販売者さまのご紹介
生産者さまのご紹介
花と緑の生活
フラワーヘルスケア
花と緑の育て方
花と緑の楽しみ方
インフォメーション

花 うたかた

皆様 こんにちは。夏も本番になりました。とは言え、例年の如く暑くて暑くてと言う日があまり無いように思います。冷夏なのでしょうか?少し気候が変わってきているような気がします。と思った瞬間、各地で最高気温を記録する日が続き、また各地で異常な天候が見られ、儘ならぬ自然界をあからさまに見ることになりました。当然植物にとっても良い環境とは言い難い状況です。

八月はお盆月ですが、広島の場合は先ず「原爆祈念日」を先ず迎えます。今年で被爆69年となります。幼きときに被爆した私の母も80歳を過ぎてしまいました。年々被爆体験者が少なくなり、被爆の悲惨な状況を語り続けることの難しさをしみじみ感じるところです。被爆後は草木も生えないとまで言われていましたが、翌夏に花を咲かせた植物もありした。夾竹桃がその一つです。鮮やかなピンクの花を沢山付け、人々に希望を与えてくらました。また、木々も逞しく発芽しました。広島城には被爆ユーカリもあります。青桐も強く生き付いていました。植物の強さをまざまざと見せつけてくれました。そして広島は復興したのです。植物から力を貰ったのです。

私達の周りには多くの植物が生き付いていまが、その植物は殆ど食用であったり、薬用であったりします。また、居を構成する植物であったりします。見るだけの植物は数少ないように気がします。その中で、今回は「蓮」をご紹介したいと思います。 蓮と言えば私共仏教徒にはとても馴染のある植物です。お寺にお参りに行くと、必ずと言っていいほど御仏前に蓮(金色の作り物)が供えられています。これは常花と言われるそうです。生育環境からは想像できない美しい花を咲かせてくれます。聖性を感じるものです。日本では、蓮の根茎をレンコンとして頂きますが、他の国は食するのでしょうか?私は、海外に行ったことが無いので???です。花、葉を使いいけばなを活け、姿を見て様々に思想を展開し、食する。何と人間の行うことはと思います。諺もありますね。「一蓮托生」。良しつけ、悪しきにつけ、行動を共にする。人間の性を見る気がします。また、「ハスの葉商売」と一時の際物の例えとして用いられます。それだけ私達人間の思 想、実生活に関わりを深く持っているものなのでしょう。今後も多くの植物と出会うこととなると思いますが、一つ一つの植物と上手く付き合っていけるとよいと思います。

2014年8月13日

広島ブログ

花 うたかた 明けましておめでとうございます。

皆様 新年明けましておめでとうございます。
長くにお休みをさせて頂きました。決して病気とかではなく、日々に仕事を熟すスピードが遅くなり、なかなか書くことが出来ませんでした。早い話、要領が悪くなってしまいました。気が付くともう年が明けてしまいました。
昨年も様々な植物と新しい出会いがありました。市場で扱う花は、そう変わるものではありません。確かに新品種もあります。然し、同種の中での新品種です。世界的な新品種ではありません。そのような花を毎日見ていると、私も花の美しさを見落としてしまいます。それはとても寂しいことです。花は見る角度を変えると、その角度により今までにない美しさを見出すことが出来ます。その角度は、その花の生まれ故郷、原産地の気象状況、どう言う道を辿って日本にやって来たか、その花の名前の由来とか、様々に植物を見る角度を変えて見るとても興味深いものがあります。
いけばなではお正月に向けて、「万年青」を活けます。目出度い花として正月花には欠かせない「花」の一つです。皆さん、よく目出度い時に活ける花と言われます。どうしてなのですかと聞くと、皆様はよく解らないと言われます。私も実はよく解りませんでした。目出度いと言われる「花木」は概ね常緑です。一年を通して葉の色が変わらないのです。それは人間の心に通じるものがあると思います。二心無く全うに生きていく姿を意味するものと思います。ですから「神々」も一年葉の色の変わらない木々に降り立つのだと思います。万年青もまさにそれに当たると思います。
万年青自体は日本に自生していますが、現在のように目出度き花として扱われるようになったのは江戸期からの様です。徳川家康公の 御家来衆が、江戸城入城の折に祝いの品として献上したと言われています。時代を経て江戸中期には、日本の観葉植物として一世を風靡しました。その後一旦は落ち着きましたが、明治・大正期にはまたブームが興りました。いけばなの世界では、正月に欠かせない花として英々と受け継がれています。現在も愛好家は多く、昨年も広島で「日本おもと協会」の全国大会が開催され、全国より出品されました。機会を得て私も拙い腕ではありますが、「万年青」を活けさせていただきました。また毎年、徳島の相生の小学校に万年青の授業に行かせて頂いております。徳島の相生は、全国の万年青の7割を出荷されており、地域の特産物として小学生に伝えていこうという授業です。小学生たちは、最初はとても緊張 していますが、徐々に植物の持つ魅力に引き込まれていくようです。最後はとても楽しく万年青をいけてくれます。植物を扱う私達にとってはとてもうれしく感じる機会です。
今年も皆様に植物のあれこれをお伝えして行きたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。迎えた今年がより良い一年になりますように祈念いたしております。(児玉)

