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来年の干支アレンジ & フクを呼ぶ鑑賞会 ~双葉園~

こんにちは♪ いよいよ令和4年(2022年」)も押し迫ってまいりましたね。
花と緑のコンシェルジュ 記事担当の和田です。
なかなか寒くならなかった今年の初冬でしたが、さすがに12月も後半にかかりますと冷え冷えです。
岩国のお花屋さん 双葉園さまから記事が届きました。
以下、佐古社長からのご案内です。

~~~~~ ~~~~~ ~~~~~

たいへんご無沙汰しております。
岩国の双葉園の佐古でございます。

2022年もあとわずかになりました。
現在、平田支店の店長、藤井京子が来年の干支「兎」に挑戦しています。
千両市も終了しましたので、今回年内に記事にアップさせていただきます。

  

販売はクリスマス終了後の26日からです。

年が明けて、2023年1月30日(月)には、岩国の老舗の料亭「油政(あぶらまさ)」にて、
假屋崎省吾先生を迎えての鑑賞会がございます。
假屋崎省吾氏 フクを呼ぶ鑑賞会
わずか55名の定員でございます。
使用花材は、一足早く、桜満開を予定しております。
ふぐ料理を食しながらの鑑賞会です。
是非、お越しくださいませ。

~~~~~ ~~~~~ ~~~~~

<記事担当 所感>
例年、双葉園さまでは干支アレンジをご用意されます。
私は、「今回はどんなふうにされるのかな?}とひそかに楽しみにしています。
デザインがほぼ固まったということで、お持ちいただきました。
今回は2種類。。。? イエイエ、ピックやウサギさんの耳の色、お花の組み合わせも考えると
もしかしたら、2種類どころじゃないかも。
見つめていると、ウサギの表情も一つ一つ違うと思いますよ。
(だって、今回、見本に来てくれたウサギさんの表情も違うんですから!)
店頭でピンときたウサギさんを選んで、一緒に新しい年と迎えてはいかがでしょうか?

そして!
假屋崎省吾先生をお迎えしての「フクを呼ぶ鑑賞会」
会場は、老舗旅館「油政」さま。(「油政」さまインスタグラムもされています。➡こちら
枝物の扱いは得意中の得意の双葉園さまのバックアップで、
なんと!一月の終わりに「桜満開」での鑑賞会です。
広島市場の枝物出荷組合のご協力で、たぶん。。。もう準備に入られている。。。カモ。
桜が花を咲かせる準備は、手伝ってあげないといけないのです。
桜の出荷者と双葉園さまとのタッグで用意された満開の桜を
どんなふうに假屋崎先生の手によって生けられるのか。。。楽しみですねぇ♪
老舗料亭での鑑賞会ですので、きっと先生や生けられた作品との距離も
近いのではないかと想像したりして。。。

興味がある方は、早めにお席を確保しておく方がいいように思いますよ。

2022年12月19日

広島ブログ

假屋崎省吾の世界展 in あべのハルカス 2 ~双葉園~

岩国の花屋 双葉園の佐古でございます。

今年は桜の開花も例年と比べ、少々早いようでございます。
2月20日~2月27日に九州の大野城市のグランドエンパイアホテルにて假屋崎先生の個展があり、桜・サンシュユ・れんぎょう他、オリエンタル百合、グロリオサ等々、4トン車にて運び、お手伝いも致しました。

これに続いて、3月3日に生けこむ大阪あべのハルカスにての個展に桜・サンシュユ・れんぎょう他、オンシジューム・オリエンタル百合等々の花材の手配の依頼を受け、広島生花出荷協同組合の浜崎理事長、山崎さん、河野さんに頑張っていただきました。

花満の井上君が各々のセクションに指示し、注文の品々すべてを完璧に用意していただきました。ありがとうございます。
また、3月3日、PM8時~9時に向け、トラックでの搬送。井上君、岡村君、本当にありがとうございました。
近鉄百貨店への搬入でしたが、いろいろと制約のある中頑張っていただいた姿に深く頭が下がります。

 

花の水揚げ、終了。先生の指示通り、すべて水切り。

そして、桜ほか、枝物

 

PM9時より角材等々の組み立て開始。3月4日、AM4時、「佐古さん、林さん、枝物、開始するよ」との合図。

3mの桜40本、サンシュユ30本、れんぎょうも30本。太い幹を林さんがノコで切る。そして、十文字に割る。幹の根元を削る。
手早く作業し、お手伝いのスタッフたちが先生の手元に。
約30~40分で枝物の立ち上げが完了。

「15分休憩をしよう」と先生が言われました。

時間は、3月4日 AM5時。枝物が立ち上がったので、あとのお花の生けこみはスタッフの女性たちの出番だと思い、私と林は「先生、ここで失礼します。」とご挨拶をしました。
先生は、「ありがとう。写真撮ろうね。」・・・と。

会場の外に出たときには、うっすらと明るくなっていました。
「出荷者の方々にくれぐれもよろしくね。材料はすごすぎる!」とおっしゃっていました。

 

3月4日 12時オープン。

入り口には八重の桜(虎の尾)、私が特におすすめした桜です。

 

以下、作品をどうぞ。

 

 

 

 

 

 

 写真、OKでした。

私の姉と友人のショットです。

歌手の市川由紀乃さんからのお祝いのスタンドもありました。

2020年3月12日

広島ブログ

Grand Empire Hotel 福岡 ~双葉園~

年末にさしかかってきました。
お久しぶりでございます。岩国市の花屋 双葉園の佐古でございます。

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去る11月8日から11月17日まで、福岡県大野城市にてグランドエンパイアホテル福岡という豪華なホテルがオープン。

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その記念に、假屋崎先生の個展が開かれました。10月はじめに連絡を頂き、その個展に使用する枝物、花物に関するすべての調達を任されました。
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枝物に関しては、2.5m~3mの桐、貝塚息吹、馬酔木(あせび)、松が各々12~13本。つる梅もどき100本、野バラ30本、山帰来(さんきらい)20本。

そして、全国でも広島市場 花満でしか絶対に見ることが出来ない玉水木。(これに関しては、搬入当日の11月5日に出荷されており、私の判断で追加して納品することにしてトラックに積み込みました。)
tamamizuki 玉水木

花物は、アンスリウム(赤、ピンク、白)、オリエンタル百合(白、濃い赤、黄)、トルコキキョウ(ピンク、濃い紫)、グロリオサ(赤、黄)、オンシジューム500本、カスミソウ400本、シンビジューム(黄)300本、モンステラ200枚。活け替えを含めると、総計 約2500本の調達でございました。
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常日頃からお世話になっている広島生花出荷協同組合の理事長の濱崎さん、役員の小野川さん、山崎さん、ありがとうございました。(広島生花出荷協同組合は、広島市中央卸売市場に枝物を中心に出荷する出荷者の組合です。)
枝物は「基本的に佐古さんにおまかせする」という文言に責任を感じましたが、OKでございました。
特に玉水木に関しては、お手伝いされた九州の方々も初めて見るということで、大人気でございました。
もちろん、先生、スタッフの皆さんも初めて見るということでございました。

(株)花満の和田相談役、井上さん他各担当の社員の方々、本当にありがとうございました。
特にシンビジューム300本がこの時期に品揃えされたのを見たときには、感無量でございました。

私と林は、11月5日、花満から岩国に帰り、午前9時に岩国を出発。12時30分に現地到着。11月7日まで、しっかりとお手伝いをしました。

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広島生花出荷協同組合の理事長の濱崎さんが、設営中のグランドエンパイアホテル福岡に駆けつけられました。
忙しい中にもかかわらず、この度の枝物の手配の件の事もあり、假屋崎先生と一緒に記念写真を撮っていただく時間も取って頂けました。濱崎さんのご了解も頂いて。。。記念写真も掲載いたします。

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そして、私たちもいつものように假屋崎先生と記念写真です。

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11月7日午後6時。ホテルを出発するときのイルミネーションがとてもきれいでした。

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2018年12月2日

広島ブログ

和モダン サマーブライダルフェア ~双葉園~

こんにちは。岩国の花屋 双葉園です。

例年より早い梅雨明けを迎え、一段と暑いように感じます。
梅雨の最後に西日本を豪雨が襲いました。中国四国地方各地で大きな被害が出ています。テレビ等で伝えられる映像を見ると本当にひどい状況です。被災された方々に心からお見舞い申し上げます。

双葉園は幸いなことに被害はありませんでしたが、周辺の街を繋ぐ道路は、一部崩れたりしているところもあり、通行止めのところもあり、配達などの際は時間がかかってしまいます。でも、被害がなかったことはありがたいことで、感謝しなくてはいけません。

皆様が早く通常の生活に戻ることを望みつつ、岩国国際観光ホテルでは、ブライダルフェアが開催されました。

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ご覧のように、和室・・・畳のお部屋での披露宴。
当店が得意な枝物は、和室のお部屋にもぴったりです。ふんだんに自然の枝を使いながらも華やかな洋花とのアレンジで「和モダン」に。

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今の季節は暑いので、すずしげにみえるようにガラスの花器を使っています。
が、季節によって、またご希望によっては竹の花器でも。。。

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シルエットになってしまいましたが。。。メインテーブルの両側のスタンドにはドーダンツツジ。

