花と緑のイベント
こんにちは♪ 花と緑のコンシェルジュ、記事担当の和田です。
国産花きイノベーション推進事業に広島でも取り組んで4年目。
先般も開催をご紹介していたこの事業内で継続している「花活」シンポジウム。
花の効用を少しでも多くの人にお知らせする機会として続けてきています。
これまでは、年度の初めにシンポジウムを開催していたのですが、
今年は年度の終盤、今年度の事業が終了してその報告も兼ねて
1月24日にメルパルク広島で開催いたしました。
毎年継続してきた教育施設や福祉施設での「花活」講習会。
今年は竹原市的場会さまの施設で、補助事業での講習会だけでなく
花活講習会のプログラムが有効かどうかを測るために
一回きりの講習ではなく継続して実施し、その効果を測るという
事業をされました。
歳を重ねれば、程度の差はありますが、認知機能が衰えてきます。
だれもが出来るだけ身体も頭も出来るだけ長く健康でいたいものです。
シンポジウムでは、基調講演の他に
花を使ったアレンジメントが認知機能を保ったり、
衰えたものが改善したりする期待がもてるかどうかを検査したこの事業の発表もかねて
パネルディスカッションも行われました。
竹原市のこの取組は講習会実施の段階から新聞でも取り上げられていて
注目を浴びていたといっても良いかと思います。
シンポジウムを前に、その概要が新聞記事にも掲載され、ちょうど良い
告知にもなりました。
その記事のおかげで、一般の方からの問い合わせも多く、
新聞の持つ力もあらためて感じさせられた次第です。
この度は、ディスカッションの後の質疑応答がたいへん盛り上がりました。
フラワーアレンジメント法という吸水スポンジに印をつけて、
それをガイドにアレンジメントを作るという手法を使って、
講習会を実施しているのですが、それに対して、
「単調で飽きてしまう」という言う意見も出れば、
「健常だからそうかもしれないが、認知症が進んだ人にとっては、
毎回が新鮮でそれが楽しいトレーニングになっている。」・・・とか
「この事業で終わりにせず、継続できるシステムを構築していくべき」
「花屋さんの理解と関わりが必要」・・・など、
これまでに無い意見がたくさん出ました。
継続してきた成果がみなさんに認知され、イベントではなく日常に、
嗜好品ではなく必需品に・・・花や緑がなっていくことで
需要に繋がっていくことを願って、地道にこの事業を続けていかなければ・・・と
一層感じた今回のシンポジウムでした。
この花活シンポジウムの様子を大田花き花の生活研究所のブログ
花研コーヒーブレイクでも紹介いただきました。
⇒ その記事はこちら
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