2014年1月8日

広島ブログ

花うたかた ~2013-9~

皆様 こんにちは。お盆も過ぎましたが、なかなか暑さが去りませんね。暑さ寒さも彼岸までと言います。もう少しの辛抱です!皆様は、お盆には帰省されましたか?私は、幸か不幸か地元出身なので、皆様がご苦労される帰省ラッシュには無縁の者です。所要があり高速道路を利用しましたが、私にはあの混雑は無理!です。然し故郷は良いものですね。自然も沢山あり気分も爽やかになりますね。子供の頃、本家の伯父の家に行っていた頃を思い出します。然し熱い日々が続きます。呉々も熱中症には気をつけてください。
今回は、「日日草」のご紹介です。意外や意外、この植物は夾竹桃の仲間なのです。原種は、小低木、多年草で、匍匐するそうです。マダガスカル、ジャワ、ブラジル等の熱帯地方原産です。ですから、今の時期はとても元気で、爽やかな色の花を咲かせます。花の時期は5月~10月頃です。また花の寿命は3日から5日位で、5弁の花を次から次へ花を咲かせます。それから「日日草」の名が付いたようです。先ほど花弁がと書きましたが、実は花の根元が筒状になっており、花弁の如く見えるのです。日本では霜が降りる頃枯れてしまいます。ですから一年草になっています。江戸時代中期に日本に渡来したと言われています。水揚げが良いことから、切り花としても利用されていますし、花壇や鉢植 え、また公害に強い花として道路沿いの花壇等にも植栽されています。
とても日光が必要な植物ですので日当たりは必須です。また、乾燥や過湿に弱い植物なので、水やりには気を付けてください。苗から育てて移植する時は、根を崩さないように気を付けてください。移植に弱いところがあります。以上のことに気を付けられると、後は放任されてもよいと思います。肥料も長期間効く元肥を施せば大丈夫です。前にも記述したように、日日草は原産地では多年草です。日本の気候では越冬はしません。然し、環境施設が整えば越冬も可能かも知れません。最低気温を15℃に保つことが第一条件です。
夏を代表する花、是非ご家庭で植栽して見てください。(児玉)

2013年8月28日

広島ブログ

花うたかた ~2013-8~

皆様 こんにちは。猛暑の続く毎日ですね。会う度に「暑いね!」の合言葉から話が始まります。同世代の方とお話しをする時に、「私達が幼い時はこんなに暑くなかったよね。」と言う話題になります。まあ、私もひと年取りましたから加齢性で性が無いかも知れません。然し、植物は強いですね。ベランダのプランターに野菜を植えていますが、しっかりと実をつけてくれます。キュウリ、ナス、ピーマン、トマトなど私の食卓を潤してくれます。やはり採れたては最高ですね!