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また、秋に向けたブライダルフェアも開催予定です。

2018年7月16日

広島ブログ

スポーツの秋・文化の秋・芸術の秋 どれにも花は欠かせません。

こんにちは♪ 花と緑のコンシェルジュ、記事担当の和田です。

10月に入って超特大台風の襲来がありました。
この時期に日本列島に襲来する台風は、
大きな被害を残すことが多いということですが、
皆様のお住まいの地域は大丈夫でしたか?
広島地方は、幸いにも台風のルートから離れていたので、
この度は大きな被害はありませんでした。
しかし、しっかりと雨は降りました。
この記事の前に紹介した
「サンフレッチェオフィシャルフラワー」でブーケを作るイベントの
真っ最中でしたが、願いむなしく雨にたたられました。
サンフレッチェも敗戦。。。(泣)
しかし、お天気の割にはイベントは盛況でした。
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IMG_4511-1イベントに参加いただいた皆様に
作っていただいたブーケは・・・
⇚ これ ♪

袋の中にうっすら見えるのが、
オフィシャルフラワーには必ず
セットのオフィシャルフラワー
ステッカー♪ それに選手のサイン
入りのお持ち帰り袋がプレゼント。
参加された方は、とても楽しそうに、たいへん喜んでお持ち帰りになりました。

ちょうどこの時、広島市内では・・・
IMG_4468広島いけばな 代表作家展が
開催中でした。
広島だけでなく、いろいろな
地域でも開催されていることと
思います。
前期・後期に分けて、広島で
活躍されるいけばな各流派の
皆様の作品が一堂に見ることが
できるある意味お得ないけばな展。
いけばなの三大流派(池坊・草月流・小原流)の他にもたくさんの流派があります。
それらの流派の作品を大作から小さい作品まで見ることが出来ます。
前期大作の中から少しだけご紹介・・・
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順番は違いますが、三大流派の大作を掲載させていただきました。
いけばなは文化であり、芸術でもあり。。。
そして、秋は花に加えて、紅葉や実のつく枝物も美しくて
本当に素敵です。

広島市は、「花と緑と音楽のおもてなし」をと取り組んでいる一環として
IMG_4577-1 「音楽の花束」
広島交響楽団の名曲コンサート
春を終えて今度は「秋」。11月3日に開催予定です。
春には、ナビゲーターとして假屋崎省吾さんが出演されました。

まさに盛りだくさんのイベントですが、
どのイベントも花つながり♪
あらゆるイベントをお花を絡めて華やかに楽しみましょう♪

2017年10月24日

広島ブログ

お月見会、今年も。。。 ~双葉園~

暑さ寒さも彼岸まで。。。とはよく言ったものですね。
日中も過ごしやすくなって参りました。
皆様、いかがお過ごしでしょう? 岩国の花屋 双葉園です。

先日、9月20日(水)に岩国国際観光ホテルにて、第46回目のお月見会が開催されました。

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今年の玄関ロビーのカメには、白波を真に使用。
ナナカマド、灌木(カンボク)のオレンジ、赤の実物でメリハリをつけ、足下の空間にはナツハゼを使用。
ツバキの緑の葉にて底面を〆ております。
高さは4.5m弱くらいでしょうか。

玄関から入館されて正面。
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この器は、お造りや天ぷらなどを盛りつける特大のかごです。
これに秋の七草をいけた混ぜ活け。
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すすき・オミナエシ・われもこう・ケイトウ・スプレー菊・マイクロマム・リンドウ・ナツハゼ・タマシダ

エレベーター横にはすっきりと生花、三種生け。
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ノカイドウ・エニシダ・リンドウ

宴会場のステージには、いつものように4.5mに立ち上げたススキ。
今年の活け込みは9分20秒で120本のススキを使用した作品になりました。
いかがでしょう?バッチリですかな?
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待合のお茶席にはこの度初めてラックを使用しました。
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ススキ・ツルウメモドキを使用。

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そして、メイン会場の卓上には、キャンドルに合わせた秋の装花です。
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今年2017年の十五夜(旧暦の8月15日)は、いつもよりも遅く10月に入ってからです。
10月4日が今年の中秋の名月(十五夜)。
お月見にススキを飾るのは、月の紙様の依り代になるといわれて供えられていたとも。。。
またススキには魔除けの力があるとも信じられていたそうです。
10月4日、お天気に恵まれてきれいなお月様が見られるといいですね。

2017年9月25日

広島ブログ

秋のブライダルフェア ~双葉園~

こんにちは。岩国の花屋 双葉園 です。

お久しぶりでございます。

全国的に梅雨も明けて、暑い日が続きますね。
そんな中ですが、7月31日に、秋に向けてのブライダルフェアを行いました。
恒例の紅葉もみじ使用の錦帯橋スタイルです。

メインテーブルの後ろにもみじです。

メインテーブル。。。正面から。

お客様の各卓に、卓上装花。いろいろご提案出来ます。

お好みのものはどれでしょうか?

もちろん、チャペルウエディングも。

この秋、挙式予定のカップルのみなさま、錦帯橋スタイルウエディングでの和モダンな挙式・披露宴をご提案しています。

人生の大切な節目に、お二人で錦帯橋を渡りながら・・・というプランなど、きっと心に刻まれることと思います。いかがでしょうか?

2016年8月1日

広島ブログ

22年ぶりの最優秀賞 ~双葉園~

こんにちは。 岩国の花屋 双葉園 です。

平成27年2月19日から始まった福屋広島駅前店での広島花の祭典 フラワーアレンジメントコンテストにおいて、当店の作品が最優秀賞に選ばれました。実に22年ぶりの受賞でした。


今回は4点の作品を出品いたしましたが、もう1点、優秀賞もいただきました。

22年前も当店のトレードマークである花木を使用いたしましたが、今回は梅の枯木(ピンクの花付きのよいもの)を使用いたしました。この材料は、先般の池坊岩国支も部華展の大作花材としてもたくさんのお客様の目を引きました。広島生花出荷協同組合の山崎利和さんのお世話による材料でした。本当にありがとうございました。

もう1点、八重桜を使用した作品も出品いたしましたが・・・

これは、残念!!

この桜も山崎さんの出荷された桜です。私自身は、この作品に期待を寄せていたのですが・・・、来年またがんばります。

2015年2月23日

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平成27年 東京国立博物館(Part1) ~双葉園~

新年明けましておめでとうございます。 岩国の花屋 双葉園 です。

穏やかに新年を迎えられましたでしょうか?鏡開きも終わりましたが、年末から新年にかけての双葉園で受けさせていただいたお仕事を何回かに分けて紹介させていただきます。

2年ぶりに東京国立博物館のお正月の松竹梅の生け花です。第一弾は、準備~納品まで。。。

国立博物館

昨年、平成26年11月末に池坊アメリカ支部の藏重 伸先生より連絡があり、東京国立博物館でのお仕事を受けたので、松の手配をよろしく・・・とのこと。

大市にて大ぶりな老松、約50本あまりを競り落とし、その中から約35本の松を選び、スーパーロングバンの双葉園号にびっしりと積み込み、12月19日朝、東京に向けて出発しました。

翌朝、生け込みをお手伝いする東京の花屋さんに松を預け、竹柴のホテルにてお休みです。

12月21日朝 7:30、岩国に向けて出発です。ホテル玄関から記念に東京のシンボルをショット!

天気も雲一つ無く、富士川からの富士山がとてもきれいでした。

休憩も含め、約14時間走り続て、岩国到着は午後10時でした。ちなみに、往復約2,000kmのドライブです。年明けの1月2日~3日には岩国空港から空路で東京に向かい、作品を見学に参ります。

2015年1月12日

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恒例の海上自衛隊岩国基地観桜会~双葉園~

こんにちは。岩国の花屋 双葉園です。

錦帯橋のソメイヨシノも終わり、八重桜の関山が咲き始めています。

先般、4月3日には、昨年に続き、海上自衛隊の地域交流のための観桜会が開かれました。この観桜会は、基地運用に協力する地域関係者に感謝の意を表すと同時に、基地を協同使用している米軍基地隊員に日本の春の行事「花見」を紹介しようと、隊員手作りの料理で行われています。

昨年と同様に大きなカメに桜を高さ4.5mに立ち上げて、さらに今年は主賓席のフードテーブルに桜の装花を飾りました。

3月28日に高さ3.5mの御車返しと松前紅豊を手配してもらいました。

約6日間で、9分咲きの状態にして双葉園号に積み込み。

広~い、広~い格納庫に設営準備を完了しました。


大きく、枝の張った御車返しをまずカメの上口に固定します。

次に紅豊の枝張りのよい3本を順に差し込んでバランスをとります。

下草はやぶ椿です。当店のベテラン、林さんが最後の調整です。

できあがりました!記念のショットです。

ここまでの生け込み作業でかかった時間は、約20分。早いでしょうか?遅いでしょうか?

