インフォメーション
花と緑の生活
花と緑のイベント
花と緑の育て方
平和大通り花壇
双葉園

花と緑の生活

紫覆輪の出現

今から30年程前,トルコギキョウの消費を大きく拡大させたセンセーショナルな品種が出現しました。今回は,そのお話しです。  前回紹介した原種は紫色単色でした。このために,トルコギキョウの品種は,紫色単色から出発し,やがて突然変異で白色,ピンク単色が出てきました。私が花の研究を開始した昭和55年には,まだ,この三色しかありませんでした。  この頃,長野県の力石という場所で,トルコギキョウの品種育成にビッグバンが起こっていました。昭和53年,中曽根尚次郎さんがピンクの覆輪花を選抜し,これに紫単色花を交配して,鮮やかな紫色の覆輪花を昭和55年に世界で始めて育成しました。下部が白く先端が紫色の蕾が燦燦と輝く朝日の中で開いたときに,あまりの美しさに感激し「万歳を三唱した」と,直接,お話を聞きました。この革命的な品種が世に出て来るまでには,花色の変異を求めて複雑な交配を繰り返して行い,あるいは突然変異株が選抜されていきました。昭和23年の栽培開始から実に30年間の時が必要でした。この品種を見た青山生花市場の田淵社長が「パステルムラサキ」,「パステルピンク」と名付けました。覆輪花であるのにパステルという名称はここから始まりました。なお,ほぼ同時期に千葉県でも覆輪品種が育成されました。これ以降,日本人の感性によって多くの品種が育成され,現在,日本の品種が世界を席巻しています。

カジュアルフラワー

活けメン!

カジュアルフラワーガイド

カジュアルフラワー

カジュアルフラワーガイド

カジュアルフラワーガイド


花を贈ろう

花を贈ろう

いちごの育て方