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全国高校生花いけバトル2022広島大会 ~5~

こんにちは^^ 花と緑のコンシェルジュ、記事担当の和田です。
全国高校生花いけバトル広島大会のレポート、パート5です。

いよいよ決勝戦のレポート。もったいぶっちゃって、待たせてしまいました。
予選1位、2位通過のチーム「Iris}・チーム「向日葵」は僅差で敗れ、3位チーム「ポーチュラカ」対4位チーム「ティンカーベル」の決勝ラウンドとなりました。
最近の広島大会でめきめきと上達し、準決勝~決勝ラウンドに残ってきている岡山勢から「ポーチュラカ」。そして、実は「ティンカーベル」の一人、土岡さんは昨年の準優勝チームの一人。優勝した3年生チームは受験のため決勝大会には出場が難しく、準優勝したチームとして、昨年の全国大会に広島大会代表として臨んだ経験もある彼女は、一年生と新しいチームを組んで今回の広島大会にチャレンジしてきました。
周りから見ると決勝戦の舞台に出られた経験は「とても運がよかったね!」・・・と思ってしまいますが、(顧問の先生から伺ったのですが)「準優勝だったのに、出場していいのか・・・?」という葛藤がご本人にはあったそうです。
しかし、この話などを聞くと、一年生を引っ張ってちゃんと上位に残ってきていることは、「運も実力のうち」ということを思わずにはいられません。

広島大会も最後の決戦となりました。準決勝からは個人戦としての競技になりますが、準決勝はチームの二人が同時に生けていき、広島工業大学高校のように、チームで連携して一つの作品のようにも仕上げていくやり方もありました。しかし、決勝戦は「先鋒」同士・「次鋒」同士のそれぞれの作品での競技となります。

決勝戦は、自分の好きな花器を選ぶことができます。
選んだ花器が被ることなく選び終え、まずは先鋒同士の競技に入りました。
 
各チームの先鋒それぞれは、(記事担当の私の主観で恐縮ですが)とてもユニークな形のU字型の花器と白い磁器の花が止まりにくい花器を選びました。心の中で、「なんと!難しい花器を選んで。。。チャレンジャーだな。。。」と思いました。

チーム「ティンカーベル」先鋒 掛谷さんの作品。

チーム「ポーチュラカ」先鋒 小野さんの作品。

先鋒の対戦の結果は・・・

8点差で赤のチーム「ティンカーベル」が一歩抜きんでました。

そして、次鋒同士の対戦へと続いていきます。

決勝戦では、先鋒の対戦後、かたずけずにぞのまま飾り、その隣に次鋒が作品を生けていきます。

赤、チーム「ティンカーベル」は先鋒戦の8点差を守り、できればその差をさらに伸ばすべく。。。、一方、青、チーム「ポーチュラカ」は、追いつく可能性のある8点を追いかけ、ダイナミックに作品を生けていきます。

チーム「ティンカーベル」先鋒 土岡さんの作品。

チーム「ポーチュラカ」先鋒 野村さんの作品。

広島県のテーマ花材である「モミジ」と地元育種会社の協力をいただいたマムをふんだんにダイナミックに使って生けた土岡さん。ヤマゴボウを流木を使い、大きく展開させながら、特徴ある花器の向きと挿し口をうまく使って流れのある作品を生けた野村さん。

次鋒の対戦結果は。。。

青の「ポーチュラカ」が4点上回ったものの、先鋒戦の8点の差には届かず。。。
赤の広島県立福山誠之館高校、チーム「ティンカーベル」が広島大会優勝となりました!

広島大会を代表して、来年1月に開催予定の香川県高松市での決勝大会に出場することになったチーム「ティンカーベル」。左、先鋒の掛谷さん、右、次鋒の土岡さんです。おめでとうございます。


そして、健闘し、追い上げたものの一歩届かなかったおかやま山陽高校、チーム「ポーチュラカ」、左、先鋒の小野さん、右、次鋒の野村さんです。おめでとうございます。

毎回、予選の一つ一つの対戦・・・いいえ、もしかしたらオリエンテーションの前の練習の時から、広島大会に臨むにあたって、それぞれのチームの小さなストーリーが展開されて、この日を迎えたのかもしれません。この大会に参加するにあたって、エントリーシートを参加者は記入し、大会に臨む思いなどを記載します。審査をする先生方は、その内容も確認しながら審査されますが、毎回厳しく審査をされながらも、心温まる思いも感じられているようにお見受けします。
第一回目からエントリー常連校の間では、交流も生まれている様子。。。花き業界の生産者や花屋さんとの交流も生まれてきている広島大会です。また、2-3年前から大会出場者が後輩のために大会のお手伝いをしたいと申し出てくれたりしているんです。もしかしたら、この中から、日本の将来の花き業界の仲間が加わるのかもしれません。少なくとも花好きの花き業界応援団になるであろうことに大きな期待を寄せるところです。

さて・・・、最後になりましたが、この広島大会で予選で24作品、準決勝~決勝トーナメントで12作品が生けられましたが、その中で、記事担当の私が「いいな💕」と個人的に思った作品を一つ選んでみたいと思います。

広島県立庄原実業高校 チーム「畑の小人」のこの作品。二人とも男子のチームでした。パチパチパチ・・・^^

残念ながら、何の賞品もありませんが。。。^^;

来年もぜひとも、広島大会が開催できるようにしてまいりますので、今回エントリーしていただいた各高校から、そして、興味を持っていただいたまだエントリーしていない高校からもご参加をお待ちしています。
また、これから夏から秋にかけて、全国各地で地区大会が繰り広げられます。Youtubeでの中継もされますので、できれば「生」配信で、アーカイブでも動画は残っていますので、全国の参加高校生のエネルギッシュに花に向き合う姿を見てあげてください。
全国高校生花いけバトルHP https://hs.hanaikebattle.com/ 「花生けだより」から予告から大会まで、確認できますから。

 

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