ベテラン林さんとのあうんの呼吸での作業です。

メイン席のフードテーブルです。

今年は佐古さんもご夫婦で招待します・・・とのことで、会に夫婦で参加いたしました。

いろいろなお料理がたくさんです。岩国の自衛隊さんの考案した「れんこんラーメン」や「岩国海軍飛行艇カレー」がとても美味でございました。

余興として行われたお琴の演奏や和太鼓は桜にとてもマッチし、米軍関係のお客様は熱心に耳を傾けておられました。

2014年4月14日

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第八十一回  池坊東京連合支部花展 ~双葉園~

こんにちは。岩国の花屋 双葉園です。

平成26年に移り、1月も後半に入りました。昨年12月に池坊東京生成会の加藤先生より1月13日~10日間にに渡って開催される東京上野の都美術館での東京連合支部展に使用する花材の依頼をお受け致しました。

めん松・苔梅・紅梅・白梅

竹は、花器として使用する為、加工した物。

1月4日に竹林に入り、いつもの様に高さ15mほどの竹を2本カット。店に持ち帰り、長さ、窓、足元に重りを入れる為の蓋付きの窓等を加工しました。

竹林、加工の様子です。

デッサンに近い、めん松、苔梅、他選び抜いた材料を1月8日に発送しました。

1月14日に、朝一番の飛行機で上京し、加藤先生、百嶋先生、福山先生とお会いしました。「自分のイメージぴったりの材料でとても仕事がスムーズでした。」とのコメントをいただきました。

加藤・百嶋先生に作品の紹介をいただきました。早くからデッサンされ、加藤・百嶋・福山先生の作品に対する思い入れの深さに思いをはせ、季節感のある作品の仕上がりに感激いたしました。花材を送らせていただいた、花屋冥利につきます。

他の作品も拝見いたしましたが、どの作品も力のこもった作品でございます。

2014年1月24日

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新春を生ける。~双葉園~

遅ればせながら 明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
今年も、東京新宿にある証券会社のロビーに生けこむ花材の手配をいただきました。
花満に出荷されるめん松の大ファンの東京生成会の百嶋先生からのご依頼です。
若松、梅、ずばえ、千両、銀柳
東京方面にはこちらの老松が、なかなか入手出来ないそうで、毎年オーダーを頂いております。
遠く離れた都心で、当店の花材が光っているのが本当にうれしく思います。

2014年1月9日

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中東からのお客様を季節の枝物でおもてなし ~双葉園~

こんにちは。岩国の花屋、双葉園です。

10月に入り秋の紅葉を求めるお客様が多くなってきましたが、今年は夏の異常な暑さのため、モミジやナツハゼの不作に困っています。錦帯橋の桜並木も葉が落ちて枝だけになっている状態です。

さて、10月3日に岩国のある会社のお招きで中東の砂漠の国のお客様が、岩国国際観光ホテルに来られました。昨年の春に同じお客様が一度来られているのですが、その時は、桜の壺活けに感激されました。もう一度、桜が見たいとのお客様のリクエストだったとのことですが、さすがにこの時期には桜はありません。この度は、秋・・・ということで、赤・緑のモミジ、そして、ススキという装飾に決定しました。

まずは、ススキ。

下地はコウボクの葉。そして、約2mのススキ60本です。

モミジは、サンゴモミジの2.5mの大枝です。

赤の色のよい枝をまず一本。

左右にバランスをとりながら、

足下はコウボクの紅葉でまとめていきます。

最後にリクエストの強かった紅白のウメモドキを差し込んで終了です。

右から見てみると・・・

左からは・・・

砂漠の国からのお客様を季節感いっぱいの季節の壺いけででおもてなしをいたしました。

2013年10月8日

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花 うたかた ~2013-7~

皆様 こんにちは。梅雨も明け、猛暑の続くこの頃ですが、如何お過ごしですか?私は、何とか生かして頂いております。然し、蒸し暑いですね。他所の具合は解りませんが、瀬戸内は夕刻に「凪」と言う現象が起きます。海風と山風が真っ向からあたり、凪が発生します。約3時間位ですかね。もう地獄の如くです。エアコンのスイッチを入れようか入れまいかと毎日葛藤しています。皆様の地方は如何ですか?
今回は、目に涼しく、目にとっても良い?とされている(諸説があるので・・・)「ブルーベリー」をご紹介しましょう。このブルーベリーは、ツツジ科のスノキ属です。北アメリカ原産の落葉低木果樹です。約二十数種あるそうです。ところでサツキの盆栽をお持ちでしょうか?サツキは鹿沼土に植えこみます。酸性度のある土ですね。このブルーベリーも同様です。若干の酸性度と水捌けの良い土壌、それと日当たりの良い所を好みます。それとある程度の涼しさも必要です。十分な冬眠時間が必要です。また、サツキの仲間なので根が浅いのです。水切れには十分注意をしてください。特に夏場はご用心です。この時期は、緑の葉がとても爽やかさを演出してくれます。秋の葉も良いものです。近種に は、稽古花で使われる「ナツハゼ」・「キズ」(スノキ)があります。同じ種なので紅葉はとても美しいのですが、わりに落葉し易いのです。然し、このブルーベリーは意外に落葉しないのです。何故だか不思議ですが。最近私は、秋の花会にブルーベリーを使わせて頂いています。少し表情が硬いのですが、なかなか良いものですよ。是非お試しください。
ところで、皆様は「ハスカップ」ってご存知ですか?北海道の一部と高山地帯に自生している植物ですが、果実の味がとてもブルーベリーに似ています。果実だけ頂くと解りません。てっきり私は、「ハスカップ」もブルーベリーの仲間かと思っていました。ところがこの「ハスカップ」はスイカズラの仲間なのです。とんだ勘違いをしていました。スイカズラは蔓物という認識があります。まさか「ハスカップ」が!植物は不思議ですね。同じ科に属していても、様々な姿をもっており、摩訶不思議!
多くの実を付けさせるコツもあります。多くの果実をつけるには、開花時期の同系統の2種類のブルーベリーを植えると良いそうです。自分の花では受粉しにくいからです。
植物は、私達の知らないことがまだまだ沢山ありますね。知らないのは私だけかも?今後も色々興味を持って植物に接して見たいと思います。(児玉)

2013年7月22日

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結納式の夫婦松 ~双葉園~

こんにちは。岩国の花屋 双葉園です。

先日、双葉園にとって、とてもとても大切なお客様の結納式がありました。

お部屋は和室ですが、椅子を使用されるとのことで、床の間のお花も少し高めにと言うことで、壺に投げ入れの生け込みにすることにいたしました。会場は、岩国国際観光ホテル。いつもお世話になっている専務さまより、「お祝いだから、松を使用してください。」とのことでした。

松となれば、桜とともに私の最も得意な花材です。

オン(男)松、

メン(女)松、

両方の松を立ち上げ、夫婦松にします。

さて・・・、これから使用するお花は、やはり紅白で赤バラ、白の胡蝶蘭をベテランスタッフの林さんが差し込んで行きます。

少々派手さを出すために黄色のオンシジュームを追加します。

最後に床の間に飾られた掛け軸の鶴と松のバランスを保つためにメン松の枝取りをします。

いかがでございましょう?

お祝い事の格式ある仕事のご用命、是非、双葉園にお任せください。

2013年7月1日

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涼感演出 ~双葉園~

こんにちは。岩国の花屋 双葉園 です。

先日のこと・・・、お昼過ぎにいつもお世話になっている岩国国際観光ホテルの専務様から、その日の午後6時スタートの宴会のお客様のために、「涼感」を感じていただける装飾が出来ないかとの相談を受けました。たいへん急な相談でしたが、承ることに。。。リクエストを聞きながら、氷柱を組み立てて涼しさを感じさせるフラワーアレンジと言うことにまとまりましたが、作業は、午後5時半くらいからと宴会直前になってしまいました。

ステンレス製の大きな器が用意されています。

幅 12 cm 長さ 70cmと、幅 12cm 長さ 40cmの氷を調理長自らたて、横に組み合わせます。

氷柱の組み立て完了です。

専務様から、「今日のお料理は和食の会席だから、花も”和”でお願い」とのリクエスト。そこで選んだ花材は・・・サンゴモミジ、姫百合、アスチルベ(白)、一重のトルコキキョウ(紫)。花が多すぎても氷が死んでしまいます。

長年、私のアシスタントとして務めてもらっているベテランの林さんが、離れてみている私の声で手際よく花を置いていきます。作業は12~13分で終了しました。

今回の枝物はもみじを選びましたが、もみじでも水が下がりにくいサンゴモミジを使用しました。氷の隙間から透けて見える赤い幹がとても好評でした。

初夏の風情を出すように・・・と調理長と専務様と共に作り上げました。

夏休みに向けて、是非、岩国国際観光ホテルにお越しください。玄関ロビーには、双葉園自慢の枝物の投げ入れも入っています。

昔はコックさん達と協力試合ながら、鷲の氷細工や、岩国ならではの錦帯橋の五連のアーチの氷細工の装飾なども手掛けたものです。

久々の「氷」とのコラボレーションでございました。

2013年6月24日

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錦帯橋ウエディング ~双葉園~

岩国のお寺へ、九州の八女から嫁がれる新婦様のリクエスト。
メインバックの錦帯橋に

 老松を使用してください、とのこと。

松は、当店の最も得意とする花材。

老松の枝でラインを取り、合わせる花は、さて?。。。
いろいろ思案しましたが、

やはり大好きなを使用いたしました。
季節は秋・・・ですが、秋の寒桜を咲かせ・・・

色味を南天の紅葉であしらってみました。
いかがでございましょう?

