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花  “うたかた”

 皆さん こんにちは。今回より、花 “うたかた”と題して、毎週水曜日午前11時半にNHK広島で放映されています「ひろもり 新鮮市場」で紹介した「花」を、より楽しく紹介させて頂くことになりました。どうぞ宜しくお願い致します。また「ひろもり」も御覧いただければ幸いです。
 今回は、秋を代表する「リンドウ」を紹介させて頂きます。
リンドウは、リンドウ属リンドウ科の植物です。本州から四国・九州の湿った野山に自生します。釣鐘型の花を、茎の先に上向きにいくつも咲かせます。以前は、田の畔等にアキノキリンソウ等と咲き乱れていましたが、環境の変化によりなかなか見ることが出来なくなりました。
 現在流通しているリンドウは、エゾリンドウは、を品種改良したものです。自然では、草丈が20cm~60cm位ですが、品種改良の御蔭で1mを超えるものもあります。色も様々あり、写真で紹介しているのはほんの一部です。現在市場では、20種程、皆様のお手元に届けられています。
 リンドウ自体、どちらかと言うと栽培は寒・高冷地に適しています。暖地ではなかなか株を維持出来ません。
 また生薬としても有名で、漢方では根を竜胆と言い、健胃剤として利用されます。古名を「エヤミグサ」(疫病草・笑止草)と言います。疫病に効く?のかもしれません。笑止草とも書きますが、おそらく笑いが止まるくらい苦いという理由からきているように思います。
 文献には、和名抄(931~938年)に和名としてニガナ・エアヤミクサとして著されています。出雲国風土記にも著され、「枕草子」にも描写されています。
 リンドウは咲かないとよく言われますが、日が当たると開花します。部屋の中でも、若干陽が射す所におくと開花します。不思議なものです。水揚げは良い方ですが、節の部分が折れやすく、つい節を折って水につけてしまいますが、節の部分は繊維が詰まっていますので水が揚がり難いのです。出来れば、節と節の間を切るか、折ると良いと思います。折ると水に当たる面積が、切った状態より大きくなるので水を吸い上げ易いのです。また花が沢山付いているので、より多くの水分を花に送り込む為にも出来る限り余分な葉は取り除いた方が良いと思います。
 リンドウをはじめ様々な花が、私達の生活に潤いを与えてくれています。身近な食物、生薬、そして心の糧としてです。そんな「うたかたの花」を身近に置いて、ひと時の憩いを持って頂ければ幸いです。(児玉)

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