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花 うたかた ⑨

皆様 こんにちは。11月も半ばを迎え、木々の色も変わり季節の移ろいを感じる頃になりました。然し、例年に比べると紅葉の鮮やかさが・・・・・。その紅葉が終わると、木々は寒々として、目につき始めるのが蔓(かずら)です。この蔓、なかなか厄介なもので、他の植物に絡みつき木々を枯らすこともあります。そんな蔓物も私達の生活に密着しています。
 蔓が全てではありませんが、皆様よく御存じの「唐草文様」は蔓をベースにしています。「唐草」は、古くメソポタミアやエジプトにその原型を見ることが出来ます。つい「唐草」と言う字を見ると、古く中国から発した文様の如く思ってしまいます。多くのものが伝わって来たのと同じように、シルクロードを経てやって来ました。
 欧州では、「アラベスク」として親しまれています。「唐草」には、ロータス・パルメット・アカンサス等あります。その他の多くの植物を取り込み、唐草文様を創りあげています。唐草文様になった植物以外のものもそうですが、その生命力の強さに「繁栄」を当て嵌め、身近にそのデザイン化した文様を於いたのです。
 それをより身近に、簡略化していったのが日本人なのです。主な種類に、「蔦」・「忍冬」・「葡萄」、仏教の影響もあり「蓮」・「水蓮」等があります。少し変わったところでは、マツボックリ・ユリの花・月桂樹の葉もあります。
 その中で、「忍冬(スイカズラ)」について少しお話してみましょう。スイカズラの名前の由来は「吸い葛」に由来し、花を咥えて甘い蜜を吸っていたことに始まります。砂糖のない日本では、砂糖代わりに使用したとも言われています。英名のHaneysuckle(ハニーサックル)がそれを表しています。他にも利尿・鎮痙に薬効があり、かなり日本人には身近な植物だったようです。
 普段何の気なしに接している植物ですが、私達にはとても重要な且つ身近なものなのです。そのような植物をより身近に置き、文様化していった人々。植物の大切さを感じているからこそのことだと思います。私達現代人も、もう一度周りの植物に目を向けてみたいものです。(児玉)

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