枝物の豊富な、また質のよい品を出荷される組合に感謝です。

この披露宴での装花の画像もどうぞご覧ください。

2012年11月26日

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花 うたかた H24-①

 皆様 こんにちは。  いよいよ春ですね。普段に比べると若干気温が低いようですが、甲子園からは若さの熱気が伝わってきます。また各地から「桜」の声も聞かれ始めました。毎水曜日、季節の花情報をお届けしているNHK広島放送局の「ひろもり」も2週間お休みをいただき、新しいキャスターを迎えて新年度スタートです。

 然し、この時期は沢山の花に会えます。広島の中央市場花き部では、切り花・鉢花・植木を扱っています。一年の4回程「植木大市」も開催されます。その中で一番季節感を未だ持っているのが「植木」です。切り花では見ることが出来ない「花木」が様々出荷され、私たちの目を潤してくれます。
 私が個人的に好きなのは「鶯神楽」(ウグイスカグラ)です。転訛して「ウグイスカズラ」となったとも言われています。スイカズラ科の植物ですが、カズラ(蔓)ではありません。
 日本原産です。広く北海道から四国、九州に自生します。どちらかと言うと、日当たりを好み、太平洋沿岸に多く分布します。花は4月~5月に咲き、6月に熟し液果で赤い実を付けます。樹高は1,5m~3mとなり、ご家庭で楽しめる大きさです。同じ仲間にヒョウタンボクと言うのがあります。ヒョウタンのような実が付きます。この実は有毒なので、間違わないように気を付けてください。
 ウグイスカグラの名前の由来ですが、鶯の鳴く頃に花が咲きます。カグラは、「鶯隠れ」が転訛したものだとも言われています。また、花の蜜を鶯が吸う姿が、まるで神楽を舞っているように見えるからかも知れません。鶯に関わり合いの深い植物かもしれません。
 突然ですが、北海道に旅行をされたことがおありでしょうか?沢山美味しい食べ物があります。その中に「ハスカップ」と言う木の実があります。実はこれは「クロミノウグイスカズラ」なのです。意外なところで会うことが出来ます。また語源もアイヌ語のハシカブから来ているそうです。ラテン文字表記で「HASKAOP」と表します。HAS(ハシ)は枝、KA(カ)は表面、O(オ)は実る、P(ブ)はものを表し、「枝の表面に実るもの」意味するそうです。不老長寿の秘薬としても有名ですね!私も試しに食してみようかと思っています!?
 それはさて置き、茶花としても「鶯神楽」はよく使われます。可憐なピンクの花を付け、茶室にはうってつけの花です。侘び寂びを表現するに相応しい色合いの花です。名前の由来も良いのかもしれません。
 茶花の中には、私達とはあまり接点のない花が多く有ります。然し、400~500年くらい前には人々の周りに自然にあった花なのです。現在、様々な活動で山林を整備し、自然を取り戻すことを行っておられます。手を掛けることで、以前の里山を取り戻して、多くの花々が身近な花になるのはいつのことなのでしょうか?楽しみに長生きをしたいと思います。(児玉)

2012年4月4日

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花 うたかた 23

皆様 こんにちは。  一年は早いものですね。日本の各地で鎮魂の一年を過ごされたことと存じます。未曽有の出来事が起き、未だ行方の知れない方々も多くいらっしゃり、御親族の方々には御心痛の日々をお過ごしとお察しいたします。
 然し、季節は移り、また春が巡って参りました。この時期には、情報で桜の開花予報が流れてきます。最近の寒さで若干遅れ気味ですが、早い所では3月下旬から咲き始め、一気に日本を駆け巡ります。日本の代表的な花木として、古の頃から私たちの周りにあります。農耕民族の私達とっては、季節の時計として欠くべからざる植物なのです。桜に限ったことではないのですが、田植えの季節を知るうえではとても大切な花木なのです。
 その桜を見る事を楽しみに、毎年この時期は心が躍ります。やっと来た春を謳歌したいと思うのです。私事で恐縮ですあが、昨今は年と共にフットワークがきかなくなり、気が付くといつの間にか桜が散っています。そんな私に最適なのが「八重桜」です。
 通常の桜に比べ、開花が約2週間遅く、如何な私でも「花見」が出来ます。八重桜は総称して「里桜」と呼ばれます。概ね私達人間によって品種改良されたものなのです。花弁の数が魅力で、金沢の兼六園には「兼六園菊桜」と言う品種があります。この桜は花弁が多く、約300枚の花弁を持つと言われています。圧巻です!また、大阪と広島の造幣局には、桜の並木通りがあります。広島の造幣局は、八重桜が植樹されており、50種以上の品種が230本近くあります。季節になると多くの市民の目を和ませてくれます。
 珍し品種としては、「オオテマリ」・「ベニオオテマリ」があり、来場者の皆様の目を引いています。また、黄緑の花を持つ「ウコン」・「ギョイコウ」と言う品種もあり、一見の価値があります。今年は寒さの影響で、4月中旬の開催としかお伝え出来ないと造幣局の方がおっしゃっておられました。是非時間を見つけて、八重桜の宴をお楽しみください。
 私達が思っている以上に、バラ科の桜はデリケートなものです。植樹されている桜は、根元を踏まないようにと言われます。根の発育には良くない様です。また切り花の場合は、沢山の花を咲かせなければならず、より多くの水分が必要になってきます。表皮を剥いだり、切り口を十文字に切ったりすることにより、より多くのの水分を吸い上げ、花をたっぷり咲かせてくれます。お花見も家庭で楽しめます。
 日本を代表する「桜木」を、存分にお楽しみください!!(児玉)

2012年3月17日

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花 うたかた ⑥

皆様 こんにちは。一週間は早いものです。先週の台風による災害がうその様に思え、急に秋めいてきました。お亡くなりになられた方のご冥福と、被災された方の一日も早い復興を祈念しております。

さて、今週は北海道の「スズバラ」を御紹介したいと思います。

報道ステーションで、スズバラ ローゼ・セテゲラをご覧になった方もいらっしゃると思います。赤い実が鈴成りに多くの実を付けています。秋をイメージするには、とても良い商材と思います。

 実はこの「スズバラ」は、北アメリカの生まれです。明治時代に北海道の札幌に根付き、その美しさに惚れた北空知の方が持ち帰り、そして栽培が始まりました。凡そ35年前の話です。栽培条件が合い、年間に約6000本の出荷があり、全国に出荷をされています。

 花は、私達が実から想像する以上に可憐です。単弁のピンクの花です。実は直径1,0~1,5cm位の大きさです。私達が普段見ているのは、赤い魅惑的な実だけなのです。さぞ花の時期も奇麗なのでしょうね!然し、美しい物には刺がある!!これが結構痛いのです。気を付けて飾ってくださいね!

 最初に「スズバラ」に出会ったときに思ったことがありました。実は奇麗なのに、この枝の太さは!?どういう風に活けると、この「スズバラ」が生かせるのかな?枝ぶりをどう生かそう?かと思いました。結局、素性を活かすことにしました。下手な小細工より、在りのままの方が良いように思えました。何事も自然が一番です。

 出荷時期も短く、9月~10月迄であっという間です。毎年使ってみたい花材ですが、たまに気がつくと出荷が終わっています。何度か寂しい思いをしました。  青果、花、一部の鮮魚は、通年で回っており、私達の生活に潤いを与えてくれます。季節を見紛い、何時が旬なのか解らなくなります。全てではありませんが、実物はその時期にその旬を迎え、私達を楽しませてくれます。豊穣の証でもあるように思えます。美しい時期(旬)に、美しく飾り付けることが出来ると良いですね!(児玉)

2011年10月1日

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花 うたかた ④

皆様 こんにちは。台風も過ぎ秋の季にはなって来ましたが、なかなか日本列島は涼しくなりません。沖縄には台風が接近しており、夏の気圧配置が続きそうです。涼風を待ち焦がれる日々です。
さて、今回は「北信州の枝物」を御紹介します。JA北信州みゆきから出荷されているものです。長野県飯山市にあり、長野の中でも北部地域です。圃場自体は、標高300m~800mくらいまでにあるそうです。盆地であるため、気温の日較差を利用して発光の良い素晴らしい商材を作出されています。千曲川を懐に抱き、穂高を望み、広島在住の私にすればBEST VIEWのように思いますが?!
では、一つ一つ紹介をしていきましょう。先ずは「カールグラスウィロー」です。
まさに柳(ウィロー)です。その葉が突然変異でカールしたものを選りすぐり、製品化したものです。別名をメガネヤナギ、勾玉柳とも言われています。最初に見た時は・・・。然し、ゆっくり見てみるととてもひょうきん姿で、何となく使ってみようかという気になりました。
 次にフィソカルパス・ディアボロです。バラ科の植物で、和名をテマリシモツケと言います。葉表が赤茶色で、裏が白(薄い緑)です。この時期とてもおしゃれな色合いです。北アメリカ北東部原産で、耐寒性には非常に優れています。葉もほどほどの大きさを持ち、アレンジには最適なような気がします。
 最後にウェイゲラです。タニウツギ属で、日本及び朝鮮半島、中国に約10種分布しています。生態も環境に即し易く、平地から2000mくらいの山地まで分布しています。主に日本で種の分化が進んだ様で、概ね7種あるそうです。JA北信州みゆきから出荷されているものは、突然変異の葉の色合いを園芸品種として栽培したものです。
 以上の3種類は、枝ものとしての使い方もありますが、私は「葉物」としても使えるような気がします。それ程個性を持った枝もののような気がします。使い方も固定観念に偏らず、色々な角度から植物を見つめると良いと思います。部分の抽出をして見るもの一つだと思います。ある意味「葉物」は部分抽出なのではないかと思います。
 なかなか広島にお目見えし難い植物(切花・鉢物)もまだまだ沢山あります。出来る限りそう言う植物を、広島に紹介したいと思っています。その中から、皆様の趣向に合う植物を探しだして頂けるくらいに、広島の市場に花が溢れるよう頑張りたいです。(児玉)

