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花と緑の生活

花 うたかた 8

皆様 こんにちは。早いものでもう6月になります。暦の上では、芒種、夏至と夏の様を呈していますが、今年は暑さに唸る日をあまり感じないような気がします。年のせいで、感覚が鈍ったのでしょうか?間もなく梅雨に間もなく入りそうです。これからやってくる湿気は、私達の悩みの種です。
さて、今回は「スモークツリー」を取り上げてみたいと思います。別名「ハグマの木」とも言います。実はこの植物は、ウルシ科の植物です。ウルシは私たちの生活に古くから密着した植物です。漆器は、光沢を持ち、その光沢を放つ天然樹脂塗料として「ウルシ」が扱われています。その語源は、その光沢を見て「麗し」(うるわし)、「潤し」(うるおし)に由来するとも言われています。ウルシはかぶれると言われております。実際かぶれてた方もいらっしゃいます。然し、かぶれの素の「ウルシオール」は揮発性です。漆器に使われてもかぶれることは先ず無いと言えます。また、変わったところでは、皆様がお食べになる「マンゴー」も実はウルシ科の植物なのです。お知らせしておきます。
少し余談になりました。では「スモークツリー」のご紹介です。原産は中国南部、ヒマラヤから南ヨーロッパです。日本には明治時代に渡来したと言われています。高さは4~5mになります。別名は「ハグマノキ」と呼ばれています。ハグマは「白熊」と書きます。これは、インド北西部、中華人民共和国、パキスタン北東部に自然分布するウシ科のウシ属の動物です。その尻尾の毛を束ねて作られて仏具の払子に似ていることからその名を頂いたようです。
スモークツリーは、ウルシと同じく雌雄異株です。雄株の花は開花後花が落ち、房状に花序を形成しません。雌株の花は開花結実後、花序が房状になり、皆様ご存知のスモークツリーとしてお手元に届くのです。様々な植物は気候に影響を受けます。スモークツリーも同じです。降雨が多く曇天が続いた場合、本来の花の色が若干グリーンを呈して来ます。また、降雨が少なく晴天が続いた場合、ピンクがやや強くなるそうです。微妙ですが影響を受けます。
カスミ草と同じように、スモークツリーは添え物としての需要が多いように思われます。然し、色の使い方を工夫すると、中々お洒落に色を醸し出してくれます。白、緑、ピンク、赤と合わせやすい色合いを持ちます。花序の部分を使うことが多いので、出来うる限り要らぬ葉は落としていけられると良いと思います。一時のものです。旬を重んじて、短い期間ですが楽しんでください。ドライフラワーにもなります。是非お試しください。(児玉)

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