さて、今回は「デンファレ」をご紹介しましょう。デンファレの正式名称を御存知ですか?デンドロビウム・ファレノプシスと申します。一寸舌を噛みそうです。私達は、ランは綺麗と言っていますが、とても多くの属・種があります。南極大陸を除く全ての大陸の熱帯~亜熱帯に分布しています。世界では700属15000種と言われ、また日本には75属230種が分布しています。その中でデンファレはセッコク属に入ります。

花茎が長く伸び、先に多くの花を付けること、また花持ちが良いことから切り花向きの品種として流通しています。株自体は耐寒性が無く低温に弱いので、ご家庭では越冬させ辛い品種です。越冬をするには最低15℃が必要です。せめて12℃を確保する必要があるそう です。然し15℃で生育は停止します。出来れば18℃が望ましいし、20℃以上を保つことが出来れば越冬が可能です。空調が行き届いている昨今は、以前に比べるとかなり越冬の可能性が高まっています。美しいデンファレをお部屋で咲かせることが出来そうです。楽しみですね!

暦の上では「立秋」も過ぎましたが、巷はなかなか暑さが去りそうもありません。東北地方では、集中豪雨で犠牲になられた方々もおいでになります。ご冥福を祈ります。然し気候が変わってきました。魚類では、熱帯、亜熱帯の海を泳ぎまわる魚たちが、黒潮に乗りかなり北上しています。また、ペットとして飼われ放置された動物たちも越冬できる気温になり、本来の生態系が少し変わってきているように思います。植物はどうなのでしょうか?菌類あたりは如実にそれを表しています。広島は、以前は「松茸」の大変有名な産地でした。お年を召された方にお伺いすると、極端な話ですが松茸を踏みながら歩いていたとも聞きます。その頃には山も下刈りがされ、より管理された山であったようです。 要は、私達は自然と共に生活をしていたと言うことです。自然を管理しつつ自然を壊さず減らさず、実に上手く自然を作り挙げていたのです。それは自然を知り尽くしていたからです。「萱」についても興味深い逸話があります。「萱」は茅葺屋根の「萱」ですが、荒地から森林になる過程の環境に即して生育します。腐り難く、雨風を防ぐには格好の植物です。その萱を育て利用するために、集落には萱の為に「講」と言う組織が形成されていたとも聞きます。自然環境を守り、自然の産物を上手く利用することの素晴らしさを古き人々は知っていたのです。今後も上手く付き合っていけるのでしょうか?以前より、荒れた山々に木々を植林し、保水効果を高め、それを地下水や河川へ導き、海へと注がせることが 行われています。それを中心に行っておられるのは海に生業を持つ人々だと伺ったことがあります。正に輪廻を感じます。自然を守ることは、私たち自身を守ることに繋がると思います。そんなことを思いながら日々「花」と接していきたいと思います。(児玉)

2013年8月13日

広島ブログ

花 うたかた ~2013-7~

皆様 こんにちは。梅雨も明け、猛暑の続くこの頃ですが、如何お過ごしですか?私は、何とか生かして頂いております。然し、蒸し暑いですね。他所の具合は解りませんが、瀬戸内は夕刻に「凪」と言う現象が起きます。海風と山風が真っ向からあたり、凪が発生します。約3時間位ですかね。もう地獄の如くです。エアコンのスイッチを入れようか入れまいかと毎日葛藤しています。皆様の地方は如何ですか?
今回は、目に涼しく、目にとっても良い?とされている(諸説があるので・・・)「ブルーベリー」をご紹介しましょう。このブルーベリーは、ツツジ科のスノキ属です。北アメリカ原産の落葉低木果樹です。約二十数種あるそうです。ところでサツキの盆栽をお持ちでしょうか?サツキは鹿沼土に植えこみます。酸性度のある土ですね。このブルーベリーも同様です。若干の酸性度と水捌けの良い土壌、それと日当たりの良い所を好みます。それとある程度の涼しさも必要です。十分な冬眠時間が必要です。また、サツキの仲間なので根が浅いのです。水切れには十分注意をしてください。特に夏場はご用心です。この時期は、緑の葉がとても爽やかさを演出してくれます。秋の葉も良いものです。近種に は、稽古花で使われる「ナツハゼ」・「キズ」(スノキ)があります。同じ種なので紅葉はとても美しいのですが、わりに落葉し易いのです。然し、このブルーベリーは意外に落葉しないのです。何故だか不思議ですが。最近私は、秋の花会にブルーベリーを使わせて頂いています。少し表情が硬いのですが、なかなか良いものですよ。是非お試しください。
ところで、皆様は「ハスカップ」ってご存知ですか?北海道の一部と高山地帯に自生している植物ですが、果実の味がとてもブルーベリーに似ています。果実だけ頂くと解りません。てっきり私は、「ハスカップ」もブルーベリーの仲間かと思っていました。ところがこの「ハスカップ」はスイカズラの仲間なのです。とんだ勘違いをしていました。スイカズラは蔓物という認識があります。まさか「ハスカップ」が!植物は不思議ですね。同じ科に属していても、様々な姿をもっており、摩訶不思議!
多くの実を付けさせるコツもあります。多くの果実をつけるには、開花時期の同系統の2種類のブルーベリーを植えると良いそうです。自分の花では受粉しにくいからです。
植物は、私達の知らないことがまだまだ沢山ありますね。知らないのは私だけかも?今後も色々興味を持って植物に接して見たいと思います。(児玉)