2011年9月16日

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枝物歳時記 ⑨

 皆さん今日は。9月は暦の上では秋ですが、まだまだ残暑厳しい日が続きます。白露、重陽、仲秋、敬老、秋分と季節を告げる暦の節が沢山あります。また、豊穣の季でもありますね。寝苦しい夜とも間もなくお別れです!ところが、何と台風の中四国縦断で、各地で大変な被害が出ています。お亡くなりになられて方のご冥福と、所在の判明されていない方々の一日も早いご無事を祈念しております。御蔭様で、広島は然程影響がなく助かりました。
 さて、今回は「栗」を御紹介します。クリは、ブナ科クリ属の総称です。北半球の温暖な地域に広く分布しています。その種子を食用に様々食しています。概ねの種は、とても大きくなるようです。樹高は20m~40mと言われています。古くから私達の身の回りにあり、縄文時代から食糧として食されていたようです。南ヨーロッパも森林地帯では、澱粉の多い種子を小麦粉の代わりに使っていたようです。日本に於いても、カチグリとして乾燥させてクリを利用していました。語呂から縁起も良いとの理由もあるようです。開花時期は6月頃です。クリの語源も面白く、落ちた実が石の様な事から、小石を意味する古語「くり」が転訛したとの事です。
 生け花の世界でも、秋を代表する実物の花材です。この時期各処で花会が催されますが、必ず活けられています。なかなか風情がありますよ。枝ぶりを活かして見たり、栗のイガのみを使ってみたりして、作品にアクセントを与えてくれます。
 また、木材としても利用されます。クリの木自体とても堅く耐久性が高いのです。どちらかと言うと、高級材に属するようです。耐久性の高さから、風雨に曝される鉄道の枕木に利用されます。同時に薄く剥がし易いことから、屋根葺き用の薄板に使われたそうです。かつては銃床の材料にも使用されました。
 食糧としても、この時期欠かせない食材ですね。代表的なのが丹波栗ですね。大阪原産の品種がもともとで銀由、銀善と呼ばれていますが、現在は「銀寄」に統一されたとのことです。これもまた品種改良が進み、健康食品として人気が高いものです。 私達の体にも良く心の癒しにもなる植物がまだまだあるように思います。そんな植物を探して、人生楽しく過ごしたいものです。

2011年9月14日

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枝物歳時記 ⑧

間もなく「処暑」ですが、残暑まだまだ厳しく熱中症の知らせを聞くことがままあります。また、凄惨な事件も起き驚愕の日々です。然し、変わらなく咲く「花」は私たちの和みです。旧盆も終わり、秋に向けていよいよ始動です。茅はススキとなり穂を出し、季節の巡りを感じます。
 さて、今回ご紹介するのは「ナナカマド」(七竈)です。北海道、本州、四国、九州の山地から亜高山帯に、またアジア東北部に分布する植物です。高さは7~10m位になります。5月から6~7月にかけて白い花を咲かせ、早いところでは7月下旬には実を付けます。木の実は、季節が進むと赤く色好き、秋の風情を醸しだします。葉も同じ様に紅葉が進み、とても美しく紅葉し、モミジに匹敵するくらいの美しさです。
 実はこの「ナナカマド」はバラ科の植物です。ちょっと意外ですね。この実はとても堅く、燃え難いことでも知られています。この燃え難い性質から、「ナナカマド」の名の由来もあるようです。大変燃え難く七度竈に入れても燃えないという説が一般的ですが、七度焼くと良質の炭になるという説、食器にすると丈夫で壊れにくいことからも名前の由来があるようです。この様な事に燃え難いとされることから、火災除け、落雷除けの木ともされたようです。然し、実際に燃やしてみると、燃えるのが遅いようですが、それなりに良く燃える!?そうです。
 種類も多く、北半球の温帯におよそ100種分布しているようです。葉裏が粉を吹いたような白色の「ウラジロナナカマド」、中国原産の「ニワナナカマド」、ヨーロッパ原産の「セイヨウナナカマド」、「ナンキンナナカマド」、「ホサキナナカマド」等が知られています。「ナナカマド」、「ナンキンナナカマド」、「ホサキナナカマド」は、生け花花材としてよく流通しています。
 一寸変わったところでは、私達は「ナナカマド」自体堅くて雄々しい樹木に感じます。然し、ロシアでは「ナナカマド」はそのたおやかさから、女性のイメージとして詩や文学に登場します。因みにロシアで男性を指すのは「樫」の木だそうです。然し、耐寒性があり氷点下50~60度になる冬のシベリアでは、樹木の中の水分が凍りつき、樹木が裂けてしまう中、ナナカマドは風に靡きながら厳冬に耐えるそうです。やはり女性は強いのでしょうか?(失礼!)
 程無く訪れる紅葉の秋。目にも鮮やかに紅葉したナナカマドの葉と実を活けて、存分に一足早い秋を満喫して和みたいと思います。(児玉)

2011年8月17日

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枝物歳時記 ⑦

8月8日は立秋に当たります。然し、まだまだ暑さが続きます。気のせいだと思いますが、私が幼い頃には、お盆の頃になると涼しくなっていたような気がします。夏休みには、父方の伯父の家で過ごしていましたので、田舎は涼しかったのかも知れません。それとも、年々年を取って暑さが身に沁みるのかも知れません!?
さて、広島には原爆の日があり、続いてお盆に入ります。様々なお花を持ち、平和公園にお参りされる方々を見かける時期になります。高齢化が進み、お参りに赴かれる方々も暑さの中大変な事と察します。然し、「原爆記念日」は永遠に続くものです。いつもこの時期になると、お参りにお越しの方々に新鮮なお花をお届出来るようにと心掛けています。

その花の中に「ホウズキ」があります。この花は、ナス科の植物で、原産は東南アジアです。他には南欧やアメリカ大陸の温帯に自生しています。主として観賞用や食用に栽培されています。多年草で、草丈は60~80cm位になりますが、通常市場で流通しているものは1m以上です。6月から7月に花を咲かせます。花を咲かせたあと、萼(六角
状)の部分が発達して実を包み袋状になります。
名前の由来も面白く、カメムシが好むことから名が付いたとも言われています。カメムシの古名はホウ、ホオで、カメムシが好きな花なので「ホウズキ」なのです。また、子供が果実を鳴らして遊ぶ「頬」の様子から、「頬突き」(ほほつき)から来たとも言われています。
漢字では、酸漿、鬼灯とも書きます。これは中国語で小さな赤い提灯を指します。英語では、Chinese Lantern Plantと呼ばれます。なかなか的を得た表現ですね。
仏教習俗の「お盆」では、ホウズキの実を提灯に見立てて、枝付きで精霊棚に飾る風習があります。御先祖をホウズキの明かりでお迎えするのです。とても外来の植物とは思えないです。江戸時代から続く江戸浅草の浅草寺の「ホウズキ市」は有名です。花の開花の時期に合わせて、各地で様々なホウズキ市が開かれています。
植物全般ですが、毒性の強くない物は概ね食用や薬用にされ、私達の生活の中に深く馴染んでいます。ホウズキも酸漿根と言われ、咳止め、解熱、利尿剤等に用います。意外なところにも登場します。それは「古事記」です。スサノオの尊が退治したヤマタノオロチの目は、まるでホウズキ(あかかがち)の様だったとされています。やはり日本人の表現方法は、詩情豊かなような気がします。植物との馴染みの深さを感じます。(児玉)

