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花 うたかた 6

皆様 こんにちは。市場は、「母の日」も終わり一段落しております。然し、沢山の花が毎日出荷されております。最近は、一年を通して出荷される花も多く有りますが、旬にしか出荷されない花もあります。そんな花の中で、きょうは「芍薬」をご紹介したいと思います。
 シャクヤクは、アジア北東部が原産のボタン科の多年草です。「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」と言う女性の美しさを形容する言葉として皆様ご存知かと思われます。
数ある植物の中で、ボタン科の植物が2種入っています。芍薬の風情、牡丹の華麗さと言われています。中国に於いては、牡丹は「花王」、芍薬は「花の宰相」と言われており、花の中でも最高位にランク付けされています。
 日本にはヤマシャクヤクと言う同科の山野草が自生しています。このヤマシャクヤクは今回紹介するシャクヤクとは違います。今回紹介するシャクヤクは、薬効を持ったものです。前に述べた女性への形容は(立てば芍薬・・・・)、植物自体の形容もありますが、婦人薬としての薬効も含まれています。例えばシャクヤクは、冷え症・産後の疲労回復等で、シャクヤク、ボタン、ユリを薬草として用いると美人になるという深い意味があるようです。シャクヤクは、本来薬草として中国から渡来してきました。「倭名類聚抄」(931~938)には、衣比須久須理(エヒスクスリ)の名で薬草に扱われています。江戸時代に品種改良が進み、「花壇網目」(1664成立)には花の色が書かれており、元禄時代
(1688~1704~1710)の「花壇地錦抄」・「増補地錦抄」にはかなりの種類が挙げられています。江戸時代の代表的な花卉の一つです。同時期の「和漢三才図絵」には500を超える品種があるとされていました。1904年のアメリカのシャクヤク協会によると、2600品種が集められたということです。茶花やいけばな材料に好く使用されます。また有名な「肥後六花」にも入っています。
 牡丹とシャクヤクの区別が付き難いとよく聞きます。分かりやすく言うと、牡丹は「木」・芍薬は「草」と言うことです。シャクヤクは冬になると地上部が枯れます。牡丹は残っています。牡丹が咲き終わる頃、芍薬が咲き始めます。
 シャクヤクはとてもたくさん葉が付いています。偶に水が下がることがあります。そういう時には少し葉を整理して頂くと水揚がり良くなります。花が咲くと牡丹と見紛うばかりの美しさです。一時の美しさ、是非咲かせて楽しんでください。

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