑑賞会
わずか55名の定員でございます。
使用花材は、一足早く、桜満開を予定しております。
ふぐ料理を食しながらの鑑賞会です。
是非、お越しくださいませ。

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<記事担当 所感>
例年、双葉園さまでは干支アレンジをご用意されます。
私は、「今回はどんなふうにされるのかな?}とひそかに楽しみにしています。
デザインがほぼ固まったということで、お持ちいただきました。
今回は2種類。。。? イエイエ、ピックやウサギさんの耳の色、お花の組み合わせも考えると
もしかしたら、2種類どころじゃないかも。
見つめていると、ウサギの表情も一つ一つ違うと思いますよ。
(だって、今回、見本に来てくれたウサギさんの表情も違うんですから!)
店頭でピンときたウサギさんを選んで、一緒に新しい年と迎えてはいかがでしょうか?

そして!
假屋崎省吾先生をお迎えしての「フクを呼ぶ鑑賞会」
会場は、老舗旅館「油政」さま。(「油政」さまインスタグラムもされています。➡こちら
枝物の扱いは得意中の得意の双葉園さまのバックアップで、
なんと!一月の終わりに「桜満開」での鑑賞会です。
広島市場の枝物出荷組合のご協力で、たぶん。。。もう準備に入られている。。。カモ。
桜が花を咲かせる準備は、手伝ってあげないといけないのです。
桜の出荷者と双葉園さまとのタッグで用意された満開の桜を
どんなふうに假屋崎先生の手によって生けられるのか。。。楽しみですねぇ♪
老舗料亭での鑑賞会ですので、きっと先生や生けられた作品との距離も
近いのではないかと想像したりして。。。

興味がある方は、早めにお席を確保しておく方がいいように思いますよ。

2022年12月19日

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近況をお知らせします ~双葉園~

こんにちは。岩国の花屋 双葉園 代表の佐古忠春です。

今年もあとわずかになりました。
コロナ、コロナと困った2021年でしたが、10月半ばから徐々に上向きに向かい始めたかな・・・?

  

  

当店でも少人数ではありますが、婚礼の仕事も入り始めました。

クリスマスも目の前ですが、例年通り、クリスマスツリーの仕事もさせていただきました。


岩国の中国新聞社さん
 
岩国国際観光ホテル ロビー

12月4日は松の大市。12月16日には、松竹梅の対策の仕事も入っています。
立派な松を競り落として、臨みたいと思っています。

さて、来年は寅年。平田支店の藤井京子が今年も頑張って毎年恒例の干支アレンジを作成しました。
今回は早めにお見せします。
ホワイトタイガーとのペアアレンジは、花と緑のコンシェルジュ(本サイトです)編集担当にプレゼント。
いかがでございましょう?
干支(寅年)アレンジ 干支(寅年)アレンジ2

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編集担当者より。。。

佐古社長!めちゃくちゃうれしいです!!・・・が、歳がばれる。。。><;
ま、かくしているわけではないのでいいですけど。。。^^;
ホワイトタイガーは、今回、特別アレンジなんですか??
むちゃくちゃかわいいじゃないですか!!
角度を変えてみると、表情が違うように見えるのは私だけでしょうか?
ちょっと早めの見本をいただいたので、千両の代わりにヒペリカムが入っていますが、年末の本物の干支アレンジには、千両が入るものと思いますよ。

これは、早めにGETするために、双葉園さまのお店をチェック✅ですね。

2021年12月1日

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高校生の花いけバトル アルパークで開催!!

こんにちは♪ 花と緑のコンシェルジュ、記事担当の和田です。

来る7月20日、高校生の花いけバトルがアルパーク東棟 時計の広場で開催されます。

この花いけバトルは、来月8月10~11日に高松市で開催される「全国高校生花いけバトル」の地方大会(広島大会)としての位置づけでもあります。
今回の花いけバトルにエントリーしたチームは、広島県、岡山県から7校15チーム(1チーム2人)。先日(7月7日)にはオリエンテーションも開催され、ルールを確認し、20日に大会の対戦を決める抽選会も行いました。