2011年8月9日

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枝物歳時記⑥

暑い日が続きますが、皆様は如何お過ごしでしょうか?夏台風も過ぎ、一時期暑さを凌ぐことが出来ました。でも・・・・。熱中症には気を付けてください!
 今回御紹介するのは、遠く北信州からの出荷の枝物です。
 フィソカルプスとウェイゲラそれとカールグラスウィーローの3種類です。
 フィソカルプスはバラ科の植物で、和名はテマリシモツケと言います。北アメリカ北東部原産で、耐寒性に非常に優れています。品種にもよりますが、特に黄金葉の品種は5月中旬~下旬に鮮やかな黄色を呈します。6月中旬~下旬にかけては花が咲きます。秋から初冬にかけては、新葉は常に黄色ないし黄緑色です。霜が降りると若干色づきますが、なかなか落葉しません。赤い色の葉を持つ「ディアボロ」という品種もあり、赤い色が印象的なフィソカルプスです。
 ウェイゲラはスイカズラ科の植物です。タニウツギ属は日本及び朝鮮半島、中国に約10種分布しています。平地から2000mくらいの山地まで分布しており、本州、北海道を主とする日本海側の山地に多く分布しています。主として日本で種の分化が進み、概ね7種があるそうです。北信州から出荷されるものは、突然変異で葉の色合いが変化したものを品種の選別をかけて、園芸品種として栽培したものです。
 カールグラスウィローは、柳の一種です。メガネヤナギ、勾玉柳とも言われています。葉の部分が丸くカールしており、とても可愛い葉を持っています。小さくても特徴がしっかり出ており、特徴を生かしてアレンジにも有効に使えると思います。
 種々の花が、各地方から送られてきます。各々の特徴を掴み、地域に合った植物を生産出荷されています。自ずから植物の素性を察して生産されることは、当然その植物にとって見れば良いコンディションなのです。それは植物にストレスを与えず、良い環境で植物を育てていることになります。より丈夫な花になるのです。日持ちも良くなります。暑い最中ですが、多少なりとも効果があろうかと思います。今回紹介する3種類も、植物の素性を弁えて栽培されています。旬も大切ですが、植物本来の成り立ちを熟知することの大切さをしみじみ感じます。 今後も、珍しい花や日持ちの良い花等を新鮮な状態でお届けしたいです。最近は、バケットに水を張り輸送しています。これも植物の鮮度を保つものです。より良い状態の花を、日々お届け出来るようになりたいものです。その花を活けて、夏の暑さを吹っ飛ばして下さい。(児玉)

2011年7月27日

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枝物歳時記 ⑤

早いもので、いつの間にか7月になりました。本来ならばもっと早くにと思っていたのですが、色々と調べてみると七夕も地方によって2回あっても良いのではと思いました。  
幼いころは、短冊に願い事を書いておりました。今半世紀を超える年齢になりましたが、願い事もいくつか叶い、恙無く生活をしております。感謝・感謝です。
 さて、七夕と言えば「笹」ですが、どうしてなのかと不図思いました。調べてみると、このころ各所で夏越の祭りが行われます。茅の輪を潜り、無病息災を祈る祭りです。その茅の輪の両脇に立てるのが「笹」です。それが七夕の笹になったようです。七夕自体は、日本・中国・ベトナム等では、節句のひとつになっています。お盆の行事の一つとして行われ、精霊棚とその幡を安置するのが旧暦の7月7日の夜、それに当たるそうです。そういう訳で7日の夕で「七夕」と呼ばれています。そういう理由で、明治以降は、新暦・旧暦と二回の七夕が誕生しました。新暦では、7月7日ですが、旧暦では8月6日がそれに当たります。私の暮らしている広島では、旧盆で行事を行います。ですから暦で言うと8月6
日の夕刻が七夕になります。巡り合わせですが、今年は原爆祈念日にも当たり、精霊をお迎えするには良い日柄です。
 私達は、笹と竹の区別をなかなかつけ難いものですが、見分け方があります。まず竹は、竹皮(桿)が落ちますが、笹は生長しても竹皮が落ちません。また、竹は本来温暖で温潤な地域の植物です。ですから北海道にはありません。帰化植物なのです。笹は日本にも自生しており、耐寒性もあり、この両種は、南はオーストラリアの北部~ヒマラヤ地域またはアフリカ中部にまで及びます。然し、北アフリカ、ヨーロッパ、北アメリカには見られません。土着の種も多いのです。しかし、どちらもイネ科の植物です。
 竹も笹も私達の生活にはとても密着した植物です。竹皮は、オニギリを包む道具の一つになり、竹自体は、器や花器に多く使われます。当然筍は絶品です。また、竹林は防火帯にもなります。帰化植物とはいえ、とても日本の環境に合い、日本人に利用されています。
馴染みの深い植物です。 忘れていました!竹取物語も竹ですね。生活の一部から文化の一端まで入り込んでいます。他の植物ではなかなかありませんね。日本人は、様々なものをうまく利用します。(児玉)

2011年7月13日

広島ブログ

枝物歳時記 ④

いよいよ梅雨に入りましたね。今、筆を進めている時も、じわじわ汗が!?
この時期は、何をさて置いてもアジサイですね!雨に打たれたアジサイ、とても鮮やかあじさいな色を放ち、私達を魅了してくれます。
アジサイ科(ユキノシタ科?)アジサイ属の植物です。学名は「水の器」・「水の容器」と言う意味です。和名のアジサイは、「あづさい」が訛ったものです。「あづ」は「あつ」(集)、「さい」は「さあい」(真藍)が合わさった言葉で、青い花が集まって咲く様を現したのです。私達の周りにあるアジサイは西洋アジサイと言い、日本原産のガクアジサイを改良したものです。
また、私達が「花」と思っているのは、実は萼が変化したものなのです。装飾花と呼ばれています。花は、萼の中心にある小さなものがそれにあたります。とても可愛い花です。なんとなく以外な感じです。
花の色は、土壌の成分で色が決まると言われています。酸性の土壌には青い花、アルカリ性の土壌には赤い花と言われていますが、あくまでも一つの要因でしかないようです。土壌の成分に影響されます。いくらPHが高くても、アルミニュームの含有量が作用するようです。酸性土壌でも、アルミニュームが少ないと青色にならないのだそうです。
然し、残念ながら美しいものには毒があります。通常接している分には影響はありませんが、経口すると危ないのです。植物全般は、多少に拘らず毒性があるものです。切り花でお使いになるには然程影響はございません!御安心ください!
雨に打たれたアジサイの花は格別に美しいと思います。長崎地方では、アジサイの変わった呼び方があります。私達が知っているオペラ「蝶々夫人」の中の人物に、その名前の由来を知ることが出来ます。それはシーボルトの恋人「お滝さん」に命名の由来を持ちます。シーボルトが恋い焦がれた「お滝さん」を、アジサイの花の如く美しいと賞賛しました。それが訛って「オタクサ」と言う名前で呼ばれています。恋人の名前を冠するなんて、私のような凡人には「素敵」としか言いようがありません。因みに私の名前は・・・・・。
アジサイは、よく水が下がり易いと言われます。折角の美しい花が萎れるととても残念です。新芽の部分は、草のように緑の軸を持ちます。その先端に花が咲きます。昨年の軸は、よく見ると木のようになっています。その部分から切り取ると水が揚がり易いです。その部分を叩くと因り良いように思います。ただし、叩いた部分が見た目良くないので!?軸を焼くという手もあります。まだまだ水揚げの方法はありますが、何より水が下がりかけたかなと思ったら、迷わず早めに処置をしてください。私達と同じで、早期発見・早期処置です!美しい花を何時までも身近に置いて下さい。(児玉)

2011年6月18日

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枝物歳時記 ③

小満を過ぎて、いよいよ植物達の活発な活動が始まります。花を咲かせ、私達を楽しませ、そして世を継ぐために実を結実させる。そんな季節ですが、今年は例年になく、様々な植物が、その時期を遅らせています。私達は、「喉元過ぎれば熱さ忘れる!」なのですが、植物達はそうはいきません。色々な準備をして、次の世代に繋いでいくのです。早春の寒さが応えています。特に枝物はそれを感じます。

そんな中、今年も「スモークツリー」の出荷時期を迎えました。別名を「はぐまのき」と言います。ウルシ科の植物で、原産は中国中部、ヒマラヤから南ヨーロッパに分布しています。高さは3m~5m位になります。枝葉を付け、とてもボリュームのある木です。皆さんが花と思われている部分は、名前の通り煙がたなびいているようにフワフワ感があり、ある意味とても大きな木の様相を呈しています。
実は、花と思しき所は花の柄が細長く伸びたところです。花自体は不稔花のものもあり、その花柄が伸びたものです。本来の花は非常に小さく、直径3mmの花弁5枚で形成されています。
「はぐまのき」の由来ですが、はぐまは「白熊」と書きます。黒だと「黒熊」(こぐま)、赤く染めると「赤熊」(しゃぐま)と言います。払子(ほっす)(仏具)や、旗・槍・兜等の装飾に使います。その払子に形が似ていることから、「白熊の木」(はぐまのき)と命名されたようです。
婚礼の花や祝の花、ブーケ等に使用されます。また、生け花の世界でもよく活けられます。ボリューム感もあり、使い勝手が良い花です。色も様々、ピンク、ホワイト、グリーン、レッドとあり、皆様のお好みの色を選べます。大きさも様々あり、大きいものは1m以上、小さいものは60cm位まで用途に合わせて購入出来ます。大きく飾るも良し、小さくテーブルに飾るも良し、枝物と言う観念を外して活けられます。つい枝物だから大きいし活け難いと思われますが、花の部分だけを使っても良いし、全体を活けてもイケます。枯れて乾燥しても、ドライフラワーとして利用できます。二度使えます。

是非アレンジに使ってみてください(児玉)

