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花 うたかた 21

皆様 こんにちは。やはり霜月ですね。朝晩の冷え込みも強くなり、わたしの周りにも風邪ひきの方が多くなりました。皆様も気を付けてくださいね。

 今回は「バラ」のご紹介です。主産地は、チベット周辺、中国雲南省からミャンマーにかけてです。そこから中近東、ヨーロッパ、また極東、北アメリカに伝播していきました。然し、南半球にはバラは自生していないとのことです。日本にも野ばらが自生しています。ノイバラ・テリハノイバラ・ハマナシがそれに当たります。可憐な花で香りのあるものです。また常陸の国風土記に登場します。常陸の国、現在の茨城県です。この茨は野ばらを指すものと言われています。風土記によるとそれは一つの武器として記載されています。以外です。古代ローマに於いてはバラの香油が愛好され、北アフリカ、中近東で盛んに栽培がおこなわれたようです。また、江戸時代初期に仙台藩の支倉常長がヨーロッパ からバラを持って帰っています。然し、現在のようにバラが花の女王とされるのは明治時代以降です。
 
 昨今は、装飾用として様々なバラが、目まぐるしく出荷されてきます。色、花弁の形、咲き方様々です。特徴的な抱え咲き(丸く開き中に芯が巻いている)のバラが魅力的です。例えば「オレンジロマンチカ」・「ヘリオスロマンチカ」・「アプリコットファンデーション」が素敵です。濃淡はありますが、オレンジ系の花です。
 
 現在流通している「黄色」のバラも、実はその親は1933年に作りだされたのです。また、ブルーローズも夢の物語でした。様々な品種が生み出されましたが、本来の「青」の色素を持つものがありませんでした。それが傑出されたのです。2004年に発表され、認可を受けたのち2009年より一般販売が始まった「サントリーフラワーズ アプローズ」です。
 
 日々花は進化しています。バラに携わる人々の研鑽の結果だと思います。私共花に携わる人間として、バラに負けない位進化したいものです。今後も花の美しさを見出し、伝えていきたいと思います。
 
 牡丹は「花王」ですが、バラは「花の女王」です。女王の品位を保ち、今後も私達に花の美しさ、その美しさに和みを与えてくれる「華」であって欲しいものです。

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