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花と緑の生活

花うたかた ~2013-8~

皆様 こんにちは。猛暑の続く毎日ですね。会う度に「暑いね!」の合言葉から話が始まります。同世代の方とお話しをする時に、「私達が幼い時はこんなに暑くなかったよね。」と言う話題になります。まあ、私もひと年取りましたから加齢性で性が無いかも知れません。然し、植物は強いですね。ベランダのプランターに野菜を植えていますが、しっかりと実をつけてくれます。キュウリ、ナス、ピーマン、トマトなど私の食卓を潤してくれます。やはり採れたては最高ですね!

さて、今回は「デンファレ」をご紹介しましょう。デンファレの正式名称を御存知ですか?デンドロビウム・ファレノプシスと申します。一寸舌を噛みそうです。私達は、ランは綺麗と言っていますが、とても多くの属・種があります。南極大陸を除く全ての大陸の熱帯~亜熱帯に分布しています。世界では700属15000種と言われ、また日本には75属230種が分布しています。その中でデンファレはセッコク属に入ります。

花茎が長く伸び、先に多くの花を付けること、また花持ちが良いことから切り花向きの品種として流通しています。株自体は耐寒性が無く低温に弱いので、ご家庭では越冬させ辛い品種です。越冬をするには最低15℃が必要です。せめて12℃を確保する必要があるそう です。然し15℃で生育は停止します。出来れば18℃が望ましいし、20℃以上を保つことが出来れば越冬が可能です。空調が行き届いている昨今は、以前に比べるとかなり越冬の可能性が高まっています。美しいデンファレをお部屋で咲かせることが出来そうです。楽しみですね!

暦の上では「立秋」も過ぎましたが、巷はなかなか暑さが去りそうもありません。東北地方では、集中豪雨で犠牲になられた方々もおいでになります。ご冥福を祈ります。然し気候が変わってきました。魚類では、熱帯、亜熱帯の海を泳ぎまわる魚たちが、黒潮に乗りかなり北上しています。また、ペットとして飼われ放置された動物たちも越冬できる気温になり、本来の生態系が少し変わってきているように思います。植物はどうなのでしょうか?菌類あたりは如実にそれを表しています。広島は、以前は「松茸」の大変有名な産地でした。お年を召された方にお伺いすると、極端な話ですが松茸を踏みながら歩いていたとも聞きます。その頃には山も下刈りがされ、より管理された山であったようです。 要は、私達は自然と共に生活をしていたと言うことです。自然を管理しつつ自然を壊さず減らさず、実に上手く自然を作り挙げていたのです。それは自然を知り尽くしていたからです。「萱」についても興味深い逸話があります。「萱」は茅葺屋根の「萱」ですが、荒地から森林になる過程の環境に即して生育します。腐り難く、雨風を防ぐには格好の植物です。その萱を育て利用するために、集落には萱の為に「講」と言う組織が形成されていたとも聞きます。自然環境を守り、自然の産物を上手く利用することの素晴らしさを古き人々は知っていたのです。今後も上手く付き合っていけるのでしょうか?以前より、荒れた山々に木々を植林し、保水効果を高め、それを地下水や河川へ導き、海へと注がせることが 行われています。それを中心に行っておられるのは海に生業を持つ人々だと伺ったことがあります。正に輪廻を感じます。自然を守ることは、私たち自身を守ることに繋がると思います。そんなことを思いながら日々「花」と接していきたいと思います。(児玉)

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