2011年6月1日

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枝物歳時記 ②

  皐月を迎え、巷はゴールデンウィークとなり来ました。東日本大震災で犠牲になられた方のご冥福をお祈りし、今現在も被災生活を強いられておられる方は、一日も早い復旧を祈念します。今回ほど「普段の生活」がしみじみ良いものだということを思い知らされる日々です。
  今年は例年になく寒さの残るこの頃です。日々の温度差が極端で、植物にとっては(私達にとっても)辛い春から夏への候です。
  やはり花の生育も、全てではありませんが遅れており、例年より少し様子が違うように感じます。しかし、植物は強いものです。いつの間にか芽が出、花が咲いてきます。その姿を見ながら日々を過ごしている私達は、とてもとても幸せです。
  今回は、「ビバーナム スノーボール」を御紹介します。
 
 スイカズラ科ガマズミ属の耐寒性落葉低木です。樹高は約1,5m位になります。別名をセイヨウテマリカンボクとも言います。花の全容は、まるで白いアジサイのようです。蕾の時期は、シャーベットグリーンで爽やか系の色合いです。開花が進むと、徐々に白に代わっていきます。よく似たものにオオデマリがあります。別名
テマリバナと言います。この花も同じガマズミ属の花です。葉の形状も違いますが、ビバーナム スノーボールは枝がしなやかで、花は垂れ下がるように咲きます。水揚げも思いのほか良い花です。垂れ下がるように花が咲くため、皆様方は水が揚がってないように思われていますが、実はしっかり揚がっています。御安心ください。花首を触ってみると、おそらく花軸が固いと思います。それは水が揚がっている証拠です。葉もそれなりにありますので、多いようであれば少し取り除いて下さい。如何しても水が揚がり難い時は、軸を金鎚のようなもので砕いて水に当たる表面積を増やしてやると水が揚がり易くなります。
  日当たりの良い場所、半日陰の場所、いずれでも育ちます。よく肥えている土壌と温かい場所を好みますから、南向きか北風の当たらないところに植えたり、また鉢を置くと良く育ちます。挿し木でふやすことも出来ます。
切花・鉢植え両方に人気のある花です。然し残念なことに、5月上旬には一気咲いてしまい、ちょっと気を許すと花期を逃してしまいます。素敵な花は、あっという間に咲き、私達に季節の移りを知らせてくれます。(児玉)

2011年5月5日

広島ブログ

枝物歳時記①

 今年度も「枝物歳時記」続きます。今年度第一回目、よろしくお願いいたします。

 いよいよ四月ですね!震災から早や一か月が経ちます。お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りするとともに、行方不明の方々の一日も早い安否確認が進むことを念じております。
  さて、今回は「霧島ツツジ」を御紹介します。この時期に美しい花を沢山咲かせてくれ、私達の目を潤してくれます。広島市中央卸売市場「花満」では、年4回植木大市が開かれます。3・4・10・11月の4回です。今回、霧島ツツジの開花した植木の豪華さにひかれてしまいました。
   語源は、「つづきさきぎ(続き咲き木)」とか「つづりしげる(綴り茂る)」とかが転訛したものです。また、漢字では「躑躅」(てきちょく)と書きます。私には書けませんが、この意味は「行って止まる」、見る人の足を引き留めるくらい美しい花を咲かせるからのようです。
   ツツジ科ツツジ属の植物で、常緑または落葉性の低木です。花も見事ですが、紅葉した葉も美しものです。花は漏斗形をしており、万葉集あたりでは「管士」・「管仕」・「管自」という字を当てはめていたようです。
   霧島ツツジは江戸キリシマとも言い、鹿児島地方の野生種から選抜されたものを、江戸初期1656年に江戸に持ち込まれ発達したものです。その後全国に広まり、生産も明治から大正にかけて盛んに行われた。時代も進み、江戸霧島を親として「久留米ツツジ」が生まれました。
   いけばなにおいても、「壇の躑躅」としていけ継がれています。まさに躑躅(てきちょく)としていけばなをなさる方もそういう風に感じていらしたようです。ツツジの美しさには目を奪われます!!
   沢山の花をつけるツツジですが、水揚げはとても良いです。但し、枝物ですから切り口の部分は十文字に切るか、切り口を鉄鎚等で砕くとより水揚げが良いと思います。
 花は、ほんの一時の美しさでしかありません。現在様々な技術が駆使され、本来の花の時期でない折にも沢山の花が出回っています。然し、果物・野菜と同じで、本来の花の時期に咲く花が一番美しいと思います。またよく花が持つと思います。自然に敵うものはないよう思います。今年は野山で、思いきり「旬」の花を楽しんでください!!(児玉)

2011年4月6日

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枝物歳時記 ⑱

  なかなか春が来そうにない気温が続きますが、皆様は御風邪を召されてはいませんか?私の周りには、風邪をひいた同僚も居り、一寸した流行になっています。
  福島の原発も、放射能汚染が伝えられ、事故の終息も当分先になりそうな様子です。幸にも中国地方という距離のある所に生活をしているので被爆の恐れはありませんが、過去を振り返ると他人事とは思えない日々です。
  さて、今回は「山吹」を御紹介しましょう。本来、花の時期は4月で、低山の明るい林の木陰に群生します。落葉低木と言うことではありますが、茎は緑で細く、柔らかです。樹高は1m~せいぜい2mくらいです。地下に茎を伸ばして群生します。緑の葉に、鮮やかな黄色の花を沢山に付けます。幾ら目の悪い私でも、花の時期には、車を走らせていても山際に咲く山吹は解ります。然し花の時期が短く、気が付くと花を終らせています。この山吹は、御多分に漏れず属の多いバラ科に属します。北海道から九州まで分布しており、中国にも産します。一重のものと八重のものがあり、庭木には八重が好まれるようです。一重のものには実が付きますが、八重のものには実が付きません。白の山吹もありますが、これはバラ科のシロヤマブキ属です。こちらは、樹皮も茶色で木の様相を呈しています。山吹は、いけばなにも多用されます。美しい線と印象的な花。可憐な中に、力強ささえ感じます。シロヤマブキもいけばなに使われますが、茶花にも挿されます。
 
 この「山吹」には逸話があります。大田道灌と村娘との係りです。大田道灌が鷹狩りに出かけた折、俄雨に会い雨宿りをした家で、蓑を所望したそうです。然しその家庭は貧しくて蓑もない位でした。その家の娘が出てきて、山吹の花を一枝差し出したそうです。道灌はその意味も解らず、その行為に怒ったそうです。其ののちそ
の意味を進言され、それを恥じ、和歌の勉強をしたそうです。その歌は「七重八重 花は咲けども山吹の みのひとつだに なきぞかなしき」 実のと蓑の掛詞だったのです。
  この逸話から察すると、八重の山吹には実のならないことを知っていたということです。自然に密着した生活だからこそ解ることです。風情を弁えた御和歌です。実はこの和歌は、醍醐天皇の皇子・中務卿兼明親王が詠まれた歌です。古くから親しまれた花でもあります。
  身分の高い・低いに拘らず、昔の方々は自然に密着した生活をされていたようです。私たちの周りにある植物は、私たちの生活の指標となっているだと思います。また一つ植物の違う面を見たような気がします。(児玉)

2011年3月31日

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枝物歳時記 ⑰

夜間はまだまだ寒さが沁みますが、春分と間近となり春の節目が訪れています。皆様は如何お過ごしですか?私は、二月下旬に行われた広島の花卉業界全体で行う「花の祭典」が無事終了しまして、少し安心し若干体調が!?イマイチです。然し、御蔭様で沢山の方にお出で頂き有難うございます。

 然しながら、東北地方では未曾有の災害に見舞われ、当該地方の方々は大変な日々を過ごされ、またお亡くなりになられた方も数知れずとのこと、御冥福をお祈りいたします。

八重桜 さて、市場は冬の蒸かし物(ハウスで早く咲かせる)も盛りを迎え、桜・レンギョ等の様々な花木が出荷されています。今回は「八重桜」を御紹介したいと思います。

八重桜は、家桜とも言われており、園芸品種が殆どです。広島では、佐伯区の造幣局(佐伯区五日市)がとても有名です。色も様々で濃いピンクから薄いピンク、黄色と私達の目を楽しませてくれます。元々八重桜は、奈良時代、聖武天皇の御世に天皇自身が三笠山で見出され、「奈良の八重桜」として世に知られるようになりました。一条天皇の御世には、八重桜の奪い合いもあったようです。現在まで伊賀上野では、「奈良の八重桜」の花守(花垣の庄)の家系が続いているそうです。「いにしえの 奈良の都の八重桜 けふここのへに にほひぬるかな」 伊勢大輔 詠

 当市場では、「御車返し」・「紅豊」・「関山」・「中・大提灯」と様々です。特に最近は紅豊が多く、蕾の時期はとても濃いピンクが印象的です。花が終わり掛けると、また色が濃くなり別の意味でとても奇麗です。また、少し時期が進むと提灯系統の桜が出荷され始めます。濃いピンクで、花が下向きに咲く品種です。花弁も多く見事です。私達の時代は、小学校の入学式には桜が付きものでした。染井吉野の花の下を潜り、入学式に向かったものです。最近は、特に温暖化の影響で開花が早くなり、一重の桜より開花の遅い八重桜が、幸いにも入学式に合うようになりました。一重、八重の違いはありますが、桜は祝の花ですね!