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真剣な表情の高校生のバトラーたち。。。あ!花いけバトルに参加していけてくれる人を花いけバトルでは「バトラー」と呼んでいるんです。
対戦相手が決まる抽選会。。。ドキドキしながらくじを引いていましたよ。
そして、本番で実際使用する普段いける機会はあまりない大きなツボやユニークな形の花器に実際に花を活けてみました。
花を生ける時間は5分。この5分間に花を選び、一生懸命活けていきます。

IMG_3588  IMG_3647 IMG_3635

写真をご覧になってもわかる通り、お花を取りに行くときには走ったりしています。
とても躍動感があり、一生懸命さが伝わってくる5分間の花いけを高校生たちは見せてくれます。

さて。。。本番は7月20日。みなさま、是非!高校生たちが一生懸命花を生ける姿を見に来てください。

どのチームが、高松市で開催される決勝戦に出場できる権利を獲得するでしょうか?

広島大会チラシ表

広島大会チラシ裏

2019年7月10日

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東京国立博物館の生け込み用の松~双葉園~

こんにちは。岩国の花屋 双葉園 です。

今年も残すところあと数日という時期に入って参りました。
皆様、お正月の準備は進んでいらっしゃいますでしょうか?
当店では、新年を迎えるにふさわしいお正月のお花を取りそろえて皆様をお待ちしています。
 
さて、これまで何度か国立博物館の生け込み用の松の手配の依頼を受けましたが、
今回二年ぶりに依頼を受けることになりました。
そこで、今年の松市で、お正月用の大作の生け込みにふさわしい2.0~3.5mの松を用意いたしました。
 dsc01814  dsc01830
dsc01817  dsc01841   dsc01837 dsc01834  dsc01818
沢山の松をのせ出発いたします。
dsc01861 dsc01863
これから松をいっぱい積んで、双葉園号で東京までお届けします。
DSCF1100  ⇚ちなみにこれは約二年前、昨年のお正月の国立博物館の正門の作品。
正門だけでなく、博物館の内外にお正月の生け込みがされます。
この度用意した素材が、どんな作品になるのか楽しみにしております。

2016年12月24日

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双葉園の干支アレンジ

いよいよ一年の終わりが見えてきました。

山口県岩国市の花屋「双葉園」も多忙な日々を過ごしています。門松のご注文、お正月生花やアレンジのご注文などなどたくさんいただいてありがたいことですが、おめでたが双葉園スタッフに続いたおかげで、いつもにもまして忙しい思いもしているのも正直なところです。。。が!!皆様にお応えするために寝る間も惜しんで頑張ってご用意していますよ。

この時期、一年間頭をひねり、練りに練って考えた双葉園オリジナルの「干支アレンジ」。来年は辰年ということで、こんな感じに出来上がりました。

岩国市の錦帯橋の焼き印の入った一合ますから顔を出している龍。いかがでしょうか?かわいい表情していますか?

今年はもうひとつ別のバージョンもありますよ。バンブーの龍です。

どちらがお好みですか?

お正月を前にオリジナル干支アレンジがこれから店頭に並びます。お正月の飾りにかわいい龍たちはいかがでしょうか?

2011年12月28日

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枝物歳時記 ⑬

あっと言う間に一年が過ぎてしまいました。長くて短い365日です。この一年、数々の花に出会ってきました。様々な色・形を持つ花ですが、各々に特徴を持ち、自己主張をしています。その花の主張を感じて、活けていくことが大切です。私共競り人も、花の素性を見極めて販売しなければいけないと思っています。然しなかなか思うようにいきません。困ったことです。

葉牡丹 いよいよお正月、お宅にはお花を飾られましたか?松・千両・菊・百合等を活けられましたか?もう一つ葉牡丹がありますね。葉牡丹は、名前の如く葉が牡丹の花に見立てた事から名付けられた様です。耐寒性にも優れ、冬の公園の風物詩になっています。