2013年7月22日

広島ブログ

花うたかた ~2013-6~

皆様 こんにちは。御無沙汰しております。年を取るとなかなか思うように事が進められなくて、「花 うたかた」の掲載が延び延びに・・・・・。その間に季節は巡り、梅雨になりました。沖縄では梅雨明けしました。然し、今年の梅雨は空梅雨で、地方によっては水不足の心配がではじめました。私共も大変ですが、植物も・・・・・。と言ううちに台風と梅雨前線が日本列島を襲い、雨不足も少しは緩和されたかと思います。今週も曇天が続きそうです。
最近少し思うことがあります。先日知り合いの方からお酒を頂きました。山口のお酒なのですが、地元ではなかなか手に入り難いものだそうです。そのお酒の銘が「獺祭」と言うのです。「獺祭」の獺は「かわうそ」だそうです。昔はその地方の清流には「ニホンカワウソ」が群れ戯れていたのでしょうね。そんな環境の中、私達日本人は自然との共存が上手な民族だったのかと思います。四季を大切にして旬を重んじそれを活かしています。中国の影響もかなりありますが、それを上手く取り込み生活に密着させ共存しているのです。節句と言う季節の節目を大切にし、関わりのある植物をそれに当てています。今回はそんなお話をして見たいと思います。
江戸時代に制定された五節句があります。それは「人日」・「上巳」・「端午」・「七夕」・「重陽」と言う節句です。人日は一月七日、上巳は三月三日、端午は五月五日、七夕は七月七日、重陽は九月九日です。奇数が重なる日です。これは中国の影響を受けています。奇数は縁起の良い数なのです。この五節句には別名があります。そこに植物を上手く当て嵌めています。人日は春の七草、上巳は桃、端午は菖蒲、七夕は笹、重陽は菊です。季の旬を捉えた選択です。とは言え、各々は薬効や邪気を払うと言うことを主として選ばれた植物でもあります。
今回は、間もなく訪れる「七夕」についてお話をして見たいと思います。七夕は、盆の行事の一環として執り行われていました。日本、台湾、中国、韓国、ベトナム等で行われる節句の一つです。旧暦7月7日の夜の事ですが、明治改暦の後、7月7日か8月7日に行われます。文字としては、「棚機」・「棚幡」と表します。本来七夕は、精霊棚とその幡を安置する日が7月7日の夕方と言うことでその端を発するようです。明治以降、改暦により7月7日、8月7日に七夕が行われていますが、どちらの月も7日の夕方に行なうものです。7日の夕方なので「七夕」(たなばた)になったようです。
では何故「七夕」に笹を使うのでしょうか?笹は昔から神の依代とされています。常に緑を保ち、精霊が降り立つ指標になっているのです。また、現在のように笹に短冊などを飾る風習の原点は、夏越の祭りに据えられる茅の輪の両サイドの笹竹に因んでおり、江戸時代に始まったようです。
ところで、笹と竹の識別は出来ますか?実は私も?でした。同じイネ科の植物です。タケ亜科には、タケ、ササ、バンブーの群があります。タケは、気候が温暖で、尚且つ湿潤な地域に分布しています。概ねアジアの温帯・熱帯に多く分布しています。ササは、寒冷地にも生息し、ササ、タケの分布は、北は樺太から南はオーストラリアの北部、西はインド亜大陸、ヒマラヤ、アフリカ中部にも及びます。然し、北アフリカ、ヨーロッパ、北アメリカにはあまり見受けられない。どちらも地下茎で繁殖します。違いは竹皮、葉の形状、開花周期、分布に見られます。竹皮は、竹は生育すると落下しますが、笹は生育後も落下せず着生しています。葉の形状は、竹には格子目がありますが、笹は縦に伸びる平行 脈があります。花の周期も違い、竹は120年周期、笹は60年周期で、開花後は枯死するのです。分布は、竹は青森から九州で、笹は北海道や高山地帯に自生します。
私達の目には同じように見えますが、この様に違いがあります。一番解り易いのは竹皮だと思います。余談ですが、竹皮に包んだおにぎりは美味しいですね!
植物を様々な角度から見てみると、今までとは違った面を多く見ることが出来ます。普段見慣れた植物も色々な顔を持っているのです。なかなか面白いものです。植物により興味を抱かせてくれます。今からも多くの植物に出会い、多くの顔を見ながら植物と接していきたいものです。今年はどんな事を短冊に書こうかな。(児玉)
*写真は昨年の広島市中央卸売市場花き部内で飾った七夕飾りです。