八重桜 しかし、八重桜は花弁の多さから、大ぶりに桜を活けるときたまに水を下げることがあります。その時には樹皮を削り取って水に浸けるとあがり易いと思います。是非試して見てください。自然の環境は徐々に変化していますが、植物はそれに上手く合わせて、四季折々に素敵な花を私達に見せてくれます。(児玉)

2011年3月17日

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枝物歳時記 ⑯

皆さん、如何お過ごしでしょうか?急に寒くなったり、温かくなったり、私のように50歳を過ぎますとなかなか気温の変化についていけなくなります。インフルエンザの流行、杉花粉の飛散予想等、毎日の情報が気になります。御身体には十分気を付けてください!
 さて、このような中でも、植物は着実に春へと準備を始めています。最近私が特に目を引くのは、「紅白の梅」です。よくお正月花に梅を使います。然し、やっと季咲きの季節を迎えてきました。当市場にも季咲きの梅が入荷しており、馥郁たる香りを活気溢れる市場に満ち溢れさせてくれています。

 梅は、バラ科サクラ属の植物で、アンズに近い種です。英名では、JAPANESE APRICOT(日本アンズ)と呼ばれています。和名も数々あり、好文木(こうぶんぼく)・春告草(はるつげぐさ)・木の花(このはな)・初名草(はつなぐさ)・香散見草(かざみぐさ)・風待草(かぜまちぐさ)・匂草(においぐさ)等あります。春の香りを現した表現が多いような気がします。花木の中では、特に香りの強いものです。花の見事さ、香り二通りの楽しみ方の出来る花木です。概ねの植物は、薬用・食糧としての流通が主でしたが、装飾としての花は、農耕が定着し食料が安定供給されるようになってからです。奈良時代以前までにおいては、「花」と言えば「梅」を差していました。現在のように桜が花と称されるのは、平安時代中期以降の事です。然し、生け花の世界においては、梅の存在は確固たるもので、桜に比べると様々な活け方があります。白梅の雄々しさ、紅梅の優しさ、若い徒長枝、苔木等を使い表現します。生け花の古書にも「梅」は数多く登場します。桜に比べると、花の豪華さにおいては見劣りがするかも知れませんが、風情は特別なものを持っていると思います。尾形光琳の「紅白梅図屏風」に現されているが如くです。

 梅は、中国では紀元前から酸味料として使用されていたようです。塩とともに最古の調味料とも言われています。皆さんがお使いになる「あんばい」は「塩梅」で、梅と塩による味付けが美味しくいったことを意味します。漢方薬としても、様々な加工を施し、止血・強心作用等に使用されます。さらりとした梅酒もありますね!?家紋にも、梅の花を図案化されたが見受けられます。有名な歌も「東風吹かば にほいおこせよ梅の花 主なしとて春な忘れそ」とあり、いくら桜に花の座を取って変わられたとはいえ、これだけ私達の心の中にしっかりと定着した花はないように思われます。
 もう一度「梅」の美しさを見直したいと思います。(児玉)

2011年2月23日

広島ブログ

枝物歳時記 ⑮

早いもので、一月の中旬になって参りました。然し、この寒さは耐えがたい寒さですが、皆様は風邪を召されてはいませんか?手洗いと嗽はちゃんとしましょう!!
ケイオウザクラ   ところで、例年ならばこの時期は、かなり多くの蒸かし物(温室に早く入れて、花をいち早く咲かせる)が出荷されます。然し、今年は気温が低く、じわじわと原油が高騰しており、なかなかうまく出荷されていません。そんな中で、山形県から「啓翁桜」が出荷されています。
 
  東北地方は、当然の如く地域の利点で早くに寒に当たります。その為、桜は春に向かう準備をいち早くおこないます。花芽の分化が早く始まるのです。より早く花芽を付けるのです。また寒さに合うことにより、殊の他色目も鮮やかになります。さらに、寒さのため春の準備を早くする為、早い時期から(前年の内に)ハウスに移し、花を咲かせることが可能なのです。通常、桜を早めにハウスに移し咲かせると、若干色が薄めになるのが普通です。然し、この山形の桜は色目が落ちないのです。市場においても、評価が高く、花屋さんからも人気です。啓翁桜の生産を始めて約40年、本格的に山形県置賜で生産され始めたのが約25年前です。桜が若いこともあり、樹勢も強いのです。因みに、置賜の長井には、「伊佐沢の久保桜」と呼ばれる桜があり、エドヒガンザクラでは東北地方最大のもので、推定樹齢が1200年と言われています。また、白鷹町には樹齢800年のエドヒガンもあります。置賜さくら回廊と命名し、観光の目玉にもなっています。
山形県の啓翁桜   この時期に桜は?と仰る方もおいでになるかも知れません。私も実際咲かせるまでは、一寸疑問?を持っていました。然し、咲かせてみるととても素敵に咲くのです。魁には早すぎますが、時期尚早とは言え、かなりイケテます。
   最近は様々な花が、季節を先駆けて出荷されています。雪柳・レンギョ・桃等、本来の季節を見紛う程です。技術が進み、植物の素性を捉え、それを上手く使う。また、本来の美しさを失わないことが出来る。とても素晴らしいことです。
 桜は、大らかに咲くものです。最近の住宅事情の中では、なかなかそれを表現できません。それを表わす方法も種々あるとは思いますが、それを駆使して無理やり使うよりは、山形の桜の色に魅せられ、本来の桜をその一部でも楽しんでみてはどうでしょうか。私自身あまり惚れこんでもいけないのかも知れませんが、一度身近に置いて活けてみてください。(児玉)

2011年1月22日

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枝物歳時記 ⑭

皆さま、明けましておめでとうございます。お正月、如何お過ごしになられましたか?きっと麗らかなお正月をお迎えになられたと御察しいたします。
猫柳   さて、市場も1月5日に初市を催し、本格的に稼働し始めました。一年のスタートです!枝物も「蒸かし物」のシーズンとなります。「蒸かし物」とは、温室に花木を入れ加温し、自然(露地)より早く出荷する物です。
 
  早いものでは、「啓翁桜」・「雪柳」等、様々出荷されています。その中でも「猫柳」が多く出荷されます。ヤナギ科ヤナギ属の落葉低木でが、世界には約350種類あり、主に北半球に分布しています。「猫柳」は、北海道から九州までの山間部の渓流から町中の河川の水際に自生しています。他の柳類の比べると開花が早く、3月から4月です。高さは、3mくらいになります。また、他の柳に比べると水辺を好みます。一番水辺にある柳です。柳類は、通常葉の付いた状態では出荷はありません。花芽を活けるのです。軸の固さもほどほどで、生け花で形を作るには適しています。
   名前の由来も可愛くて、銀白色の毛で覆われて花穂が特徴的です。それを猫の尾に見立てたことから、猫柳と命名されて様です。樹液は、カブトムシ・クワガタムシ・カナブン・スズメバチの好物です。
   一昔前の環境であれば、私達の身近にある柳として親しみがあったのでしょうが、昨今なかなか川辺で見かけることが少なくなりました。然し、猫柳は性の強い植物です。ちょっとしたところにも、ささやかながら顔を出しています。春の猫柳の銀穂はとても可愛く、ある意味奇麗です。フワフワ感がとても可愛いのです。
 新春の風物詩として、是非「猫柳」を活けてみてください。(児玉)

2011年1月7日

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枝物歳時記 ⑬

あっと言う間に一年が過ぎてしまいました。長くて短い365日です。この一年、数々の花に出会ってきました。様々な色・形を持つ花ですが、各々に特徴を持ち、自己主張をしています。その花の主張を感じて、活けていくことが大切です。私共競り人も、花の素性を見極めて販売しなければいけないと思っています。然しなかなか思うようにいきません。困ったことです。

葉牡丹 いよいよお正月、お宅にはお花を飾られましたか?松・千両・菊・百合等を活けられましたか?もう一つ葉牡丹がありますね。葉牡丹は、名前の如く葉が牡丹の花に見立てた事から名付けられた様です。耐寒性にも優れ、冬の公園の風物詩になっています。

 元々は古いキャベツの品種の一つです。日本に渡来したのは、鎌倉時代中期または江戸時代前期とされています。現在の葉牡丹の品種は、園芸ブームの盛んだった江戸中期以降とみられています。と言うことは、日本で作り出された物なのです。その後海外に輸出され、全世界に紹介、栽培されています。 最近は色も鮮やかになり、葉に艶のあるものあり、形も小型化されています。今までとは違い、門松や生け花だけでの用途ではなくなっています。フラワーアレンジや墓参等に使用され、以前とはかなり利用の範囲が広くなってきました。本日販売をした葉牡丹も、以前の大きな物もありますが、相対的に見ると小型化してきています。 観葉植物としては一年草として扱われていますが、最近は多年草としての踊り葉牡丹、またSPタイプの葉牡丹が沢山出荷されています。一本物に比べると風情を感じます。やはりこのようなタイプの出現で、様々な用途を開拓できたのだと思います。際物としての流通しかない現在ですが、少し時期をずらしての使い方もありですかね? 

植物は奥深く上手く御紹介できないところがあり、皆様にはお目だるいことだと思っております。お付き合いいただき誠にありがとうございました。来年は、皆様により興味を持って頂けるような話題を取り入れて参りたいと思います。 では、皆様良いお年をお迎えください。(児玉)

2010年12月30日

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