 元々は古いキャベツの品種の一つです。日本に渡来したのは、鎌倉時代中期または江戸時代前期とされています。現在の葉牡丹の品種は、園芸ブームの盛んだった江戸中期以降とみられています。と言うことは、日本で作り出された物なのです。その後海外に輸出され、全世界に紹介、栽培されています。 最近は色も鮮やかになり、葉に艶のあるものあり、形も小型化されています。今までとは違い、門松や生け花だけでの用途ではなくなっています。フラワーアレンジや墓参等に使用され、以前とはかなり利用の範囲が広くなってきました。本日販売をした葉牡丹も、以前の大きな物もありますが、相対的に見ると小型化してきています。 観葉植物としては一年草として扱われていますが、最近は多年草としての踊り葉牡丹、またSPタイプの葉牡丹が沢山出荷されています。一本物に比べると風情を感じます。やはりこのようなタイプの出現で、様々な用途を開拓できたのだと思います。際物としての流通しかない現在ですが、少し時期をずらしての使い方もありですかね? 

植物は奥深く上手く御紹介できないところがあり、皆様にはお目だるいことだと思っております。お付き合いいただき誠にありがとうございました。来年は、皆様により興味を持って頂けるような話題を取り入れて参りたいと思います。 では、皆様良いお年をお迎えください。(児玉)

2010年12月30日

広島ブログ

双葉園の今年の門松 & 干支アレンジ(うさぎ)

双葉園の門松こんにちは。

季節感を大事に、花木にこだわりを持つ 双葉園 です。今年も残り少なくなりましたね。

新規のお客様、中国新聞の某営業所の門松ができました。
白梅も蝋梅もしっかりと花がついております。

又、梅の苔木にて格を上げ、南天も吸水性スポンジの下地から、しっかりと水を上げ、実も生き生きとしています。

広島生花出荷組合の皆様、今年1年お世話になりました。

双葉園の干支アレンジまた、おまたせの 双葉園  ウサギ(卯年)のアレンジ、28日から販売開始です。
ピンポン菊の白を土台に、かわいい耳がポイントです。
出来上がりいかがでしょうか??

2010年12月28日

広島ブログ

お正月の準備 ~三次花壇~

お正月にこんにちは。三次花壇です。

クリスマスも過ぎると、いよいよ年の瀬。来年を迎える準備も始めていらっしゃる方もいらっしゃるでしょう。三次花壇も皆様の新しい年を鮮やかに彩るお手伝い、承ります。

門松代わりに年の瀬を前に、新しい年を迎えるのにピッタリの寄せ鉢をいろいろ取りそろえています。このままおうちの玄関に、お庭に、ベランダに・・・、置くだけでお正月ムードに花を添えてくれますよ。

松のあるものを選べば、門松のかわりにもピッタリ。新しい年神様がちゃんと降りてこられる場所も確保出来ますね。

他に、もちろん!お正月用の切り花も取りそろえております。千両、松、葉牡丹・・・など、この季節の切り花もお任せ下さい。花束、アレンジメントもご相談を承ります。

2010年12月25日

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枝物歳時記 ⑫

幸来松「刈りけりな 一むらすすき としの暮」如心斎
 いよいよ12月13日事始めとなり、新年への準備を始めているつもりなのですが、この時期になると気ばかり急いて上手く物事が進みません。私だけでしょうか。皆様は如何ですか?市場も12月の第1週・2週と正月物も特別の市が立ちます。第1週目は、「若松」・「万年青」。第2週は、「老松」・「大王松」・「千両」です。今週は、第1週目の市での「幸来松」を御紹介します。

