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花 うたかた ②

皆様 こんにちは。処暑も過ぎたのに、なかなか秋風が吹きません。今週も暑さがぶり返すとの予報が出ています。また、台風もやって来ていますね。
 さて今週はケイトウを御紹介します。ヒユ科の一年草の植物で、原産はアジア・アフリカの熱帯地方とされています。学名は「燃焼」と言うギリシャ語に由来します。なかなか特徴を掴んでいますね。(児玉)
日本には奈良時代に中国を経て渡来し、嘗ては「韓藍」と呼ばれていました。花穂の状態から、羽毛・久留米・鶏冠等の系統があります。花と葉はアフリカと東南アジアで食用にされており、日本でも食用植物として栽培されていた時期もあったようです。お隣の韓国では、穂粒は豚の飼料にして、根や茎は干してネズミ除けに使われているとのことです。
実は、花の様に見える赤い部分は、茎が変化したものだそうです。ケイトウの本当の花は、赤い部分の下に隠れるように開花しています。なかなか解り難いものです。意外な花です。
ケイトウ自体、私達は墓前の花のイメージが強いように思います。然し、古くは生け花ではケイトウを真(中心)にする活け方が伝えられています。花穂がとても印象的だからでしょうね。畑で栽培されていますが、ケイトウが育っている様子を見ると圧巻です。最近ケイトウを見ると、「ヨハネス・フェルメールの青」を連想します。オランダの画家ですが、現存する絵画数は少なく稀少なようです。(あまり絵画に詳しくないのですみません。)
そのフェルメールが描いた絵画の中に「手紙を読む青衣の女」があります。(只今京都市美術館で公開中!!)その「青」がとても鮮やかで美しく印象的なのです。鉱物絵具を使っているようです。その色合いが、ケイトウの鮮やかな色彩(特に赤!)を連想させるのです。(ちょっと余談になりました。)
 最近は、様々な活け方を楽しんで頂きたいと言うことで、生産者の皆様も日々研鑽されて消費者の皆様のニーズに応えられるような色を模索されています。愛知みなみから出荷されている(渥見半島)羽毛ケイトウあたりは、草丈も80cmを超えるものあり、特に花穂は30cmを超えます。今までの花穂あたりの倍はありそうです。それらの色・大きさを使って、ブライダルあたりへの花材として需用を模索しています。今までにないケイトウも現れるかも知れません。(児玉)

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