2013年7月2日

広島ブログ

花 うたかた ~2013-5~

皆様 こんにちは。連休は如何お過ごしでしたか?天候も良く、まさに連休日和でしたね。5日は端午の節句。五節句の内、もう三節句を迎えてしまいました。目眩く程に季節が移り変わっていきます。日射しも強くなり、植物の育ちゆく美しさを見ることが出来ます。然しながら私、この年になると紫外線は敵です。長い間日射しを浴びると、日焼けからシミに変わってきます。う~ん。と思いながら広島フラワーフェスィバルのお手伝いもしてきました。

さて、今週もカーネーションのお話をさせて頂きます。全国に多くの生産者がいらっしゃいます。広島にも当然いらっしゃいますが、その中でも若手の方をご紹介しながらお話を進めていきたいと思います。

瀬戸内海の広島市沖に江田島と言う市があります。現在は江田島市となっていますが、以前は能美町、沖美町、大柿町、江田島町の四町がありました。その四町は、戦前から花卉の栽培が始められていました。広島の市場にも多くの花卉が出荷されています。菊、小菊、その他草花、当然カーネーションもその中に入っています。その沖美町と大柿町に若手の生産者がいらっしゃいます。先ずは、沖美町の若手出荷者の小林さんを御紹介しましょう。お父様の代から花卉生産に取り組まれ、現在は二代目の息子さんが中心にカーネーションを始め草花を生産されています。約55年のキャリアを活かし、スプレーカーネ、スタンダードカーネを約20種類程、年間を通して広島の市場に出荷されています。其の甲斐で、5 9回の歴史を誇る広島花の祭典で農林水産大臣賞を受賞されました。そのカーネーションに対する真摯な姿勢は頭の下がる思いがします。

また、大柿町には長坂さんと言う生産者がいらっしゃいます。此方の方も二代目で、カーネーションに対して、何事にも果敢にチャレンジする姿は一見です。スタンダードカーネーション、スプレーカーネーションを約40種以上生産されています。その多くはスプレーカーネーションです。また、出荷時に花屋さんに使いやすい花形(孫芽の処理)にも気を使い、使う側の利便性を考えた生産者です。

生産者の高齢化が進む中、市場の近くにもこのような若手がいらっしゃることはとても嬉しいことです。歴史ある産地を守り、それを発展させることが出来る力を、このお二方は秘めているように思います。この江田島市には、まだまだ多くの若手の花卉生産者がいらっしゃいます。この市が、若手の生産者の力で花いっぱいになり、より美しい島になることを期待しています。(児玉)

こちらでも広島のカーネーション生産者のご紹介をしています。→http://www.flebre.com/2013_spring/farm.php

2013年5月10日

広島ブログ

花 うたかた ~2013-4~

皆様 こんにちは。今月は皐月。花卉業界にとっては、年間イベントの中でも重要な「母の日」が訪れます。今月は天候も良くなりそうで、初夏の様相も呈して来そうです。私の好きな初鰹もシーズンを迎えます。この初鰹は、地元高知では、柿の新芽が吹き始める頃からだそうです。今年も美味しい鰹が頂けますように。

