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花と緑の生活

花 うたかた 明けましておめでとうございます。

皆様 新年明けましておめでとうございます。
長くにお休みをさせて頂きました。決して病気とかではなく、日々に仕事を熟すスピードが遅くなり、なかなか書くことが出来ませんでした。早い話、要領が悪くなってしまいました。気が付くともう年が明けてしまいました。
昨年も様々な植物と新しい出会いがありました。市場で扱う花は、そう変わるものではありません。確かに新品種もあります。然し、同種の中での新品種です。世界的な新品種ではありません。そのような花を毎日見ていると、私も花の美しさを見落としてしまいます。それはとても寂しいことです。花は見る角度を変えると、その角度により今までにない美しさを見出すことが出来ます。その角度は、その花の生まれ故郷、原産地の気象状況、どう言う道を辿って日本にやって来たか、その花の名前の由来とか、様々に植物を見る角度を変えて見るとても興味深いものがあります。
いけばなではお正月に向けて、「万年青」を活けます。目出度い花として正月花には欠かせない「花」の一つです。皆さん、よく目出度い時に活ける花と言われます。どうしてなのですかと聞くと、皆様はよく解らないと言われます。私も実はよく解りませんでした。目出度いと言われる「花木」は概ね常緑です。一年を通して葉の色が変わらないのです。それは人間の心に通じるものがあると思います。二心無く全うに生きていく姿を意味するものと思います。ですから「神々」も一年葉の色の変わらない木々に降り立つのだと思います。万年青もまさにそれに当たると思います。
万年青自体は日本に自生していますが、現在のように目出度き花として扱われるようになったのは江戸期からの様です。徳川家康公の 御家来衆が、江戸城入城の折に祝いの品として献上したと言われています。時代を経て江戸中期には、日本の観葉植物として一世を風靡しました。その後一旦は落ち着きましたが、明治・大正期にはまたブームが興りました。いけばなの世界では、正月に欠かせない花として英々と受け継がれています。現在も愛好家は多く、昨年も広島で「日本おもと協会」の全国大会が開催され、全国より出品されました。機会を得て私も拙い腕ではありますが、「万年青」を活けさせていただきました。また毎年、徳島の相生の小学校に万年青の授業に行かせて頂いております。徳島の相生は、全国の万年青の7割を出荷されており、地域の特産物として小学生に伝えていこうという授業です。小学生たちは、最初はとても緊張 していますが、徐々に植物の持つ魅力に引き込まれていくようです。最後はとても楽しく万年青をいけてくれます。植物を扱う私達にとってはとてもうれしく感じる機会です。
今年も皆様に植物のあれこれをお伝えして行きたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。迎えた今年がより良い一年になりますように祈念いたしております。(児玉)

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