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花 うたかた ~2013-4~

皆様 こんにちは。今月は皐月。花卉業界にとっては、年間イベントの中でも重要な「母の日」が訪れます。今月は天候も良くなりそうで、初夏の様相も呈して来そうです。私の好きな初鰹もシーズンを迎えます。この初鰹は、地元高知では、柿の新芽が吹き始める頃からだそうです。今年も美味しい鰹が頂けますように。

さて、母の日と言えば「カーネーション」ですね。この母の日はいつ頃その始まりを持っているのでしょうか?私達は、5月の第二日曜日は何の違和感もなく「母の日」として受け入れてきました。事の発端は、20世紀の初頭にあります。1905年にアメリカのフィラデルフィアに住む少女の母が亡くなった。出来れば生前に母を敬う機会を設けたいと言う思いから、その思いがアメリカ全土に広がりました。1914年には当時の大統領ウイルソンにより、5月の第二日曜日を「母の日」として国民の祝日としました。当初は少し違っていましたが、白いカーネーションは亡くなった母に、赤いカーネーションは健在な母に贈る習慣が広まっていきました。日本では、明治末期頃から行なわれ始め、 大正時代に教会で行われていたことから徐々に全国に広まった。1937年(昭和12年)に、某お菓子メーカーが告知したことにより全国に広がったようです。昭和6年から戦後昭和24年頃までは香淳皇后の誕生日3月6日が当てられていたが、その後アメリカに倣って5月の第二日曜日に行なわれるようになったようです。国によっては「母の日」はまちまちです。多くの国は5月の第二日曜日ですが、ノルウェーは2月の第二日曜日とか、ロシアは11月最終日曜日であったりします。

カーネーションはナデシコ科の植物で、日本に渡来した経緯からオランダセキチク、ジャコウナデショコの別名を持っています。原産は、南ヨーロッパ、西アジアと言われています。草丈は20cm~90cm位で直立しています。また枝もよく出ます。日本には江戸時代初期以前に輸入されています。然し、一般的になったのは明治時代後期から大正初期にかけてです。その後キク、バラと並ぶ程の生産高になりました。やはり「母の日」が一般に広まり、確立したことが大きな一因になっています。

17世紀にイギリスやオランダで300種以上見られましたが、現在市場では400種以上の品種が流通しています。色・花形様々に有り、皆様の趣向に合わせた品種が選べると思います。一寸変ったとこでは、古代ギリシャ、ローマ時代から原種は栽培されていますが、観賞する以外にワインの香りづけにも使われていたようです。

スペイン、モナコ公国、ホンジュラスでは、国家として親しまれています。花の美しさは基より香りも一因かも知れません。私達も同じですが、内面から出るものも必要ですね。美しい花に囲まれて暮らして行きたいものです。

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