さて、母の日と言えば「カーネーション」ですね。この母の日はいつ頃その始まりを持っているのでしょうか?私達は、5月の第二日曜日は何の違和感もなく「母の日」として受け入れてきました。事の発端は、20世紀の初頭にあります。1905年にアメリカのフィラデルフィアに住む少女の母が亡くなった。出来れば生前に母を敬う機会を設けたいと言う思いから、その思いがアメリカ全土に広がりました。1914年には当時の大統領ウイルソンにより、5月の第二日曜日を「母の日」として国民の祝日としました。当初は少し違っていましたが、白いカーネーションは亡くなった母に、赤いカーネーションは健在な母に贈る習慣が広まっていきました。日本では、明治末期頃から行なわれ始め、 大正時代に教会で行われていたことから徐々に全国に広まった。1937年(昭和12年)に、某お菓子メーカーが告知したことにより全国に広がったようです。昭和6年から戦後昭和24年頃までは香淳皇后の誕生日3月6日が当てられていたが、その後アメリカに倣って5月の第二日曜日に行なわれるようになったようです。国によっては「母の日」はまちまちです。多くの国は5月の第二日曜日ですが、ノルウェーは2月の第二日曜日とか、ロシアは11月最終日曜日であったりします。

カーネーションはナデシコ科の植物で、日本に渡来した経緯からオランダセキチク、ジャコウナデショコの別名を持っています。原産は、南ヨーロッパ、西アジアと言われています。草丈は20cm~90cm位で直立しています。また枝もよく出ます。日本には江戸時代初期以前に輸入されています。然し、一般的になったのは明治時代後期から大正初期にかけてです。その後キク、バラと並ぶ程の生産高になりました。やはり「母の日」が一般に広まり、確立したことが大きな一因になっています。

17世紀にイギリスやオランダで300種以上見られましたが、現在市場では400種以上の品種が流通しています。色・花形様々に有り、皆様の趣向に合わせた品種が選べると思います。一寸変ったとこでは、古代ギリシャ、ローマ時代から原種は栽培されていますが、観賞する以外にワインの香りづけにも使われていたようです。

スペイン、モナコ公国、ホンジュラスでは、国家として親しまれています。花の美しさは基より香りも一因かも知れません。私達も同じですが、内面から出るものも必要ですね。美しい花に囲まれて暮らして行きたいものです。

2013年5月6日

広島ブログ

花 うたかた ~2013-3~

皆様 こんにちは。各地では地震が発生し、4月の下旬になったのに天候が不順ですね。また、アメリカではボストンマラソンで爆破事件が起き、なんとなく不安な日々を過ごす日々です。

今週は、この時期に可憐な花を咲かせる「スズラン」をご紹介しましょう。別名を君影草、谷間の姫百合の別名を持つ。日本のスズランは、本州中部以北、東北、北海道の高地に自生しています。北海道を代表する花として有名です。花には強い芳香性があります。現在流通しているものはその殆どが「ドイツスズラン」です。日本のスズランと比べるとより香りが高く、全体的に少し大きめです。花、葉のバランスが若干違い、日本のものは花が葉より低い位置で咲きます。ドイツスズランは、花、葉の高さがほぼ同じ高さで、葉も少し幅が広いようです。スズラン自体、白い花を咲かせますが、ドイツスズランには、桃、紅、また葉に斑を持つ品種もあります。葉は丸みを帯び、光沢を持ちます。日本の スズラン自体、一般的に知られたのは明治の終わり頃であると言われています。北海道に多く見られますが、アイヌの人々の間では、「イヌのギョウジャニンニク」とか「キツネのギョウジャニンニク」と呼んでいたようです。また、スズランの持つ毒性を熟知していたようです。但し、微量であれば・・・・・。皮膚の敏感な方等は気を付けてください。また、小さなお子様が触ったり、花をいけている水を誤飲しないように気を付けてください!!

