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広島県花き品評会 in LECT  「今が旬、マムフェスティバル」part③ デモンストレーション

こんにちは、花と緑のコンシェルジュ、記事担当の和田です。
先日終了した広島県花き品評会レポート、パート③です。

今年は、どんなイベントも新型コロナ感染拡大の影響を受けました。当初は、広島県花き品評会が二日間ある期間中、いろいろなイベントを計画してはいましたが、9月いっぱいで緊急事態宣言は明けたものの、しばらくは広島県でも自主警戒期間を推奨されていたこともあり、初日は展示のみにしました。が、二日目はイベントを企画いたしました。
その最初のイベントは。。。日本国内でも国外でもご活躍の中三川聖次さんを広島にお迎えしてトーク&フラワーデモンストレーションを実施いたしました。

<中三川聖次さんのご紹介>
ブルームンウインクル 主宰 フラワーデザイナー
オランダ アールスメール市場や大手花店勤務を経て1999年独立。
花時間、フローリストなどに作品を多数掲載実績。
商業施設や海外でのデモンストレーションをはじめ、専門学校の講師、東京オリンピック招致イベントや玉川髙島屋のお正月などのフラワーディスプレイなども担当。
小売をせずに、様々な現場で花をいける、いけこみを中心に活動されています。

店頭販売ではなく、様々な場所でいけこみを主とした活動をされているということで、まず最初に、オアシスや剣山を使わない「投げ入れ」という手法を使ってのデモンストレーション、二番目に小さなカップケーキ型の吸水性スポンジにかわいらしいアレンジメントを、そして、最後にフローリストの本領発揮をしていただくべく、中三川さんのブーケの製作をお願いいしました。短い時間の中で、盛だくだんのお願いをしたにもかかわらず、「頑張ります!!」と快く受けていただきました。

当日は、中三川さんのデモンストレーションの後で、広島市内の高校生が参加するイベントも企画していましたので、それに参加する高校生も来場してくれていました。商業施設「LECT」開店時間の10時となり、イベント盛りだくさんの一日がスタート! 開店アナウンスの後、一息入れて早速、中三川さんのトーク&フラワーデモンストレーションが始まりました。
中三川さんは、「初心者向け」と「中級者向け」の作品を同じ花材を使い、同時進行で活けていただきました。参加高校生の皆さんは、全国高校生花いけバトルに参加してくれている学校の生徒さんたちが主で、この進め方は、今後の花いけをしていく中で、活け方のヒントにもなるようにとの中三川さんからのご提案でした。

いけこむ口の比較的小さい花器は、初心者向け、いけこむ口の広い花器は、中級車以上向けの作品として活けていきます。司会を担当して頂いた飯村さんから、ご自身がお花をいけるときに感じる素朴な疑問なども率直にしていただいて、中三川さんは活けながらそれにこたえる。。。というような進行です。
まず、活けはじめ・・・口の小さいほうの花器に活けるときのワンポイントアドバイスとしては、「花を挿したい位置に止めるために、枝物を支えにできるよう最初に挿していけばいい」ということでした。口の広い中級者向けの花器は、いけこみ口が広すぎていけたい花や枝が、くるくる回って止まりません。そんな時は、長さを短くしたときにでる足元の枝を活用して、花器の中に十字につっかえ棒にして分けるように使うことや、ワイヤーなどを使い技を立たせるなど、知っていると便利な技を教えていただきました。活けながら、いけばなに欠かせない季節の枝物のお話や太い枝を切るときのコツなども合間にお話ししていただき、時には高校生から「おぉ~」という声や拍手が起こったり。自分たちが活けるときの参考になった様子でした。また、花を挿していくときの本数は「奇数」がよいとか、三角形を意識して挿すと作品のバランスがとりやすくなる・・・など、花いけのアイディア満載にお話ししていただきました。

右の作品は中級者向け、左の作品は初心者向け

続いて、小さなアレンジメントの製作に移りました。
先ほどとは違って、とても小さなかわいいアレンジメントではありますが、さすが、プロですね。(当たり前ですね。失礼な言い方で、すみません・・・)お客様から見える方が正面となるように中三川さんは後ろからお花を挿していただいています。せっかくなので、基本のアレンジではなくて、中三川さんのカラーを出していただいてアレンジしていただきました。使った花材は4種類ほどですが、花材の高低を出したかわいらしいアレンジを作っていただきました。
このアレンジは、ゆくゆくはこのアレンジをお手本にしてもらってリモートワークショップを開催したいと考えています。募集をさせていただく予定ですので楽しみにお待ちください。(注意:広島中心の取組になります。ご了承ください。)この機会に、広島花きイノベーション事業推進協議会のLINEオープンチャットを解説いたしました。本協議会の今後のイベントはもちろん、様々な花と緑のイベント情報や、季節のおすすめなどもお知らせしていきたいと思いますので、ご登録をお願いいたします。

  

 そして、最後に世界を舞台に活躍される中三川さんのセンスにあふれたブーケを作っていただきました。地元広島の枝物をベースに今がまさに旬の時期を迎えているマムを合わせて、とても秋らしい、濃い色のお花を組み合わせたシックで落ち着いたブーケとなりました。

短い時間の中で出来上がっていった作品は、本日のイベントが終了するまで会場内に展示し、ご来場のお客様に楽しんでいただきました。

 

 

 

この後、「高校生による花いけ人気コンテスト」を計画しいましたので、中三川さんには、デモンストレーションの後、もう少しお時間を割いていただき、高校生たちの花生けの様子をご覧いただきました。

その様子は、また、別記事でご紹介いたします。

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