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枝物歳時記 ⑧

なかなか夜の温度が下がらず、寝苦しい夜が続きましたが、やっとエアコンを止めて熟睡できるようになりました。寒さ、暑さも彼岸までと言いますが、間違いないですね。自然は不思議です。虫の音も聞こえ始めました。この猛暑の為、実物もなかなか出荷されず、今年は運悪く裏年に当たっており前途多難な秋です。このような初秋ですが、秋を運んでくれる植物もあります。
   この時期には、サンキライ(サルトリイバラ)・マユミ・ナナカマド等の出荷がありますが、今年はツルウメモドキのみ順調に出荷されています。 
  このツルウメモドキは、日本を含め東アジア一帯に自生しています。実は、ニシキギ科の落葉の蔓性植物です。日当たりの良い林によく見かけます。今の時期は、まだ実が青く、他の樹木と見紛うため解り難いものです。然しもう少しすると、実が弾けオレンジ色の奇麗な実を見せてくれます。生け花や装飾花としてよく用いられます。
   管理は至って簡単です。切って水に付けているだけで実は弾けます。また、実を弾かさないで保存するには、濡れた厚手の生地を被せるか、日光が入らないような色付きの厚手のシートを被せ、たまに水を打ってやると大丈夫です。私達が思うより、植物は強いものです。

  また御利用頂いた後は、リースに活用できます。そのまま使っても良いし、形を作った後ペンキで着色しても良いと思います。幹が固くなってきたら、少し水に浸けて柔らかくするのも良いかも知れません。とてもツルウメは繊維が多く、細工し易い代表的な植物です。実の美しさもありますが、細工のし易さで生け花に良く利用されます。秋の花会では、ツルウメ一色かと思われることもあります。植物自体持つ美しさ、特に下がる蔓物の線がとても繊細で、様々な動きを醸しだしてくれます。
   昨今の自然環境の変化で、なかなか思うように材料が入って来難くなってきました。ましてこのような気象状況の中、より困難になるかも知れません。求めるのも一つの方法ですが、あるものを使い、またもう一度利用するものいいかなと思います。これもエコの一つではないでしょうか?(児玉)

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