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花 うたかた 20

皆様 こんにちは。たびたび台風が沖縄を縦断して去っていきます。本土には雨を齎してはいますが、然程の被害もなく安心しています。年々台風の進路が変わってきています。これは・・・。瀬戸内海でも熱帯性の魚が最近よく紙面を賑わしています。私達を取り囲む環境が徐々に変化しているのは事実ですね。
 さて今回は、「ポットマム」をご紹介しましょう。ポットマムとは?実は植物名ではなく、鉢植えの菊を指します。ポット・クリサンセマムを略した言葉なのです。鉢植えと言うことで、普通は矮性品種を仕立てます。欧米生まれの洋菊から茎の伸びにくいものを選抜しています。概ね100種以上と言われています。このポットマムは、鉢のわりにボリュームがあります。とても見事なのですが、水切れを起こしやすのです。水の管理を大切にしてください。それか大きな鉢に植え替えること、または寄せ植えにして管理することが良いかも知れません。
 二年目の管理も必要です。初年は処理を施してあるので矮性です。然し、二年目は自然な姿になります。寄せ植えを行っても他の植物と馴染みます。市場では、8月から出荷が始まり9月にピークを迎えますが、10月迄出荷があります。鉢植えと言うことで、普通は矮性品種で作られます。また草姿を整え易い品種が多彩に作り出されています。ガーデニングにも最適です。肥料は、蕾がつくまで1ヶ月に一度位固形肥料を施すと良いです。その後も肥料を施し続けると花付きが悪くなるようです。
 菊は古くから私達日本人に馴染の深いものです。現在菊として私達が扱っているものは、家菊として平安時代に中国から渡って来て、日本に於いて様々に品種改良されてものです。日本の国花(天皇家の紋章)として使われ始めたのは鎌倉時代の後鳥羽上皇の御世です。宮中でも「菊」を愛でる行事が執り行われていました。本来は薬草としての評価も高く、菊の香は不老長寿の薬と言われていました。現在のアロマテラピーの発端でしょうか?
 その後時代を経て概ねの植物がそうであるように、大名家で品種改良が進み、嵯峨・伊勢・美濃・肥後・江戸各地で品種改良が進み、現在古典菊として私達を和ましています。秋の菊人形展等多くにそれを見ることが出来ます。旧暦の9月9日は、五節句の内の「重陽の節句」です。新暦で言うと10月23日がそれに当たります。年々気温が上昇している近年では、丁度良い頃合いかも知れません。
 昨今は、花持ちの良さや香りから弔の花に多く使われていますが、どの植物にも季節があるように、菊の季節は今からです。いけばなの世界でも、この季節には菊一種類でいけます。本来の観賞植物として、秋を代表とする花、その花の豪華さ、香り等を秋の夜長に楽しんでください。(児玉)

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