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枝物歳時記 ⑨

 皆さん今日は。9月は暦の上では秋ですが、まだまだ残暑厳しい日が続きます。白露、重陽、仲秋、敬老、秋分と季節を告げる暦の節が沢山あります。また、豊穣の季でもありますね。寝苦しい夜とも間もなくお別れです!ところが、何と台風の中四国縦断で、各地で大変な被害が出ています。お亡くなりになられて方のご冥福と、所在の判明されていない方々の一日も早いご無事を祈念しております。御蔭様で、広島は然程影響がなく助かりました。
 さて、今回は「栗」を御紹介します。クリは、ブナ科クリ属の総称です。北半球の温暖な地域に広く分布しています。その種子を食用に様々食しています。概ねの種は、とても大きくなるようです。樹高は20m~40mと言われています。古くから私達の身の回りにあり、縄文時代から食糧として食されていたようです。南ヨーロッパも森林地帯では、澱粉の多い種子を小麦粉の代わりに使っていたようです。日本に於いても、カチグリとして乾燥させてクリを利用していました。語呂から縁起も良いとの理由もあるようです。開花時期は6月頃です。クリの語源も面白く、落ちた実が石の様な事から、小石を意味する古語「くり」が転訛したとの事です。
 生け花の世界でも、秋を代表する実物の花材です。この時期各処で花会が催されますが、必ず活けられています。なかなか風情がありますよ。枝ぶりを活かして見たり、栗のイガのみを使ってみたりして、作品にアクセントを与えてくれます。
 また、木材としても利用されます。クリの木自体とても堅く耐久性が高いのです。どちらかと言うと、高級材に属するようです。耐久性の高さから、風雨に曝される鉄道の枕木に利用されます。同時に薄く剥がし易いことから、屋根葺き用の薄板に使われたそうです。かつては銃床の材料にも使用されました。
 食糧としても、この時期欠かせない食材ですね。代表的なのが丹波栗ですね。大阪原産の品種がもともとで銀由、銀善と呼ばれていますが、現在は「銀寄」に統一されたとのことです。これもまた品種改良が進み、健康食品として人気が高いものです。 私達の体にも良く心の癒しにもなる植物がまだまだあるように思います。そんな植物を探して、人生楽しく過ごしたいものです。

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