 本来「松」と言えば老松を指すと思っています。自然の中で十分に年月を費やし、ゆっくりと育ったものです。男松・女松があり、通常は女松が流通しています。男松は、どちらかと言うと木肌がゴツゴツしており、葉も固く、太いものです。女松は、木肌がどちらかと言えば赤く(赤松)、葉も細いものです。常緑の松は、古くから「神」の依代として、私達の生活に密着した植物です。古代人は、一年中葉の色が変わらない松を見て、普遍を感じていたのかも知れません。それを目出度いものとして尊んで来たのです。(私は、松の寄生植物の松茸に興味がありますが!?)その松を私達の生活の場所(居住空間)に取り入れたのが生け花です。いつも思うもですが、不思議と生け花の一部に松を使うと、下手な私が活けても、とても良い作品に仕上がります。作品が締まるのです。それは、私達が松に対して培ってきた観念がそうさせるのかと思います。私達の心の中にまで入ってくる植物もあるのかなと思います。不思議な植物です。
幸来松松市セリ前 通常私達が「若松」と呼んで競りにかけているものは、出荷までに約3~4年を要します。然し、今回ご紹介する「幸来松」は約7年を要します。実はこの松、老松を模して考案されたものです。以前のように、床を構えて花を活けることが出来ない環境になってきました。仮床があれば良い方です。出窓であったり、テーブルの上であったりと、スペースがどんどん狭くなってきています。然し、若松では風情がなく面白くないという事から、華道をされていた生産者の方が考案されました。老松のように大きくなく、木肌も若松のように樹皮がゴツゴツしていない松です。軸の大きさも若松クラスの太さです。葉も密にあり、老松のミニチュア番といったところです。生け花によし、アレンジによしと重宝に利用できる松です。年月を掛け作り上げた人工の松。形を作る生け花においても少し不自然なような気がしますが、現代の生活環境にマッチするように考えられたところは、なかなか先見の明がある方だったのでしょうね。今その志を継いで、二代目の方々が御作りになっていらっしゃいます。最初に見た時はう~んと思いましたが、いざ使う側になってみるとなかなか面白い松です。松から一歩踏みだした「松」。今年はこの「幸来松」を活けて、一年幸いに過ごしましょう!!(児玉)

2010年12月24日

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枝物歳時記 ⑪

万年青いよいよ師走になりました。月半ばには「事始め」を迎え、新春への準備が始まります。そんな中、市場も師走ならではの市が立ちます。第1週と第2週に行われる「松・千両」の特別大市です。因みに、第1週は「万年青・若松」、第二週は「老松・千両」です。これを迎えると、市場も徐々に新年に向って活気漲る様相を呈してきます。

 今回はその中で、江戸初期から改良の進んだ「万年青」をご紹介します。もともと万年青は、徳川家康が江戸に入府の折、家臣の一人が万年青を献上したことに端を発するようです。古代より一年中変わらぬ青い葉を持つ植物には、神の依代として人々の間で信仰の中心的な存在となってきました。一年中変わらず青い葉を持つ万年青も、縁起の良い植物として尊ばれました。葉の持つ形状や色彩から(これらを総称して「芸」と呼ぶ)、現在私達が接している「観葉植物」の日本版と言えるものです。その葉の特殊性・美しさから、投資の対象とされました。数々の逸話を持つ植物のようです。まるで一時期の大豆相場を彷彿とさせるものがあったようです。景気の良い時は、植物も投資の対象になるようです。現在ではとても考えられないことです。

万年青 万年青は、元々本州南部から中国の暖地にかけて分布する植物です。野生種の万年青は30~40cmの深緑の葉を持っており、葉は左右に振り分けるように出てきます。生け花の世界では、これを模して特殊ないけ方をします。本来奇数を基としていますが、万年青は偶数を基としています。それは、万年青を株で活けるからです。通常万年青は、新芽が4枚を基準として芽ぶきます。真・副・体の三役で構成する生け花も、立葉・露受葉・流し葉・前葉の四役で構成します。立葉・露受葉は一年目の株で、流し葉・前葉は二年目の株です。その他のあしらいの葉は三年目の葉です。このいけ方は、自ずから生うる姿を机上にあらわしたものです。

 先人達は、とてもよく自然を見つめています。植物の素性を弁えて、その姿を崩さず、また無理に形を作り上げず、自然の成りに活け方を模索しています。

 毎年御縁を頂き、日本一の万年青の生産地「徳島県」相生町の小学生に、万年青の話と活け方の講習に伺っております。当初は、御多分に漏れずいまいち興味をそそらない状況でしたが、理を徐々に説明するごとに興味を持ち始めてくれます。そして実技に移ると、より一層興味を持ってくれます。まず頭で考え、そして触れ、植物の持つ様々なものを身に付けてくれます。私共、植物を扱う者も、今後より一層植物に触れ、商品としてだけだはなく、命を持つものとして接していきたいものです。(児玉)

2010年12月2日

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