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花 うたかた 19

皆様 こんにちは。朝夕は若干涼しくなったような気がします。でも、広島では夕刻から「凪」タイムに突入します。幼い時から慣れてはいるものの、とても我慢できないぐらい暑いのです(年を重ねる毎に)。お時間があれば、「凪」体験ツアーなぞ如何でしょうか?
 さて、今週は「クルクマ」をご紹介します。クルクマはショウガ科ウコン属の属名で、和名は薑黄(キョウオウ)と言います。薑は、はじかみと読みます。はじかみは、ショウガを意味します。また、ハルウコンの別名もあります。ウコンの花は黄色で花期は夏~秋です。クルクマは晩春から初夏に咲きます。其の為ハルウコンの別名を持ちます。原産は東南アジアを中心に分布しています。概ね現在流通しているクルクマはタイの原産だそうです。タイの国立公園の自生は特に有名です。日本で栽培が始まったのは、1989年に開催された大阪花と緑の博覧会に出品されてからで、その後タイから球根が輸入され観賞用として広く栽培されるようになりました。現地では、観賞用としてではなく、クラチアオ、カミンコークと呼ばれ薬用や根をカレー粉として使用されています。
 草丈は、30cm~100cm以上になります。東南アジア原産と言うこともあり、冬越しは慎重にして頂きたいものです。球根は室内で保護するか、暖かい場所で鉢植えの状態で春まで保管します。その他の時期は、日当たりの良い場所で育成をしてください。どちらかと言うと湿気を好みまので、乾燥にはくれぐれも気を付けてください。然し、肥沃で、水はけと水持ちの良い場所を好みます。夏の暑さにも強いものです。肥料は、初夏と花後に緩効性の肥料を与えます。終わった花茎は切り取ってください。
 最近は、色、大きさ様々で、お好みの色、形を選べるようになりました。以前はピンクが殆どでしたが、最近は緑、白、ピンク、また茶色・白、濃いP・薄Pの複色もあります。広島には、その多くが福岡県の糸島市から入荷されています。現在約25種類ほどの品種を栽培されているそうです。出荷量も全国有数です。
 切花としては、その花形が蓮の花に似ていることから、お盆には好まれる花の中に含まれています。然し、先ほどのように乾燥にどちらかと言うと弱い花です。出来れば午前中に保湿の意味で、一度霧吹きをしておくと花持ちが良くなると思います。
 ほかの多くの植物に見られるように、皆様がご覧になってらっしゃるピンクの花弁のようなものは「苞」と言います。これは花を包んでいる葉なのです。本当の花は、その中に咲き、紫色の可愛い小さなものです。(児玉)
 何時も思うことですが、多くの観賞用の花は、私たちの生活に密着しています。ただ見る花だけではなく、私達に役立つ花葉として多面性を持っています。身近な花を見直して見たいものです。

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