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枝物歳時記⑤

モミジ梅雨明けは何時になるのでしょうか?全国では局地的なゲリラ豪雨も発生し、梅雨末期の様相を呈していますが、鬱陶しい梅雨はまだまだ続きそうですね。そんな梅雨を払拭してくれる「花」はありませんかね?

私は、この木を見ると一瞬爽やかさを感じます。それは「もみじ」です。私たちどもは、まず「もみじ」を見ると秋の紅葉を思い浮かべます。山々に紅く色づいたもみじを見始めると、秋の凛とした涼を感じ季節の節目を肌に感じます。しかし、青葉の時期の「もみじ」もなかなか捨てたものではありません。器の文様にはよく「もみじ」が使われています。料理を作られ人のお伺いすると、料理の世界で「もみじ」は春から秋まで使用出来るそうです。生け花の世界でも同様です。長くに渡って使われます。

「もみじ」はカエデ科の植物ですが、よく「もみじ」・「カエデ」という二つの呼び方をします。どう区別をしているのでしょう?植物分類上は同じものなのです。然し、特に紅葉の美しいものを「もみじ」と呼んでみたり、造園業の世界では「葉」の切れ込みの数・深さで区別をしています。

「もみじ」は品種改良が進んでおり、江戸時代から約300種類もの園芸品種が作り出されています。英語ではMapleと言い、カナダ産のカエデの樹液から採ったものをメイプルシロップとして私達の周りにあります。日本に於いては「いろはもみじ」が有名ですね。諸処で紅葉を楽しむことが出来ます。如何して「いろはもみじ」と呼ばれるのでしょうか?ある説によると、掌状に5~7つに裂けている葉の先を「いろはにほへと」と数えたからとも言われています。

昔から「もみじ」は、水揚げが良くないと言われています。他にも水揚げの良くないものが多々あります。枝物全般について言えることですが、かなり水分を必要とします。水揚げをし易くしてやる方法さえ間違えなければ、それなりに長持ちします。まずは逆さ水です。葉の表は、水を弾き根元に水を流す役目をします。枝物・葉物は葉裏でも蒸散をするのです。ですから葉裏に水を掛けることが必要なのです。また切り口を十文字に割ることも必要です。水に当たる面積を多くすることです。然し多くの植物は、空調機の風に弱いのです。葉の表面の層が破壊され、蒸散が著しく弱るためです。まるで私達が冷房病になるみたいになります。

同じ生きる物として、様々な素性を知りながら上手く接していきたいですね。(児玉)

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