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お正月の縁起物

こんにちは♪ 花と緑のコンシェルジュ、記事担当の和田です。
今年の年末・・・新型コロナの第3波で今までにないような年越しになるかもしれません。お正月休みを利用しての旅行や帰省も見合わせなければいけませんね。。。忘年会やパーティも自粛。。。楽しみが激減しているこの頃ですが、こんな時こそ、おうちライフ、家族とのおうちイベントで、気分を上向きに持っていきましょう!ぜひお花を飾って、盛り上げてくださいね。

 

さて、今日のお話は、「お正月の縁起物」ってタイトルを付けました。
日本人は演技を担いだり、言葉あそびを用いてこれから来る未来に願いを託したりしますよね。年が改まる年末からお正月にはそんな縁起物がたくさんあります。特に日本人は植物に神聖なものを感じ取ってきたようで、植物にいろんな願いを重ねてきました。
そんな植物を少し紹介しましょうね。

なんといってもお正月の飾りに欠かせないのが、「松」でしょうか?お正月のお花にも松は欠かせませんね。常緑で 「不老長寿」という花言葉のあり、長寿の象徴のような植物です。また、新年にはその年の年神様が松を目印に天から降りてくると信じられ、年神様の依り代として門松が飾られるようにもなったともいわれています。

その門松には「竹」も一緒に組まれて飾られます。竹は成長の早い生命力旺盛な植物で、これも縁起の良い植物とされています。
「松」「竹」・・・とくれば「梅」。地方によって違うとは思いますが、広島の門松には、梅も一緒に組まれます。「梅」は中国から伝わったもので、もともとは日本にはなかったものですが、苔の生えるほどになっても、まだ寒い早春に香りのよい美しい花をつけることから好まれ、気高さや長寿の象徴と解釈されてようです。

日本の花市場では、お正月に向けて一年に一度の特別市も開催されます。先ほど話に出た松ばかりを競る「松市」や「千両市」、「梅市」などが行われます。お正月に向けた花材は、育てるのに時間もかかりますし、一年に一度の市、おまけにこれからくる年が幸せになるよう願いを込めた商品になるので、生産者も市場もお花屋さんも気が抜けない大切な市なんですよ。

こちらは千両です。
千両の花言葉は「利益」「富」「恵まれた才能」など、たくさんの実をつけることから豊かなイメージを持つ花言葉がつけられています。商売繁盛の縁起物の植物として、人気があります。赤い実の他に黄色い実をつける種類もあります。ご不幸のあった家では赤い実の千両をひかえ、黄色い実の方を飾る習慣もあります。

千両はもともとは「仙寥花(センリョウカ)」といわれていた植物打倒いうことですが、実がたわわにつくことから縁起を担いで「千両」といわれるようになったとのことです。言葉遊びの好きな日本人。。。ほかにもお金にちなんだ「万両」「百両」「十両」「一両」とそれぞれの別名を持つ植物があることをご存知ですか?

「万両」「百両」「十両」は同じ種類の植物で、「万両」ヤブタチバナ、「百両」はカラタチバナ、「十両」はヤブコウジで、それぞれ葉がでるところの根元から赤い実をつける植物で、実をつける数がヤブコウジ➡カラタチバナ➡万両と多いです。「一両」はアリドウシといい、千両や万両などとも違う種類です。細い鋭いとげのある植物で、これにも赤い実が付きます。
「千両、万両、ありどうし」と言って、商売繁盛を願い、一緒に植えてお正月の縁起物とする地方もあるということです。いいですねぇ、千両・万両がずーっとあるなんて!!

 万両  百両(カラタチバナ)

 十両(ヤブコウジ)  一両(アリドウシ)

広島の市場で観られたものを撮ってきました。

 見えますか?アリドウシの鋭いとげです。
名前の由来は「蟻しかこの植物の間を通れない植物」とか、「蟻でも突き通すような鋭いとげを持つ植物」・・・とかあるそうです。

他にも、難を転ずる「南天」。家を譲っていき代々続くをいうイメージから「ゆずり葉」。
3枚の葉が付くのが一般の種類の松ですが、5枚の葉をつける五葉松という種類があります。これは「御用をまつ」・・・ということで、商売人に喜ばれるともいわれています。また、切り枝にした松ではなく、値が付いた松は値引松といわれ、その土地に根付いて代々続いて繁栄を願うために飾られたりもします。

今年は本当にいろんなことがあり、どこのおうちでもいつもとは違う年越しになるのかもしれません。いつものように気軽に会えず、少し寂しいかもしれません。でも、そんなときに大切な人に植物に気持ちを託して、縁起が良いとされる植物を飾ったり、贈ったりするのもいいかもしれませんね。

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