毒性ばかりではありません。フランスでは、間もなく訪れる5月1日がスズランの日とされています。この日にスズランの花束をもらうと幸せになると言われています。フィンランドでは国花、スウェーデンのある地方では地方の花になっています。それだけ馴染の深い花なのでしょうね。日本でも自治体の花とされている所が多く有ります。北海道の札幌市をはじめ、美瑛町、恵庭市等、また長野県の数町、自生地の南限、広島県世羅町などが挙げられます。

実はこのスズランとても長持ちします。特に根の付いた状態で市場に流通しているものそれに当たります。先ずは、水を常に新鮮に保って頂くことが大切です。そして、長い根を少しずつ切って頂きます。そうすることに因って約一か月は花が楽しめるのです。当然根付きですから、そのまま鉢に移して頂いても結構です。翌年も可憐な花を咲かせてくれます。是非お試しください。切花として活用するのも良いことですが、植え込みをして花を咲かせることの楽しみも味わって頂けると幸いです。 葉が少し色褪せる秋には可愛い赤い実を付けます。花も可憐ですが、実も鮮やかで可愛いものです。季節に合わせて姿を変える植物。時の流れを私達に教えてくれます。その時に気付き、日々の営みをかみしめて、張り切って生きていきたいものです。(児玉)

2013年4月29日

広島ブログ

花 うたかた~2013-2~

皆様 こんにちは。春のようようとなりました。春の日差しが眩しく、木々の新芽も目に鮮やかに写ります。桜もあっという間に終わり、藤の花の紫がちらほらと目に入るようになりました。いよいよ春満開になろうとしていますが、淡路では地震が起こり、その前の週には春の嵐が吹き荒れました。広島の高野町あたりでは、雪が積もったとも聞きました。今週からは春らしさが訪れそうですね。
今週は「春の花壇苗」と言うことで、陽気に誘われ屋外での趣味が進みそうです。様々な花苗が市場に出揃い始めています。普段土に接することのない私でさえ、この時期は何かしらの植物をプランターに植えてみたいと思うことがあります。花物、野菜の苗、大きくなり私達に花の美しさや実りの喜びを与えてくれる期待感に胸を膨らませる時期です。
今回は、定番のマリーゴールド、ペチュニア、ベゴニアをご紹介します。
マリーゴールドは、キク科の植物です。アメリカ大陸の熱帯に50種が分布します。アフリカにも一種あるそうです。園芸種として流通しているものは、その概ねがメキシコ原産です。和名は、千寿菊とか万寿菊と呼ばれています。それは花の持ちの永さから来たようです。日本には江戸時代、寛永年間に渡来したようです。独特の臭いがします。花の美しさで普及したようです。聖母マリアの祭日に咲いていたため「マリア様の黄金の花」と呼ばれています。また、一時期有毒植物として誤解された時期もありました。然しドイツで、マリーゴールドの花弁から暗順応改善薬「アダプチノール」が作られ、現在でも目の薬として使用されています。
続いてペチュニアです。この植物はナス科の植物でタバコ属です。原産は南アフリカです。和名は、衝羽根朝顔と言います。渡来してからは、寒さに弱く、また雨での育成不良で枯れることが多々ありました。なかなか人気がでませんでしたが、ある企業の品種改良により(サフィニア)爆発的に人気が高まりました。花の大きさも、大輪、中輪、小輪とあり、また、色も赤、紫、白と多彩です。生育初期にはアブラムシが付きやすいので気を付けてください。かなり改良はされましたが、基本的にはペチュニアの花自体、雨に弱いことは御承知おきください。鮮やかな色を楽しんでください。
最後にベゴニアです。ベゴニアには様々な種類がありますが、概ね苗として流通しているものはセンパフローレンスを指します。学名は「常に開花している」と言う意味です。不耐寒性の常緑多年草植物です。本来は暑さにもやや弱いところもあるようです。大きな種としては、木立性、根茎性、球根性があります。広島の植物園は、全国にその名を知られるくらいに有名だそうです。広島にお出での節は、是非お寄りください。珍しい品種もあるそうです。
是非今年は、ご自宅のガーデンを作り、季節の花をお楽しみください。(児玉)

2013年4月23日

広島ブログ

花のキャンバス イレカエール

花のキャンバス イレカエール

カジュアルフラワー

活けメン!

カジュアルフラワーガイド

カジュアルフラワー

カジュアルフラワーガイド

カジュアルフラワーガイド


花を贈ろう

花を贈ろう

いちごの育て方