インフォメーション
花と緑の生活
花と緑のイベント
花と緑の育て方
平和大通り花壇
双葉園

花と緑の生活

枝物歳時記 ⑱

  なかなか春が来そうにない気温が続きますが、皆様は御風邪を召されてはいませんか?私の周りには、風邪をひいた同僚も居り、一寸した流行になっています。
  福島の原発も、放射能汚染が伝えられ、事故の終息も当分先になりそうな様子です。幸にも中国地方という距離のある所に生活をしているので被爆の恐れはありませんが、過去を振り返ると他人事とは思えない日々です。
  さて、今回は「山吹」を御紹介しましょう。本来、花の時期は4月で、低山の明るい林の木陰に群生します。落葉低木と言うことではありますが、茎は緑で細く、柔らかです。樹高は1m~せいぜい2mくらいです。地下に茎を伸ばして群生します。緑の葉に、鮮やかな黄色の花を沢山に付けます。幾ら目の悪い私でも、花の時期には、車を走らせていても山際に咲く山吹は解ります。然し花の時期が短く、気が付くと花を終らせています。この山吹は、御多分に漏れず属の多いバラ科に属します。北海道から九州まで分布しており、中国にも産します。一重のものと八重のものがあり、庭木には八重が好まれるようです。一重のものには実が付きますが、八重のものには実が付きません。白の山吹もありますが、これはバラ科のシロヤマブキ属です。こちらは、樹皮も茶色で木の様相を呈しています。山吹は、いけばなにも多用されます。美しい線と印象的な花。可憐な中に、力強ささえ感じます。シロヤマブキもいけばなに使われますが、茶花にも挿されます。
 
 この「山吹」には逸話があります。大田道灌と村娘との係りです。大田道灌が鷹狩りに出かけた折、俄雨に会い雨宿りをした家で、蓑を所望したそうです。然しその家庭は貧しくて蓑もない位でした。その家の娘が出てきて、山吹の花を一枝差し出したそうです。道灌はその意味も解らず、その行為に怒ったそうです。其ののちそ
の意味を進言され、それを恥じ、和歌の勉強をしたそうです。その歌は「七重八重 花は咲けども山吹の みのひとつだに なきぞかなしき」 実のと蓑の掛詞だったのです。
  この逸話から察すると、八重の山吹には実のならないことを知っていたということです。自然に密着した生活だからこそ解ることです。風情を弁えた御和歌です。実はこの和歌は、醍醐天皇の皇子・中務卿兼明親王が詠まれた歌です。古くから親しまれた花でもあります。
  身分の高い・低いに拘らず、昔の方々は自然に密着した生活をされていたようです。私たちの周りにある植物は、私たちの生活の指標となっているだと思います。また一つ植物の違う面を見たような気がします。(児玉)

カジュアルフラワー

活けメン!

カジュアルフラワーガイド

カジュアルフラワー

カジュアルフラワーガイド

カジュアルフラワーガイド


花を贈ろう

花を贈ろう

いちごの育て方